今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

最後の図書ボランティア

2018年03月19日 | 「図書ボランティア」のひきだし
3学期最後、6年生最後の本読みです。
卒業をまじかに控えた彼らに何かはなむけとなるような本はないかなと探していました。



1冊目

ブクログより

早産でわずか715gで生まれたちえちゃんは、体が小さく右手と足に障害がある。

お母さんの、たっての望みで、普通の小学校に通う。
低学年の時はお母さん同伴の登校だったが、中学年からは自分一人で通う。

高学年になり、友達関係で悩み、クラスで話し合うことで、みんなの考え、ちえちゃんの思いをもう一度確認し合う。

そうして迎えた卒業式、
万感の思いを胸に巣立っていくちえちゃん、見守るお母さんの思い・・・

歩行具を着けて歩く千恵ちゃんや学校で過ごす様子など、写真で構成された絵本です。
ちえちゃんのとびきりの笑顔がまぶしいです。


2冊目

同じく

あのボブ・ディランが絵本を?
「FOREVER YOUNG」という歌を彼の息子さんのために絵本にされたとありました。


流されることなく 流れをつくりますように

背をまっすぐのばして いつでも勇気がもてますように

きみのゆめがいつか ほんとうになりますように

きょうがきみのはじまりの日

私も本当に、切に切にそう願います
6年生の子供たちに良いはなむけとなりました。

家で読む練習をしている時も、途中でうるっとしてしまうんです。
もう最近本当に涙腺がゆるゆるで、当日は何とかちゃんと読まなくてはと言い聞かせていきました。

孫兄~孫弟と通算7年続けた図書ボランティアですが、私の本読みも本日で終了です。
図書館で本を選んでいるときも、読んでいるときの子供たちの反応も時々入る合いの手など、本当に楽いひと時でした。

ほかのボランティアのお母さん方や先生にも感謝したいと思います。


平成30年2月  6年1組・2組


そして明日はいよいよ卒業式。
孫弟は6年間のうち4年間同じ先生に受け持っていただきました。
そういう事はあまりないことらしいのですが、偶然そうなったのでしょう。
先生は、「また同じ受け持ちでごめんな」とおっしゃったそうですが、孫はその先生をとても信頼して慕っていて、先生もよくしてくださいました。
そんな先生に出会えたことはとても幸せなことだと思います。

いろんなことがあったけど、6年間よく頑張りました。
卒業 おめでとう!!


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12月の本読み、クリスマスの本。

2017年12月24日 | 「図書ボランティア」のひきだし
12月、2学期最後の本読みとなりました。
12月というとやっぱりクリスマス! クリスマスの本は本当にたくさんありますが、ほとんど読みつくされています。
さらに6年生に、サンタさんとかプレゼントとかもしかしたら白けてしまう子供もいるかもしれません。
いっそ関係のない本でもいいのですが、やっぱりねぇ、

ということで見つけたのがこの本

ブクログより


いろんな国のいろんなクリスマス。
みんなそれぞれ好きなものをクリスマスツリーに飾ります。
バナナだったり、シューマイだったり、暖かいミトンだったり。

でも世界にひとつしかクリスマスツリーがなかったら?
大きなクリスマスツリーに世界から列をなして人々が集まります。
自分の一番大切なものをもって。

あなたなら何を飾りますか?
最後に問いかけで終わります。


2冊目は

同じく


きょうというひのためにセーターを編みます。

きょうというひのためにマフラーと手袋を編みます。

昨日降った雪で小さな家を作ります。
ろうそくが入るくらいの小さな家。

きえないように、きえないように・・・
きえないように、きえないように。

きょうという日に祈りを込めて。

荒井良二さんの絵がとってもかわいい、そして静かな静かなお話。
何が起こるわけでもないひとりの女の子の話、ひとりで静かにクリスマスを迎える準備をしている女の子。
何を祈るのかな。


子供たちは、いつのころからサンタクロースの実態を知るのかな?
信じ切っている子供のために、欲しいものを聞き出して、用意したプレゼントを25日の朝早くおきて、嬉しそうに包みを開く
子供を見るのは楽しかったな。

今は、ゲームソフトもパソコンにダウンロードして入手するため枕元に置けない、なんてことらしいです。
あ~あ 夢がないなぁ、なんて嘆いているのは、果たして私の子供時代にサンタさんなんて来たのか定かではない、おばさんです

