今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

台風の合間に伊吹山

2017年10月29日 | 「山」のひきだし
毎週週末はお天気が悪くてイヤになってしまいます。
今週も台風22号の影響で雨です。今もかなりきつく降っています。

そんな合間、好天を見計らって伊吹山に行ってきました。
みんなを送り出し、おまけに保育園の送りまで頼まれてすっかり遅くなってしまいました。


でもいい天気だからいいんだ~

1合目までの道を歩いていると、前方から賑やかな子供たちの声が聞こえます。
ほどなくして追いつきました。

何と幼稚園児たち、地元の子供たちでしょうか。
どこまで登るの?と聞くと、1合目まで~と元気です。
樹林帯だけで終わるのはちょっとかわいそうですが、引率の先生も大変ですよね。



見下ろす。幼稚園児たちが見えます。


マユミの木。


このカーブを曲がると


伊吹山登場。


花がない代わりに赤い実が目につきます。




小休止です。駐車場のおばさんにいただいたミニトマトと飴、
どの駐車場もサービスが良いです。




とにかくマユミの木が多いですね。


トリカブトの残り。

6合目を過ぎたあたりからすごく疲れを感じました。
足が重い、からだがだるい・・・  歩き慣れたら体も慣れてくるかと思いながら歩いていましたがだんだんひどくなるばかり。
もうここで帰ろうかしらん、と思いましたが、いやいやこんないいお天気なのに勿体無い。
だらけてるんちゃうん、などと自分を励まし励まし歩きました。


花にも励まされて。


赤いのは全部マユミです。


霊仙。


右に琵琶湖。


9合目を超えたあたりに鹿よけの柵ができていました。


…着いたぁ・・・
まずは展望を

わっ!  白山、白いです。


御嶽、乗鞍も白い!!
こんな展望いいの初めてかも、登ってきてよかった~

白山を見ながら遅めのお昼にします。
風もなく穏やかな頂上です。私の前にも3・4人ぽつぽつと座り込んで飽きることなく展望を楽しんでおられます。
いつまででも眺めていたい気分です、が遅くなるといけないので腰を上げましょう。


も一度白山。

下りはなんて楽なんでしょう。と最初は調子よく降りて行きます。

すすきの道。



1合目手前のゲレンデ横あたりまで来ると飛ばし過ぎたのか膝が痛くなってきました。
しかしもう少しと樹林帯の中を降りますが、こんな長かったっけ・・・900mと書いてあるけど。
黙々と歩いて

降りてきました。
前の二人がガッツポーズをしていましたので、私も真似して小さくポーズする。

駐車場のおばちゃんが「遅くから行ったわりに早かったね」と言ってくださいました。
もしかしてばてたのは飛ばし過ぎたせい?
一人で歩くとどうしても早くなってしまいます。まだペースがつかめないというか。

そしてあくる日から太ももと向う脛がひどい筋肉痛、私ってこんなに運動不足やった?
ちょっとショックです。

まあなにはともあれ、秋の伊吹山、良い日に歩けました。

本日も感謝です!


平成29年10月26日晴れ
伊吹山   上野より


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錦秋の会津駒が岳

2017年10月25日 | 「山」のひきだし
前日に燧が岳を降りてから、お目当てのお蕎麦屋さんに行くも早々と店じまい。
何軒かあたってみましたがすべて振られてしまいました。

ここらは 裁ちきりそば というのが名物で、今ちょうどおそば祭りをされているらしくあちこちに幟なんかもたくさんあるのに・・・
民宿を併用しているお店もありますが、夕方からは宿泊客のみの対応となっているようです。
コンビニもありません、他に飲食店もありません、どうしましょう。

唯一空いていたお店でラーメンを食べて腹ごしらえをしました。
食料を現地調達しようと思っていた私はちょっと当てが外れ、困った・・・なんかあったかな。

暖かい温泉で温まり「道の駅 桧枝岐」まで移動して、テント泊です。


滝沢の登山口の看板を入っていくとすぐにトイレがあり、そのまま林道を奥へ進んでいきます。
林道の脇に何か所か駐車場があります。


少し林道を歩きます。


最終の駐車場、車はここまで。


登山口。いざ!




