今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

あの人の台所道具

2014年07月29日 | 「本」のひきだし

ブクログより



著者は、台所育ち読書会、というグループ?の面々。
たぶん台所道具をこよなく愛する人たちだと思われます。
7人の女性作家を選定して、その作品に出てくる道具に目を止めて、同じものを探したり、使い方を研究したり、合羽橋や、京都のお店を訪ねます。どうしても用途がわからないものがあったりして面白い。

また女性作家の選定基準というのが、6つほどあるのですが、
☆美味しいものが好き
☆台所が好き
の2点はやっぱり外せない条件ですね。
で選ばれた作家というのが、幸田文・向田邦子・武田百合子・森茉莉・石井好子・高峰秀子・宇野千代。とそうそうたる方たち。

まずすでにもうおられない方たちが多いので、道具は古いものが多い、でも今でも手に入れることができる。ということは、いい物だということですね。まさに一生物ということです。
今では、軽くてコンパクトなシリコーンや樹脂性のものが便利で、だめになったらすぐ買い替える、という風潮です。

良い道具を手入れしながら長く使う、そういう丁寧な暮らしをする、憧れます。


あの人の台所道具 / 台所育ち読書会
★★★★☆

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ころころころたん

2014年07月26日 | 「暮らし」のひきだし
人工授粉が功をなしたのか、はたまた虫さんたちのおかげか、1本の木に5~6個実をつけました。
毎日毎日、大きくなるのを楽しみにせっせと水をやっていましたが、元気がなくなってきたなぁと思ううちに、枯れてきたではありませんか・・・



まだこれから熟そうというころたんが生っているというのに、どうしたのかなぁ?
根本を見ると、どうやら根腐れのようです。
水のやり過ぎか、害虫のせいか・・・
このままではしょうがないので、まだ早そうと思えるのもとってしまいました。

3本のうち、2本枯れて元気なのは1本だけ、でもこの木には1個しか生っていない・・・
これからいよいよ暑くなってグリーンカーテンの出番なのに、役目を果たせず撤収です。

来年の課題。。。


もう少し早い気がする。


子供の手のひらに乗るくらい。
コメント (2)
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涼やか御在所

2014年07月25日 | 「山」のひきだし
近場で登り甲斐があって、結構涼しくて、なんと言ってもヒルがいない。とこの時期大人気の御在所岳に行ってきました。
武平峠の駐車場に来ただけで、爽やかな涼しい風が吹いています。標高800ちょっと、すばらしい!


いくつかの登山道の中でも最短で行けるという武平峠から行きます。

この道は初めてです。樹林帯を抜けると岩岩した道になり、風が気持ちいい。
林間学校で来ているという元気な小学生たちにパワーをもらって、1時間ほどで林道に出ました。










御岳大権現様。こんなところにこのようなものが・・・初めて知りました。


夏休みでもあり、頂上は涼を求める人たちでいっぱいです。


木陰でランチ。いや~豪華,メインは薬味いっぱいのそうめん。

時間はゆっくりあるので、あちこちぶらぶらして大黒岩に案内してもらいました。
一の谷新道を降りていくと、分岐があってそこを登っていくとありました。


ここも初めて。大昔ロープーウェーから岩の上の人を見かけたのはこの岩だったのでしょうか。
あんなところにいけるんだぁ。と思いながら見てたのに、今日は岩からロープーウェーの人に手を振っていますよ。




鎌や入道が目の前。絶景なのですが足がすくむ。。。

大黒岩に向かう道には本谷のルートから上がってくる道がいくつもあります。
看板には上級者以上と、決していきますまい。

ルートがいっぱいあって、バリエーションに富む御在所、涼しい山歩きでした。
下山後は片岡温泉(今おしゃれな名前になってます)で汗を流して、かき氷。夏だなぁ。。。



平成26年7月23日(水)曇り晴れ
御在所岳・峠道




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金糞岳~白倉

2014年07月21日 | 「山」のひきだし
金糞岳へ行ってきました。
あまり暑くなくて、ヒルがいないなど、いろいろと苦慮していただきSIVAさんに案内していただきました。

高山キャンプ場からさらに林道を進み、登り口に到着。
すでにかなり高度を稼いでいて、涼しいです。


草が生い茂っていて、うっ! 覚悟をきめていざ!