何はともあれ メリークリスマス


平成29年12月 6年1組




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11月の本読み

2017年11月28日 | 「図書ボランティア」のひきだし
一か月に一度の本読みと言っても、すぐやってくる気がします。
慌てて図書館に行き、本探しです。相変わらず間際にならないとできない私。

1冊目

ブクログより

じいさは毎日山へ芝刈りに、ばあさは寂しくて毎日門口でじいさの帰りを待っています。
ある日、山で見つけたおいしそうな桃をいくつか食べたじいさは・・・
若者になって家に帰ってきました。

それを聞いたばあさ、翌朝自分も食べに山に出かけました。
夜になっても帰らないばあさを心配し、朝になるのを待って探しに行ったじいさが桃の木の下で見つけたのは・・・
赤ん坊になったばあさでした。

それがどうだとか、教訓めいたことは全然なく、それから若者のじいさと赤ん坊のばあさとで暮らしましたとさ、というお話。



同じく


五味太郎さん、またまたなんともはや、です。
三匹の子豚やら、金の斧やら、花さかじいさんなどお馴染みのむかしばなしを、五味さんが脚色してます、自由気ままに。
むつかしい言い回しや、むつかしい言葉も出てきてちょっと子供にはむつかしいかなと思いましたが、やっぱりむつかしかったようです。
《金・銀・銅の斧って女神はIOCの回し者かって・・・ 》わかるかな?



同じく

本当はこれを一番に読みたかったんです。
でも袋から取り出した途端「これ、この間読んでもらった・・・」え~~そうなん?
と残念ながら引っ込めたのでした。
かっぱが頭の皿を割って、「皿、さら、サラ・・・」と探し回り、サラサラのロングヘアーのかつらやサラブレッド、などダジャレ連発の
楽しいお話しだったのにな。
終わって帰り際、出会ったほかの方に話たら、私だったら構わず読んじゃいます、他に本持ってないしとか言って。
そうかそれでもいいのか・・・ でも子供たちは知らない話のほうがいいだろうしな。

予想外の事態が起こり、少々番狂わせな本読みでした。



平成29年11月   6年1組



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しあわせの石のスープ

2017年11月20日 | 「図書ボランティア」のひきだし
図書ボランティア、しばらくぶりですがちゃんと行っております。
9月は運動会など行事があり、回数が少なかったので2学期は10月からでした。

10月に読んだのは

ブクログより


旅のお坊さんたちが一つの村に差し掛かりました。

その村人たちは、災害や戦争などで疲れ果て、お互いを思いやる余裕もありません。
ましてや旅人など、と皆戸口を閉ざしてしまいます。

そこでお坊さんたちは、石のスープを作って固く閉ざされた人々の心を開き、本当の幸せとは何かということを人々に知らしめるのです。

村の片隅で、火をおこし鍋をかけ人々の関心を集め、後は言葉巧みに(と言っても詐欺の類ではありません)スープの材料を集め、おいしいスープが出来上がるころには、村人全員が集まりスープを囲んでの大パーティーが始まるのです。

本当の幸せとは・・・しみじみと心に沁みるお話しです。


固く閉ざされた人の心を開くことは容易ではありません。
面と向かって一生懸命になればなるほど逆効果になるのは目に見えています。
一見、関心のないふりを装い実は人々の関心を引き付ける、という実に巧みなやり方で人々の心を完全につかんでしまって、
人々の心は知らず知らずに開かれている。

物事は急がず、時間をかけてゆっくりゆっくり行えばひとりでに解決するんだよ。ということかなぁ。



平成29年10月    6年1組

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1学期最後の本読み

2017年08月02日 | 「図書ボランティア」のひきだし
1学期最後の本読みとなりました。
7月に入り毎日暑い日が続いています。
少しは涼しくなるかなと選びましたが・・・


ブクログより


日本各地に古くから伝わる民話です。
時節柄ちょっとヒヤッとするお話を。

あるところにおいしいと評判の飴やさんがありました、

ある夜更け、若い女が飴を買いに来ます。それ以来毎晩毎晩・・・
不審に思った飴屋の主人が後をつけていくと、山寺の墓地に消えた・・・

慌てて和尚さんを起こして、事情を説明して、お墓を掘り起こすと・・・なんと!

幽霊になっても母の愛は強い、一途であります。
ますます評判を呼んだ飴屋さんでありました。



平成29年7月11日(火)
6年1組



母にも効く?

毎日口うるさく言われている孫たち、ちょっと反抗期でもあります。
この時は小言も忘れて母も大爆笑!

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