ご来光や!


色付いています。


右を向いても



前を見ても


上を見ても


とにかくきれい。足が進まない。


下も見ますよ。



う~ん、言うことないなぁ。




木道も今日は滑りません。気持ちいい!!


振り返ります。


左に燧が岳、わ~うれしいな。昨日行ってきましてん。


ワーワー言っているうちに?、駒の小屋前に着いてしまいました。


駒の大池に逆さ会津駒。

時間も早いのでまずは頂上に行きます。




分岐、帰りはちょっと中門岳の景色を見に行って、こちらから戻りました。


頂上。
周囲はあまり開けてなくて狭い頂上です。お弁当を広げるとか休憩するとかは無理です。
なので、小屋前に広いベンチの休憩所があるんですね。





中門岳に続く道、ちょっと行ってみます。


池のほとりに帰ってきました。チングルマの綿毛をバックに会津駒。


リンドウ。小さいのがいっぱい。
他に、ハクサンコザクラの新芽?葉っぱがたくさんありました。ここの花は白いとか。


駒の小屋、ここでバッジや手ぬぐいなどが買えます。
そういえば燧が岳では何も買わなかったなぁ。
小屋の裏にトイレがあります。

トイレを借りて、小屋の見学をして、前のベンチで食事です。
食べるものが無い無い、と言っていたら皆さんからいろいろ分けていただき、本当に助かりました、ありがとうございました。
お菓子とかはあるにはあるのですが、基本的にお菓子でお腹は満たせないたちでして・・・(;'∀')


そろそろ降ります。


立ち止まっては撮影。何枚でも撮りたくなりますよね。


ゴゼンタチバナも咲くんだ。


♪秋の夕日に照山紅葉♪ まだ夕方じゃないんですけどつい口ずさんで。





歩いているとベンチがあり、大いににぎわっています。
聞くところによりますと、ここを少し降りると水場がありそこの紅葉が絶品!だとか。
水場というと大抵下まで降りるんですよね、そして降りたらまた登る・・・
「だまされたと思って行ってみてください」と、そこまで言うなら行ってみようではないの。

何人も降りておられました。

わ~~


本当だ。


そこのカーブのところが一番ですよと。


納得です。


せっかくだからやっぱり水も味わって行こう。下まで降りちゃった。
水量は多くないですが、


冷たくておいしい。顔洗っているの?

降りたかいがありました。よく見たら水場、の看板もあります。
来るときは気が付かなかった。今度は私たちが勧めようとベンチに戻りましたが、誰もいませんでした。






マユミの実


昨日の燧ケ岳に比べたら本当によく整備された歩きやすい道で、紅葉をきょろきょろ見ながらでも安心して歩けました。

途中で出会ったご夫婦らしきお二人が、樹木に詳しかったので、白樺とダケカンバの見分け方を教えてもらいました。

ダケカンバは木肌が黄色っぽくて木の皮が横にベロンてめくれているのを目印にしていましたが、場所によっては白い幹もあるようで、
一番の違いは白樺の幹には、「への字」模様がありますからそれが一番の目印です、と教えていただきました。
まだそのようなものは見たことがありませんが、覚えておこうと思います。

さらに続きがあるのです。
小屋の前で食事をしていたら、その二人連れのかたが「さっき、白樺にはへの字模様があると言いましたが、ひらがなのか、かたかなのかであのあとちょっともめました」とおっしゃるのです。
こういう方だ~い好きです、大笑いをしてお別れをしました。

今回、ご一緒いただいた々にはしょっぱなから大変なご迷惑をおかけしてしまい申し訳なかったのですが、本当に楽しい山旅でした。
大きな台風もあったし、こんなきれいな紅葉は今年はもう見納めかな。それでも十分です。

皆さん、お世話になりました。
ありがとうございました。


平成29年10月9日(月)晴れ
会津駒が岳・2133m  福島県桧枝岐村

滝沢登山口(5:50)~駒の小屋(9:21)~頂上(9:58)~食事・下山開始(11:24)~水場(12:29)~下山(13:55)





