今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

今学期最後 図書ボランティア

2016年03月24日 | 「図書ボランティア」のひきだし
今日は小学校の終業式です。
先日卒業式があり、そして終業式、あっという間の一年でした。
最後の本読みを忘れていました。



ブクログより


魚が釣れない腹いせに沼に投げた石、それが河童の子供に当たり子どもが死んでしまったと思った河童の親が人間に復習するというお話。

人間に化けて家に入り込み、女の子を追い詰める、ぴしゃっ、ぴっしゃっ、と追いすがる足音・・・
朝っぱらからちょっと怖いお話でした。
動物が出てくる話というのは、恩返しとか人間と友好的な話が多い中で、人間に復習するなどと珍しい話です。
読んだ後、最後の日の本にしては暗くて怖いなあと苦笑い。


そして2冊目

おなじく


またまたファルガさん、見つけました。
前回のファルガさんは、市場へものを売りに行くお話でしたが、今回は自分の農場があまりに騒がしいので、静けさを求めて旅に出る、と言うお話。

旅の途中ででおじいさんや、へびつかいやダンサーを乗せてあげて、それはそれは賑やかな旅です。
ファルガさん、静けさを求めるという目的をすっかり忘れて、楽しそうに歌など歌いながら旅を続けます。 

やがてみんなが目的地で降りてしまい、いよいよ静かなところに着いたとき、そこで気づきます。
牛の鳴き声、上機嫌な豚のなきごえ、卵を産む鶏の声、風のそよぐ音・・・農場ならではのそれらの音はまさに幸せの音、そう気づいたファルガさんは、さっさと自分の農場に帰るのでした。

ファルガさんの、あまり喜怒哀楽を表さない、ひょうひょうとした顔が、たまらなくいい!のです。


平成28年3月8日(火)  4年1組

かっぱ / 杉山亮
たびにでたファルガさん / チトラ・サウンダー 






お彼岸も終わりいよいよ春本番!



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フクジュソウは雪の中・藤原岳

2016年03月18日 | 「山」のひきだし
そろそろ花の便りがあちこちから聞こえ始めてきました。
ここの場合、花というのは桜ではなく、スプリング・エフェメラル(春の脆いもの、春の短い命)と呼ばれる山に咲く可憐な花たちのことです。

