今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

フクジュソウが凍えている・藤原岳

2019年06月15日 | 「山」のひきだし
やっぱりこの季節は藤原へ。
ということで、フクジュソウを見に出かけてきました。



聖宝寺へ向かう道すがらにたくさんのミツマタ。


聖宝寺で。


登山道に入ると、またもやピンボケですが。


ミノコバイモ、今年初めて。


昨夜か今朝がた雪が降りました。


聖宝寺道を途中から右の尾根に取り付きます。
お藤の鼻筋?と呼ばれる尾根?


取りついてほどなく、フクジュソウが


出てきました。


あちこちに


いっぱいありますが


この尾根メチャクチャきつい。
雪で足元ぐちゃぐちゃでぬかるんで滑るし、フクジュソウは探さないといけないし。


大変態勢が悪いですが、


つい撮ってしまいます。


せっかく雪の間で咲いているんだもん。


お藤の鼻筋尾根、やっと終わった。小休止。


まるで冬山。




やっと小屋が見えてきました。

こういう天候の時は小屋はありがたいですね。
暖かいところで温かい物を食べると、ふ~こわばっていたものがゆるゆるとほどけるようです。

下山は大貝戸道の南尾根(国定公園境界)を降ります。


こちらは一段と雪が深いのですが、それでもけなげに顔を出しています。










どんどん降りていくと林道に出ました。




大貝戸道に帰ってきました。


行きも帰りも初めての道、それも悪路、雪、なかなかハードなコースでしたが、雪の中から顔を出すフクジュソウはなかなかのものでした。





平成31年4月2日(火)晴れ/曇り

藤原岳



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とにかく散歩をいたしましょう

2019年06月11日 | 「本」のひきだし

ブクログより



気になる作家さんを知るにはエッセーを読むに限る、とは私の考えです。
ということで今回小川洋子さんのを読んでみました。

一言でいうと、真面目。
作品群からもわかるように、想像していた通り、見た目通り、とにかく真面目。

時には羽目を外すとかとんでもないことはやらかす、とかそういうことはなさらない。
真面目に題材に取り組み、真面目に取材をして、真面目に執筆をして、その合間に真面目に散歩する、という生活でしょうか。
まさに想像通りの方のようです。

今後の活躍をますます期待します。


とにかく散歩をいたしましょう / 小川洋子
☆☆☆

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藪漕ぎトレイル・高島

2019年06月08日 | 「山」のひきだし
ちょこっと高島トレイルに行ってきました。
花には早いし、何があるというわけでもないでしょうが。
今回の持ち物に、ゴーグル持参とあります、そうか今回の目的はやぶ漕ぎでした。


白谷温泉をまだもう少し奥まで進みます。


ふと足元に




お天気はすっきりしません。


藪です。


やぶ


そんな中でイワウチワ


一面イワウチワ


つぼみもちらほら


ひたすら藪です。


明王の禿に出ました。


まったく視界がきかず、赤坂山もやめて下山することに。


雨なのか霧なのか。


根開きが進んでいます。






マンサク


三国山への登り口、今回は行きません。






黒河林道へ降りてきました。


林道沿いの桜。


今回の登りのやぶ、秋に下見に来られた時はもっとひどかったらしいです。
春浅いこの時期、まだましだったようですがそれでも、小枝やササがはねたりして、ゴーグルは役に立ちました。

あとひと月もしたら、あたり一面いろんな花が咲き乱れるんでしょうね。
まだ目覚めたばかりの高島トレイルでした。


平成31年3月30日(土)曇り/雨
黒河林道から明王の禿~黒河峠~林道


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手強かった小津権現

2019年06月03日 | 「山」のひきだし
部活動に日々忙しい孫たち、たまたま休みがあり、「雪山に行きたい」というので、どこがいいかなぁ・・・
この辺はもう無いし、ちょっと遠くに行かないとなぁ、でも険しいところはあかんし、と思いついたのが 猪臥山。
いいやん! 登り口へも簡単に行けるし、雪はもちろん、お天気もいいし展望もばっちり!
我ながらよく思いついたと、張り切って出かけました。

順調に高速を走っていましたが、東海北陸に入ってしばらくすると、「美並インターより冬用タイヤ着用」と電光掲示板が。
うそ! 確かに冬型の気圧配置という予報は出ていましたが、そして走っている現時点マッパレで雪のゆの字も無いというのに。

けれどナビの片隅にも清見インターの現在の様子と真っ白な道路の様子が映し出されています。
あちゃー そして美並インターにやってきました。
やはり雪の気配などありません。

ごちゃごちゃいう私に構わず、真っ当なseikitiさんはさっさと降りてしまいました。
「なんでこんなに早うタイヤ替えるのん?」
「行けるとこまで行ったらええやん、別に強制的に降ろしてるわけやないし」
「私の車で来たら良かったな」等々、等々・・・全部心の中のつぶやきですが。

どうするのん? このまま帰るの? 
孫たちは完全に意気消沈、またはふてくされてます。

せっかく出てきたのに、このまま帰るわけにはいかない、でも車は帰る方向に走ってます。
帰り道でどこか山はないか、山はいっぱいあるけど行けそうなとこ・・・

ふっと頭に浮かんだのが《小津権現山》
なぜかわからないけど小津権現や! どんなところかようわからんけど、小津権現に決めた!

めっちゃ長い前書きになりましたが、というわけで小津権現山へ行ってきました。


登山口の駐車場に行くまでに雪が出てきました。
すでにズルズル滑って、途中で止めて歩くことに、やっぱりこの車、雪に弱いかも。
孫たちは雪が出てきて嬉しそう。








完全な雪山。










あそこが頂上?


ここを登ったら頂上か?違った。






やっと今度こそ頂上。








風もなく穏やかな頂上でランチして、写真も撮ってもらってゆっくりしました。


帰りは雪もすっかり解けて




春の山になっていました。




思いがけず、思い付きで登った小津権現。
想像以上にきつかったです。
思い付きで行く山では無いですね。
頂上と間違えそうなところが何回かあって、ここじゃないって、くじけそうになりました。

でも雪があってお天気も良くて、孫との約束も果たせてまあまあ何よりでした。
一時は険悪なムード漂う車内でどうなることかと思いましたが、帰りは道の駅ふじはしでお風呂にも入り、ヤレヤレの一日でした。


2019年3月24日(日)晴れ
小津権現山・1158m 岐阜県揖斐川町





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天才

2019年06月01日 | 「本」のひきだし

ブクログより


今どうしてか田中角栄ブーム?

つい先日もロッキード事件から何十年ということで、取りざたされていたし、特に本書が売れている。
政治家時代の田中さんはよく知らない、なのでちょっと興味がある。
それも田中嫌いであった石原慎太郎による田中角栄である。

生い立ちから少年時代、そして政治家になるまでの足取りが一人称で書かれている。
政治家になって、何かをどうかしたいという激しい野望があったわけでもなく、ただ流れに乗っていつの間にか政治家になっていたというちょっと拍子抜けする部分もあるが、やはり根底には信念があり、人を惹きつけるものがあったのだろう。

人生を狂わされたロッキード事件については、本人の弁からしかうかがい知れないが、実際のところはどうだったのだろう。
最後の最後に無念であったことだろう。

今の政治家と違うところの一つはアメリカに対する姿勢だと感じた。これが事件に関係したのかどうかは定かではないが。
でも偉大な政治家であったことは間違いのない事実だろう。



天才 / 石原慎太郎
☆☆☆

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