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秋の山始まる、燧が岳。

2017年10月17日 | 「山」のひきだし
10月8日は毎年恒例の地区の運動会の予定でした。
金・土と雨で8日の日曜日は快晴の予報、当然決行されるものだとあきらめて?いたところ、雨が降りすぎてグランドのコンディションが悪く、
運動会は中止になりました、と役員さんから連絡が来たのがお昼過ぎ、
この降ってわいたような幸運を逃さじと、和たんに連絡を入れ、かねてから予定されていた山行に参加させていただきました。

今回の山は行きたい山でしたが、本当にあきらめていて何の下準備も予習もできていなくて、とりあえず出かけた、という感じです。
集合して、道の駅ゆのたに(魚沼市)までひた走っていただき、そこでテントと車中泊です。


今回の行程は御池(みいけ)からのピストンです。
大きな駐車場があります。駐車料金1,000円。




駐車場の奥から歩き始めます。


ツバメオモトの実、秋やなぁ。


登山道。




木の階段、滑ります。

樹林帯を抜けると

わあ~って声が出ます。


広沢田代、池塘が点在しています。


木々が色付いてきました、木道は滑ります。







振り返ります。


チングルマの綿毛が残ってました。


反対側からは見えない標識、ぬかるんでいます。




これも反対側からは見落としそう。


振り返ります。


とにかくすごいぬかるみです。


あっ?着いた? 最初のピーク俎嵓(まないたぐら)


平らなところが無くて少し狭いです。


最高峰に行きましょう。あ~ガスがわいてきました。




燧が岳最高所、柴安嵓。

こちらは広々として、360度の展望です。見えても山の名前がよくわからないのですが、ガスが切れたりかかったり、気長に眺めていると、
結構見えてきます。


尾瀬ヶ原とその奥に至仏山。







景色を堪能していると、和たんと福ちゃんがこの夏、光岳で出会った人たちと再会!
なんという偶然! しばし喜びの歓談をされています。

それからゆっくりランチを食べて下山です。


ツルリンドウ。


あ~またあそこまで登らなあかん・・・




下りはちょうど日差しが紅葉を照らして、朝には無かった景色を見せてくれました。








きれいきれいと上を見上げていると、ずるっと滑って尻もちです。
ズボンの替えは持ってきていないので、汚すわけには行きません。
それでも2・3回尻もちをつきました。

登山道全般、とにかくぬかるんでいて、木道、階段、滑らないように、滑らないようにと気を付けながら、声をかけながらの下りは長くてとっても疲れました。
それでも紅葉はいい時期でした、明日は会津駒が岳です、こちらも楽しみです。


平成29年10月8日(日)晴れ
燧が岳・2356m (福島県桧枝岐村)

御池登山口(8:19)~広沢田代(9:26)~俎嵓(12:19)~燧が岳・柴安嵓(12:51)~~~下山(16:58)

 

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サラバ! 上

2017年10月02日 | 「本」のひきだし




圷歩(あくつあゆむ)君が産まれてから高校生になるまでの話。
といっても産まれたのは父親の赴任先のイランだし、それからもエジプトで過ごし、普通の日本男子とは少し違う。

その歩君が、両親の離婚によって日本に帰ってくる。
家族は猟奇的とも言える姉と、その姉とずっと戦い、やがてあきらめてしまった母親、そのほかおばあちゃんや、叔母さんたち・・・

姉とは対照的にひたすら目立たないように、自分を殺して人の顔色をうかがい過ごしてきた歩、やがてサッカーという打ち込めるものを見つけ、交友も広がり、恋もして・・・
というところで上巻は終わっている。

最初は興味深く、読んでいたが歩が大きくなり思春期になって、話が学校中心になってくるとちょっと飽きてきた。学園ものとか青春小説とかあんまり好きじゃなかったなぁ。
そもそも、直木賞受賞作のベストセラーをなぜ読む気になったのか?
テレビのトーク番組で、作者を見てちょっと興味を持ったからなんだけど、どうかな・・・下巻に期待したい。


サラバ! / 西 加奈子
☆☆☆












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