やはりシーズンに一度は見ておきたいフクジュソウを見に藤原岳に行ってきました。

8時前に集合場所に行くと、大貝戸登山口の駐車場は平日にもかかわらずあっという間に満車になりました。
皆さん期待しながら身支度を調えて順次出発です。

歩き始めてしばらく行くと

地味~に咲いていました。スズカカンアオイ



8合目の手前あたりから、雪が多くなってきました。
看板の前で少し休憩です。結構雪があります。



いつものところに咲いていました、セリバオーレン。

もうこのあたりからぽつぽつ出て来るんだけど、なにしろ雪が多いです。

雪の薄いところにありました、閉じていますが。


わ~寒そう、

もう少し高度を上げて、雪の少ない斜面で






ここではもう2つほど花を探したのですが、見つけることはできませんでした。
まだ早いのか、もう遅いのか・・・早いんでしょうね。

小屋について新しくできたトイレをお借りして、展望台に向かいます。

朝はいいお天気だったのに、すっかり曇ってしまいました。


展望台より、綿向、雨乞、御在所方面。


御池が目の前に。左奥の白い山は比良。


伊吹山もきれいに見えています。

曇っていますが素晴らしい展望を見ながらランチです。
賑わう展望台で、お花の情報交換などして、やはり雪が多いのでお花探しはあきらめて降りることにします。



雪が緩んできてズルズル滑ります。アイゼンを持ってくるべきでした。


聖宝寺道をお花を探しながら帰ることにします。


セリバオーレンに


ちょっとうつむいたミスミソウ。


セツブンソウもありました!
これだけ見られたら十分です。


名前を付けたいような・・・

結構細いですが、砂利を入れたりしてよく整備された道や、杉の植林帯などを過ぎると

どこを歩くの?というようなところに出ました。
なんとか過ぎると、目の前に突然現れた真新しい堰堤。

あの階段を登るのかぁ・・・


登りきったところで、しばし休憩ののちまた降りて、


やっと登山口に下りてきました。

後はのんびり、聖宝寺の境内を散策させていただいて、帰ってきました。



立派なお寺でした。


せっかく咲き出した花も思わぬ雪に、閉じ込められていましたが、それでも雪を割って顔をのぞかせていた花たちの力強さに感動した一日でした。
雪のおかげで登山道もそれほどぬかるむことなく歩けました。
週末の雨で雪もすっかり解けて、きれいに開花することでしょう。
まだまだ見頃です。


今回もありがとうございました!!



平成28年3月16日(水)晴れ/曇り
藤原岳

大貝戸登山口(8:20)~藤原展望台(11:50)~聖宝寺道~聖宝寺登山口


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営繕かるかや怪異譚と・・・

2016年03月12日 | 「本」のひきだし

ブクログより



古い家には何かしら、曰くがあるようで、いろんな事情でそんな家に住むことになった人達が巻き込まれる、怪奇な出来事を、家の営繕屋さんが解決する、という短編集です。

解決するといってもこの営繕屋さん、むやみに霊を追っ払うのではなく、霊はどうして欲しいのか、どうしたいのかなどををさぐり、霊に納得してお引き取り願うという、親身に霊に寄り添う様に好感が持てるのです。

また霊に悩んでいる人達も心底怯えているわけではないのですね。昔、おじいちゃんが言っていた、何も悪いことをしていなければ、怖がることはない。ということでしょうか。

ということで、怖いお話にはかわりないのですが、今回のは、ちょっとライト?な小野不由美作品でした。



営繕かるかや譚  /  小野不由美
☆☆☆☆



以前、乱丸さんから聞いていた神社に「ユキワリイチゲ」を見に行ってきました。
時期は早いのか遅いのか、神社のどこに咲いているのか、どんな花なのか・・・何の情報もなくふと思いついて出かけたのです。

あ~  あれか? あれか?

見事な群生です。


ちょっと日陰になっているので、すっきり目覚めていません。


その中のかわいこちゃん。




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図書ボランティア

2016年03月11日 | 「図書ボランティア」のひきだし
今回は5年2組、クラスが違うので先週と同じ本でも良いのですが、さすがに3回目となると読み手のほうが飽きてしまいます。
ちょっとジャンルの違う本を借りてきました。



ブクログより


ライオンの親子と、ゴリラの親子、お互いライバル心を燃やしながら島の両端で釣りを始めました。

やがて雨が降り出し、水かさが増し島がだんだん小さくなってきました。
それにつれてライオンとゴリラはしかたなく接近、やがてその島も流されてしまい、あわや!というところでライオンとゴリラは持ち前の力を発揮して、難を逃れお互いの良さを認め合って分かれていく、という宮西さんおなじみのハッピーエンドなお話です。




同じく


大きな広場にある日サーカスのテントが立ちました。
おばけサーカスとあります。
人々はわくわくしながら待っていました。

サーカスの団員は、おばけのおとうさん、おばけのおかあさん、おばけのおじいさん、おばけのおばあさん、おばけのおにいさん、おばけのおねえさん、おばけのあかちゃん。

ある夜、日頃の特訓の成果を、みんなで披露して一夜だけのサーカスが開かれました。
上達したみんなの演技に大満足したおばけの家族は、テントをたたみ、翌朝くらいうちに広場を後にしました。

明るくなって愉しみに集まった人々は何にもない広場で首をかしげるのでした。

楽しいようで哀愁の漂うお話です。


おっとあぶないかわのなか /  文・きむらゆういち 絵・みやにしたつや
おばけサーカス      /  佐野洋子


平成28年3月1日(火)  5-2


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思いがけない樹氷に感激! 明神平~薊岳

2016年03月07日 | 「山」のひきだし
明神平は2度目です。
前回も樹氷を見に行きました。樹氷はきれいでした、青空が欲しかったんですけれどそれは叶わず・・・
それにもまして寒かったことの方が記憶に残っていましたので、今回も防寒はばっちりで出かけました。