笹が道をふさいでいる。道が見えないところもある。

今日は毛虫も少なそう、というか両脇の笹をかき分けるのに一生懸命。
ブナの木もでてきて時折吹き抜ける風が気持ちいいなぁ、と・・・
見つけてしまった、気持ち悪いもの。
ブナの木に毛虫のミイラ、無数にべったり。この木もあの木も・・・先急ぎます。




ヨツバヒヨドリ








もうムラサキシキブの花

道も開けてきて、上は向かず、足下の花をさがしながら歩いていると、一つめのピーク。


小朝頭と正面に金糞岳。明智光秀は今大変なときだなぁ。


なにもの?アカモノ?

登りのはずなのに、すごく下ってる。帰りはまたここを登るんだな、とまたまた覚悟をして歩いていくと次のピークに着ました。



ほどなく岐阜県側からの分岐、ドルフイーさんはこっちから来るのね。

分岐点にまだワラビが。


ブルーベリー。原種?山の中で自然生えははじめて見ました。それも1本ではなくていっぱいありました。ちょうど食べ頃に色づいていて、一つ食べてみると酸っぱくて少し苦い。品質改良が必要なようです。


奥伊吹スキー場方面。


持っているガイドブックによると、360度の展望とありましたが、それは昔のことらしくて、木が生い茂りわずかに一方が開けているだけ。


ぽっかり、竹生島

少し休憩をして、白倉岳に向かいます。


気持ちのいい稜線です。金糞岳を振り返る。


こちらもあまり展望はありません。
ここで焼きそばと、素麺でお昼です。木陰はありませんがそんなに暑くなくの~んびりしました。


稜線から、こういう山の景色ってあんまり見たことないなぁ。きれい。


途中で大きな網を持ったおじさんに出会った。蝶を捕ってるって言ってました。

時間があったら虎御前山に行ってみたい、とSIVAさん。せっかく近くまで来ているのだから行きましょうよ。


虎御前山とは、戦国武将たちの陣地跡でした。

小谷城に向かって、何人もの武将の陣地が並んでいて

ひときわ広い陣地跡は織田信長、場所ももほかのより2・3倍高いところにあります。

そして、最後の砦

昼夜、小谷城をにらんでいたのでしょう。


この時期、いろんな覚悟はしていましたが特に暑さ対策は怠りなく、と水物、果物は全部凍らせていきましたが、拍子抜けするくらい涼しかったです。家に帰ってもまだ麦茶は氷が残っていたほどです。
金糞岳は滋賀県で2番目に高い山です。でも林道でだいぶん高度が稼げるので割合簡単に登れました。信仰の山とかだったら地元の人たちのお世話で道の整備などしていただけるのですが、残念ながらお世話くださる団体がなく、少し歩きづらい現状です。
でもまた、花の季節や紅葉の時期に訪れてみたいです。
みっちり山歩き、充実した1日でございました。


平成26年7月18日 晴れ/曇り
登り口(8:17)~金糞岳~白倉岳~下山(14:20)~虎御前山


コメント (2)
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ふるさと銀河線

2014年07月16日 | 「本」のひきだし

ブクログより



珍しく高田さんの現代小説。
9編の短編が収められており、題名にある通りすべて鉄道がテーマのお話です。
短編なんだけど、すべてきちんとテーマがあり、きちんとまとまっています(あたりまえですが)

そのテーマも多岐にわたりそれぞれ主人公の人生を垣間見せてくれます。
高田さんはもとは、漫画の原作作家さんだったそうで、これらは漫画の原作として書かれたものを今回小説にされたそうで、断然小説として読むほうが味わいが増すと思いました(その時の漫画家さんには悪いのですが)

≪辛いことや悲しいことが多くて生きにくい世の中で、幸福は遠すぎて、明日に希望を見出すことも難しいかもしれない。それでも遠い先にある幸福を信じていたい。≫
という作者の思いが込められたこれらのお話、忙しい日常の中で忘れがちなことや、見過ごしていることをふっと思い出させてくれるそんなお話です。


ふるさと銀河線 / 高田郁
★★★★☆

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