今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

みをつくし料理帖 美雪晴れ

2017年12月30日 | 「本」のひきだし

ブクログより


本シリーズも9作目です。
今回も忙しいつる家の日常にいろいろなことがおこります。
なんと言っても一番のトピックスはご寮さんのお嫁入りです!

一柳の料亭に嫁がれたのですが、私、一柳とご寮さんのつながりが今ひとつわからないんです。
どこかの章で出てきたはずなのですが、間が空きすぎて失念してしまいました。
確か一柳の旦那さんの看病をご寮さんがされていたのは憶えているのですが、どうして看病を?
まあどうでもよろしいですが。

ご寮さんの後に、新しい女衆が入ってきたり、また新しい料理人もやってきて、澪もいずれつる家を離れるという準備が着々と進んでいきます。
そんな中でも澪は料理人としてどう生きるべきか、どんな料理人になりたいのかとまた悩むわけです。

そこに医者の源齋先生の言葉「食は人の天なり」
食は命をつなぐもっとも大切なもの、ならば料理人として、食べる人を健やかにする料理こそを作り続けたい。
後世に名を残す料理人は澪の進むべき道ではないと。
今きっぱり心を決めたのでした。

そうだそうだ、それでこそ澪さんだ!なんて。
目指す道も決まり、いよいよ澪のするべき事はあとひとつ、大仕事に向かって怒涛の最終章・・・ガンバレ!!

巻末にはお馴染みの小説の中に出てきた料理のレシピとみをつくし瓦版、そして大おまけ、かつての澪の思い人小松原様が遠い旅先で行きずりの旅人を通して澪の近況をうかがい知るという、短編まで付いている、ぎっしり詰まった一冊なのでした。



みをつくし料理帖 / 高田郁
☆☆☆☆


年の瀬も押し迫ってきました。
何やかんやとしなくてはいけないことが次々と頭に浮かび、なんかバタバタしているうちに日が暮れた・・・というような毎日です。
今日は朝から無事お餅つきも終わり、ちょっと固まったら飾りつけをします。

そんなバタバタした毎日でも、あ~ちょっと休憩しよ、とお茶を飲みながら本を読みます。
ほんの5・6ページでも物語の中に入り、現実逃避です。

年末年始は図書館がお休みになるので、それまでに読みたい本を確保しておきます。
3・4冊手元にあれば安心です。
その中に、先ごろ直木賞を受賞された本も偶然あり(借りたときにはまだ決まっていませんでした)何とラッキーなと楽しみにしています。

なんだかんだと言っても、いろいろ好きなことをさしてもらって今年も暮れようとしています。
しあわせなことです(しみじみ・・・)

どうぞ皆さま良いお年をお迎えくださいませ。


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12月の本読み、クリスマスの本。

2017年12月24日 | 「図書ボランティア」のひきだし
12月、2学期最後の本読みとなりました。
12月というとやっぱりクリスマス! クリスマスの本は本当にたくさんありますが、ほとんど読みつくされています。
さらに6年生に、サンタさんとかプレゼントとかもしかしたら白けてしまう子供もいるかもしれません。
いっそ関係のない本でもいいのですが、やっぱりねぇ、

ということで見つけたのがこの本

ブクログより


いろんな国のいろんなクリスマス。
みんなそれぞれ好きなものをクリスマスツリーに飾ります。
バナナだったり、シューマイだったり、暖かいミトンだったり。

でも世界にひとつしかクリスマスツリーがなかったら?
大きなクリスマスツリーに世界から列をなして人々が集まります。
自分の一番大切なものをもって。

あなたなら何を飾りますか?
最後に問いかけで終わります。


2冊目は

同じく


きょうというひのためにセーターを編みます。

きょうというひのためにマフラーと手袋を編みます。

昨日降った雪で小さな家を作ります。
ろうそくが入るくらいの小さな家。

きえないように、きえないように・・・
きえないように、きえないように。

きょうという日に祈りを込めて。

荒井良二さんの絵がとってもかわいい、そして静かな静かなお話。
何が起こるわけでもないひとりの女の子の話、ひとりで静かにクリスマスを迎える準備をしている女の子。
何を祈るのかな。


子供たちは、いつのころからサンタクロースの実態を知るのかな?
信じ切っている子供のために、欲しいものを聞き出して、用意したプレゼントを25日の朝早くおきて、嬉しそうに包みを開く
子供を見るのは楽しかったな。

今は、ゲームソフトもパソコンにダウンロードして入手するため枕元に置けない、なんてことらしいです。
あ~あ 夢がないなぁ、なんて嘆いているのは、果たして私の子供時代にサンタさんなんて来たのか定かではない、おばさんです

何はともあれ メリークリスマス


平成29年12月 6年1組




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雪深い中を、入道ケ原から水谷岳へ。

2017年12月20日 | 「山」のひきだし
珍しく12月の半ばで雪が降りました。
家の周りの吹き溜まりでは、20㎝くらい積もりました。
山ではいかばかりかと思いながら出かけてきました。