大又林道はうっすら白い程度で雪はほとんどありません。
でもその下は凍ってつるつるなので気を引き締めて歩きます。
雪は少ないのですが、何しろつるつる滑るので、早々に簡易アイゼンをつけました。


4~5回渡渉があります。アイゼンをつけているので慎重に・・・

右側に滝が見えてくる頃、

樹氷が出てきました。とっても細かくて繊細。


トゲトゲ。


樹氷のトンネルを行く。積雪もほどよくです。


青空が欲しい~~

など言いながら歩いていると

明神平の小屋が見えてきました。まあこれはこれで幻想的できれいです(負け惜しみ?)
雪は少ないですね、地面の草がのぞいている状態です。
今日はまだ先があるので、風をよけて休憩をして先に進みます。


前回そり遊びをしたところを登っていきます。今日は遊んでいられません。


この森の中が前山。標識も何もありません。吹きだまりは雪が深いですがつぼ足でいきます。


素晴らしい樹氷の中を薊岳へ向かいますが、ここからは踏み跡もなくテープを確認したりしたり、道を外さないように気をつけていきます。

いくつかアップダウンがあり、そのアップがだんだんきつくなって、せっかくの樹氷も鑑賞する余裕が無くなり足下ばかり見ながら歩いていました。
最後の登りを何とか登り、やせ尾根をいくと

薊岳の頂上でした。細長~くて狭い頂上です。


寒いです。寒いけどお腹がすいた~  今日も暖かいうどんをごちそうになりました。

ご飯を食べてちょっと元気が出て、うろうろしていると

雲が切れてきました!  


青空やん!  国見山方面。


純白、きらきら。

わいわいがやがやみんな大感激で、足取り軽く帰ります。


青空。


青い。


満喫。

お天気も良くなってきたし、三ツ塚へ寄ってみましょう、ということになりました。


世界的な?そり大会が行われるという前山ゲレンデを右の方へ行きます。
本当に気持ちのいいところ。


ゲレンデの上部を歩いています。


このあたりの樹氷がまたいいです。
枝が木の下までついていて、そこにびっしり。白い花が咲いているよう。


三ツ塚。

明神平はみんな良く来るけど、明神岳はあまり行かない、せっかくだからと明神岳へも行きます。
つぎいつ来られるかわからないもの。


地図には穂高明神とあります。特に何も祀ってありません。


明神平へ帰ります。


振り返りながら・・・


振り返りながら。


小屋が見えてきました。

東屋で休憩をして、さあもうひとくだり。

明神平から薊岳。


朝来た時とこの違い・・・ 小屋の屋根に粉砂糖をまぶしたように雪が着いているのが最高!なんだそうです。
これでも十分きれいですよ。

明神平のすぐ直下、登りの時も転んだのに、下りもまだ凍っていて転びそうになりました。
あぶないあぶない、気を引き締めて行こう。
今までアイゼンは4本爪でまあいいかな、軽いしコンパクトだし、と思っていましたが、やっぱり自分の身を守るものですから、状況に応じて使い分けなければいけないなと今回、身にしみたのでした。

山歴○十年の先輩が10本爪を履いているのに、ぺーぺーのわたくしが4本とは身の程知らずもいいとこです。
すみません、次から気をつけます・・・

でも無事降りてきて、本当のところ今日は青空はあきらめていたのですが昼から予報通りお天気が回復して、すばらしい景色を堪能することができました。
おそらく今期最後で最高の樹氷、でした。

今回も皆さんに感謝!です。





平成28年3月2日(水)曇り/晴れ
奈良 明神平~薊岳

林道駐車場(8:12)~明神平小屋(10:05)~薊岳・1406m(11:53~お昼)~三ツ塚(14:40)~明神岳・1432m~明神平下山開始(15:41)~下山



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