今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

雲取山最高!って病み上がりです。

2018年04月29日 | 「山」のひきだし
乱丸さんに誘ってもらって、楽しみにしていた関東遠征。
しかし3月半ばからまさかの体調不良、何とか回復して行くことになったのですが、
家族からは、このために体調調整していたんやろ、とか疑惑の目で見られて・・・、
断じて違う!それは誤解! 私も半分はあきらめていたし、治っても体力的に自信が無かったし、直前まで迷ったんです、一応。
で、肩身の狭い山行となりました。


でも来ちゃったもんねぇ。駐車地から少し車道を歩く。


登山口の看板、テンションの上がること。


歩き始めてすぐ、廃屋らしき家。


ヒトリシズカがにぎやかに咲いています。しばらくしずかちゃんロード。


廃屋の家が朽ちて、家の内部の一部が残っています。


気持ちのいい、そして歩きやすい登山道。


この道は、別名「将門の迷走ルート」随所に説明の看板があります。
ここは、お湯を沸かしてお茶を飲んで休憩したところ。


堂所、と思いましたが


この広い場所らしいです。


将門はここで、胴を取り、大木の根元に置いたところから堂所だそうです。
しかし、鎧も甲も取って、無防備すぎませんか?


😃富士山だ!


分岐、七つ石山の方へ。


七つ石山の小屋が見えてきました。


水は無料で汲ませてもらいます。
裏のベンチで休憩させてもらいました。


ベンチから、すご~い。


富士山の見える小屋、という売りです。


登山再開。


将門が祈願したとされる、七つ石神社。


建て替えされるらしく、今はありません。
この奥に七つ石の謂れの大きな岩があります。


七つ石山到着。


立派な山標ですこと。
昨年(2017年)その年号にちなんで、雲取山ではいろんなイベントが行われたそうですが、この山標もその時に新調されたのだそうです。


あそこを目指すんですね。


南アルプスの山々。


九十九人のお妃が心身の疲れから自害したところ、九十九人て・・・大変やなぁ。


七つ石山からガーといったん降りて、何とも気持ちのいい場所です。
左側が開けているのは、火災が起きた時、反対側に燃え移らないようにわざと樹木を切ってあるそうです。
このあたりの樹はほとんどカラマツ、秋に来たいなぁ。


1本だけ、防炎地に立つカラマツ、ダンシングツリーだそうです。



ここを歩いているとき、消防庁の赤いヘリコプターが何度も横を飛んで時には、ホバリングして、何かを探しているのか、パトロールなのか、
私たちが、ヘロヘロ歩いているので、心配して見てるんちゃう?という結論に達しました。
つい手を振りたくなりますが、ヘリに絶対手振ったらあかんで!と。確かに。


右が、雲取山?
このあたり、テント場です。
眺めはいいし、平だし、最高です。


奥多摩小屋。


老朽化するも建て替え、維持が困難ということで、来年の三月で閉鎖だそうです。
ここが無くなると、テントもちょっと困りますね。




先に様子を見に行ってもらい、近かったら行こうと。
10歩ほど登ったらありました。地図には立派に載っていますが、この看板があるのみ、地味な山でした。




最後にあれを登るのか・・・


立派な避難小屋。


中もとってもきれい。


わ~い、来られた🙌

山頂はそれほど広くはありませんが、まあまあゆっくりできます。
風もなく日差しがきついので、ちょっと木陰でランチです。
寒いと思って、ラーメンとか、お味噌汁とか持参して、暑くても汁ものは美味しいです。
気になったのは、ガラス瓶とか、プラスチックのごみがあちこちに目についたことです。
最近のではなく古そうでした。拾って持って帰るには・・・🙇、体力が。


名残惜しいですが、帰りましょう。
最後までしっかり歩かなくては。

帰路は、七つ石山を巻いて行きました。
帰りにあの登りはイヤだなと、でも巻き道はやたらと長かった~


どこで撮ったか忘れたエイザンスミレ。


あ~長かった~ 距離はちょうど20km、よく歩けたなぁ。良かった、よかった。
距離は長いですが、登山道は階段もなく、段差もなく本当に歩きやすい道です。
こういう道は下りの膝の負担も少なく、本当にありがたかったです。

明日は両神山、距離は今日の半分ですが、手ごわそうです。体力回復するかな。



平成30年4月19日(木)
雲取山(2017m)・東京都 

小袖登山口(6:28)~七つ石小屋(8:45)~七つ石山(9:29)~奥多摩小屋(10:25)~小雲取山(11:01)~
雲取山(11:28)~小袖登山口下山(16:05)




長~~い。


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犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼

2018年04月25日 | 「本」のひきだし

ブクログより



犯人に告ぐ、2作目。
前回は、巻島刑事がテレビから犯人に語りかけるという異例の捜査を展開したが、結果は残念ながら人質の子どもが犠牲になるという最悪の結果で幕を閉じた。

今回も身代金目当ての誘拐事件が発生。
けれど今回の「大日本誘拐団」と名乗る犯人達は従来の誘拐方法とは手口が違う。
営利誘拐の成功のネックになる身代金の受け渡しの方法に工夫をしたり、振り込め詐欺のセオリーに沿った手順など、緻密に練られた計画は完璧なはず・・・

犯人達と、巻島たちのたたみかけるような攻防戦に読んでいても力が入る。
いったい私は刑事達を応援しているのか、犯人の味方なのかわからなくなっている。
結局、トカゲのしっぽ切りのような形になってしまったので、また続編が読めるのだろう。