永源寺、佐目の集会所の駐車場に車を停めさせていただいて歩き出します。
すでに大雪⛄ 今季初めてのアイゼンを付けて出発。


尾根に出るまで急登で、アイゼンが効きません、というかほぼ新雪なので、ワカンかスノーシューのほうが良かったかも。


お天気は上々、風もなくおだやかです。


結構な積雪です。


先頭はしんどいだろうな。申し訳ありません🙇 


分岐。


入道ケ原あるいは阿ノ瀬山。790.3m
三角点はここにはありません、探しに行きます。


雪に埋まっていました。


ん? 789.1m こちらの方が低いです。




しばらく巡視路を行きます。


木の枝に樹氷らしきものも。


P746を過ぎると鉄塔が現れました。


二つ目の鉄塔の下でちょっと早いランチです。
風もなくポカポカ。


展望。


う~食べ過ぎた・・・
徐々に標高上がっている、苦しい。


水谷岳あるいはカクレグラです。990.1m


埋まっていた三角点を掘り起こして。





帰路はP741を目指して降ります。


ひとつ尾根を間違えかけましたが、無事P741。


また鉄塔をくぐり。


樋ノ谷に降ります。


最後、大変怖い橋を渡り(私は下の川の中を歩きました)
クランクになっていて長いのです。


佐目の若宮神社に降りてきました。


今季初めての雪山、アイゼンを付けるとやっぱり疲れますね。
けれどそれを上回るきれいで、すがすがしい山中。

いろいろな動物たちの足跡に導かれたり、惑わされたり、静は静かな山行でした。

素晴らしい一日に感謝です!



平成29年12月15日(金)

入道ヶ原(阿ノ瀬山)790.3m
水谷岳(カクレグラ)990.1m


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地図読み山行、日本コバ

2017年12月13日 | 「山」のひきだし
松尾谷林道からP557の尾根に乗り山頂を目指し、下りは堂後谷左岸尾根を降りるというコースを歩いてきました。
こんなコース聞いたこともない、ちゃんとした登山道はあるのでしょうか。


永源寺ダムをぐるっと回る山側の道を、昔あった国民宿舎もみじ荘へ行く道を登っていきます。
5・6台止められそうな駐車場があります。


こんな看板があるので、ここまで観光に来る人もあるのでしょうか。
落ち葉がたくさん、紅葉の時期はよさそうです。


最初は広くいアスファルトの林道でしたが、かなり荒れています。




右折して渡渉、ここからとりつきます。
苔むした石がごろごろ、歩きにくいです。


すっかり冬枯れ。




道はあるようなないような、GPSやコンパス必須です。


雪が出てきました。


雪が深くなってきたと思ったら、


頂上。

まだ時間は早いですが、ここでお昼です。
しかしじっとしていると寒い、雪もちらついてきます。
それでも、コーヒー、デザートまでしっかりいただきしばし歓談。しかしさむ~い。
天候が悪いので、当初予定の堂後谷左岸尾根はパスして、手前の通称、永源寺尾根を降りることになりました。


こちらはテープもあるし、標識もあります。


ブナの大木、ここを左にとります。まっすぐ進むと堂後谷。


快適に下っていきますが、最後はやっぱり激下り。
落ち葉が降り積もり、滑る滑る・・・


下界は晴れているみたい。
と言っているうちにやっと林道に降りました。


この秋初めての鈴鹿、晩秋というよりすでに冬の装い、紅葉には間に合いませんでしたが、
安心して歩ける時期になりうれしいです。地図が読めたら山はどこでも歩ける、の山行でした。

本日もありがとうございました!


平成29年12月9日(土)曇り/雪
日本コバ・934m


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サラバ! 下巻

2017年12月08日 | 「本」のひきだし

ブクログより



予約の段取りに失敗して、ちょっと間が空いてしまいましたが、下巻です。

個性的な圷家の日常がまた続くのか・・・
いえ歩くんのお話です。優等生でそつなく生きてきた歩君、大学生になって学生生活を謳歌しているのかと思えば、バイトや女の子との遊びに明け暮れる毎日。

そのまま何をするでもなくずるずると年を重ね、容姿も変わり、かわいくて、もてていた歩くんの面影は無くなっていきます。
髪が薄くなってきた・・・なんて具体的な表現、歩くん、大ダメージです。

お姉ちゃんも、お母さんも、お父さんも、おばあちゃんも、いろいろ、いろいろ、いろいろありましたが、みんな落ち着くところに落ち着いたのかな。
しかしあれだけ問題児だったお姉ちゃんが一番まともになって、歩くんに説教するのにはびっくりしました。

そして両親が離婚をすることになった理由も証されるのですが、私はお父さんは少しも悪くないと思います。
むしろお母さんのほうが悪いんじゃないかとさえ思えます。
そんなことぐらいで、幸せな家族が崩壊したなんて信じられません。

この物語のネックとも言えるこの部分、ちょっと無理があったんではないでしょうか。



サラバ! 西 加奈子





先週の生活クラブ(共同購入)の鮮魚BOXに入っていた魚。
「クロソイ」またまた変わった魚・・・はじめてお目にかかります。
体中ぬるぬるで扱いにくいうえ、骨がたいへん固いです。細かいうろこもあります。
食べ方は、煮物・焼き物と書いてあり、少し塩を振り焼いて食べました。
悪戦苦闘してさばいた割には、身がたいへん少なくて(さばき方に問題?)悲しかったですが白身で大変おいしかったです。

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