犯人に告ぐ2 / 雫井脩介
☆☆☆☆

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病み上がり歩き、繖山

2018年04月18日 | 「山」のひきだし
ちょっと食欲が出てきて、少しずつ食べられるようになってくると、人間の体ってよくできていて、
気力、やる気がわいてくるものなんですね。

天気もいいし、いつまでもグダグダしているわけにはいかん!
という訳で、お手軽に近くの繖山へ出かけてきました。


いつもの猪子山公園を抜けて。しばらく車道歩きです。


少しくたびれかけてショウジョウバカマ。


スミレ

いつもは北向観音を通って行くのですが、長い石段が嫌でぐるっとまだ車道を回り込みました。

するとこんなのが。


らしいです。2号とあるので他にもあるのかと思ったら、これだけでした。


ここから山に入ります。


尾根に出ました。


ずっとほとんどこんな道で、辛い・・・ 大きなお世・・・いえいえ。


ツツジがきれいです。




ここで休憩させてもらいます。


立派な鳥居があるのですが、石段の上に社殿があるとは思えないのです。
確かめに行ったらいいのですが・・・



大きな分岐点、どこからでも登って来られるんです。
私が来た登山口に車が止まっていたので、出会った男性に尋ねると、公園から来たそうです。
この分岐がほぼ真ん中なので、北向観音行って繖山行って帰る、らしいです。

「あの車道、車入ってもいいんでしょうか?」と尋ねると、わからんけど、歩きに来てるのに何言うてるんや、と言われ、
ごもっとも、おっしゃる通りです。

ささ、お別れして先に行きましょう。





右手は安土城跡や琵琶湖。


左手は湖東平野


あれが繖山


ここは樹林帯の中で、展望はありません。
安土考古学博物館や桑実寺方面に降りる道、また逆は観音正寺へ行けます。が本日はここまで、帰ります。





あの山まで。





来るとき気になっていた道の方へ降ります。少し近道みたい。


イワカガミ。


今年お初です。


こんなところにあるなんて。


神社の横を通り、


公園の横に下りてきました。

少し風がきつい日でしたが、いいお天気ですっかり春の山を気持ちよく歩けました。
が、下りの木の階段で久しぶりに膝が痛くなり、筋力の衰えを実感した山歩きでした。う~トレーニング、トレーニング。





平成30年4月13日(金)
繖山(きぬがさやま)



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雨の匂いのする夜に

2018年04月16日 | 「本」のひきだし

ブクログより


シーナさんと言えば旅である。旅と言えば写真、である(本当?)

シーナさんはあまりみんなが行くような観光地には行かない(だからおもしろいんだろう)

寒いところや暑いところや、海辺や山岳地や、日本国内や世界各地、いろんなところを旅して、ふいに出会ったココロに迫る風景や、写真に記憶を頼む気持ちでシャッターをきってきた、そんな写真たちとそれにまつわる文章で成り立っている。

普通知らない人にカメラを向けられたら、警戒心が先に立ってしまいそうなところ、そこはシーナさんのあの人なつっこい笑顔とお人柄で、被写体となる人たちはたちまち自然体になってしまうのである。どの方も無防備な笑顔が素敵。

カメラマンと被写体の良い関係がかいま見える写真集だ。
モノクロというのも、想像をかきたてられいいものだなと再認識する。


雨の匂いのする夜に / 椎名誠
☆☆☆☆





今月の生活クラブの鮮魚

平アジとチコダイ。なんとアジの方がお値段が高いのです。
お造りにもできるとありましたが、身が少なくなってしまうので、塩焼きにしました。
タイも姿焼きにしてど~んと、お値打ちでした。





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東京奇譚集

2018年04月12日 | 「本」のひきだし

ブクログより



珍しく村上さんの本が、返却棚にあり手に取ってみた。

奇譚とは・・・世にも珍しいおもしろい物語、とある。
短編集で、世にも珍しいとか特に奇をてらったものもなく、すらすらと読みやすい。
長編の物語よりよっぽどわかりやすくておもしろい。
あっ、だから奇譚集なのかな。

最後の「品川猿」だけがちょっと異色といえば異色。
まあ悪くはないけれど。
村上作品で、こういう短編集はめずらしいですね。



東京奇譚集 / 村上春樹
☆☆☆


ずいぶんブログもほったらかしで・・・
パソコンを開く気さえ起こりませんでした。
3月下旬から始まった頭痛ですが、4月に入りいったん治まり、と思ったら今度は38度を超える発熱と下痢(尾籠な話で申し訳ありません)
5日に頭痛外来の予約日だったのでそれまで何とか我慢して、これまでのいきさつを話して、
今度はMRIを撮ってもらい、また血液検査をしてもらいました。
やはり脳には異常は見られず、しかし血液検査で細菌の数値がかなり高くてこいつが悪さをしているのだろうということで、
軽い脱水状態だったので、点滴をしてもらって帰ってきました。

そして薬を飲んでグダグダしているうちに、少しづつ、少しづつ回復していき、
火曜日くらいからお腹もすいてきて、恐る恐る何かしら食べられるようになり、
物を食べると、やはり活力が湧いてくるというか、気力も湧いてくるようになりました。

それまでは、いい天気なのに家で、ゴロゴロ・グダグダ・・・
あ~私はいつまでこんなことをしてるんやろ、と思いながらもよし! とやる気が起こらなかったのです。

桜も散ってしまい、山の花も様変わりしていることでしょう。
まあ ぼちぼちやっていきましょう。

それにしても、年明けからインフルエンザ、そして今回の不調、
やはり還暦というのは普通の厄年ではないようです。

心して過ごしたいと思います。


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