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今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

チブリ尾根から南竜山荘

2025年08月11日 | 「山」のひきだし
ブログを続けるかどうか迷っているのにやっぱり記録は残したくて・・・
とりあえず山歩きの記録だけ

今回はチブリ尾根を歩いて別山に寄り、南竜山荘までという、ロングコースに挑戦。
私も歩いたことがなかったので、誘いに乗りましたが、大変でした

27日にお昼ごろこちらを出て、市ノ瀬ビジターセンターでテント泊。いつもは着いてすぐバスに乗るだけだったので、テン場があるなんて知りませんでした。設営をして、向かいの永井旅館でお風呂に入りに行くという贅沢さ、登る前からこんな贅沢していいのかな、なんて言いながら。
夕ご飯を食べて就寝。


いつもはシャトルバスに乗って出発なのに、ここから歩きます。


アジサイがまだまだきれい


ブナかトチの木か、とにかく巨木が多い


展望はほとんどない樹林帯を進む


大きなギボウシ


シモツケソウ


開けてきた


ニッコウキスゲ


チブリ避難小屋 ここで大休憩
しかし静かな尾根でした。ここまで4・5組ぐらいしか出会わず。


小屋から白山がよく見える、気が付いたらガスってた。


終わりかけだけど


別山が見える、分岐手前


分岐手前の御舎利山、ここでランチもどき、休憩ごとに何かしら食べているので、食事という気がしない。


別山への道


分岐にザックを置いて、空身で歩くらくちんさ。


この道はお花畑 まさにルンルンコース


雪渓や青い湖を眼下に




以前、刈込池から別山までピストンしたことがありましたが、こんな方向から来るとは思わなかった。
刈込池まで7kmあまりと標識にあり、改めて遠いなぁと実感。


分岐を超えていよいよ南竜山荘を目指す


お花はまだまだ続くし




歩きやすいなだらかな道だし


写真を撮りながら元気でした








クロユリも出てきて大喜び


マツムシソウまで見られた!

でも元気なのはこの辺りまで。
油坂の頭あたりから藪っぽくなってきて、一瞬小屋が見えたと喜ぶも、さてあそこには道がどうつながるんだと、想像できなくてただ目の前の道を進むのみと、どんどん下る、下る・・・
歩きにくいゴロゴロ石の道をとうとう沢まで下って、は~最後に登り返して小屋かぁ、でも行かねばならぬ。

というわけで何のアクシデントもないのに、到着は17時少し前。やれやれでした。

2025年7月28日(月)晴れ
市ノ瀬ビジターセンター~チブリ非難小屋~御舎利山~別山~油坂の頭~南竜山荘

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悩んでいます・・・

2025年07月24日 | 「暮らし」のひきだし
gooブログが終了する。
早くに通知が来ていました。
多分その時点で、ブログ継続の意欲は無くなっていたように思います。
他に引っ越しをするだとかいろいろ提案はしてくれますが、先延ばしにするほどもういいかなぁと。

でも約14年余りも続けてきたこのブログ、消えてしまうのもなぁ・・・
とりあえず引っ越しだけしておこうか

モヤモヤのこの頃です・・・

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雨天決行!お花見山行・三つ峠山

2025年06月24日 | 「山」のひきだし
前後のお天気は結構いいのに、土日だけぐずつきそう。
梅雨に入ったから仕方がない、この時期にしか見られないという花を求めて出かけました。


ずっと山小屋まで車道です。結構荒れていますが4輪駆動の車はへっちゃらです。
この道が最短距離です

私たちは車道に沿って山の中を歩きます。

立派なブナ


アミガサダケ、何とも言えない形状・・・初めて見ました。


ギンラン


マイヅルソウ 山に中を歩くおかげでいろいろ出会えます。


時々車道を歩いたり


ツチグリ


ドウダン


山小屋を過ぎた途端、ガス


頂上、残念!富士山は見えません。
今回2回目ですが、またも拝めなかった。


幻想的な中を歩く


そしてお目当ての花、カモメラン


ちょっと雨に打たれて元気がないみたい、でも可愛い。


そしてもう一つ、アツモリソウ
 

厳重に保護されています、絶滅危惧種です。ちょっと風情がありませんが仕方ありませんね。

アツモリソウというのは平敦盛に由来するそうで、そこから歌舞伎にまで話が広がり大変勉強になりました。
午前中は雨も降らず、降っても傘をさして歩けるぐらいでよかった。






宿泊宿のトイレ


すごく広くて


広い窓から景色を眺めながら・・・




車で走っている時にうっすら富士山が見えました



2025年6月14日(土)曇/雨
三つ峠山 1785m  山梨県

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鏡の里・いにしえ街歩き

2025年06月10日 | 「暮らし」のひきだし
滋賀の竜王町に鏡という地があります。
源義経元服の地として、数々の史跡がある街で、観光ボランティアさんに案内してもらい歩いてきました。


京都の鞍馬寺から奥州へ向かう途中、鏡の宿のはたごに宿泊。追手の目を欺くため、ただ一人で元服し牛若丸から源九郎義経となった誕生の地とされています。


鏡神社(重要文化財)
義経が元服の時参拝し、源氏の再興と武運長久を祈願したと言われています。




参道にある松、烏帽子かけの松、義経が烏帽子をかけたと伝わる。


義経元服池
元服の時この池の水を使い、またその姿を水面に映したと言われている。


石碑

次にこの地を収めた鏡氏の居城跡に向かいます

途中に祀られている仁王尊 石の仁王尊は大変珍しいと、特別に御開帳いただく。


これも途中にある「宝筺印塔」という石塔(重要文化財)変わった形の石塔です


30分ほど山歩きをすると到着
観音寺城の出城ともいわれていて、ちょうど向かいに観音寺城が見えます。


下に石垣がわずかに残っています


新幹線も見える

最後に向かったのが

平家終焉の地。
ここは野洲市になります。中山道沿いを歩いて少し山の方に行くとありました。
えっ? 平家って壇ノ浦で終わったんじゃないの?
平宗盛、清宗親子は京へ護送される途中のこの地で義経に斬られ此処に胴を埋められたとされています。
え~そうだんたんですかぁ・・・
お墓には840回忌と書いた卒塔婆が置いてありました。どなたか手厚くいまだに法要されているんですね。

昔は東山道、そして中山道と呼ばれた街道沿いの宿場町、鏡宿。
京都から奥州へ、また鎌倉から京都へと向かう重要な街道だったんですね。
車で走っているだけでは知りえないことばかりでした。


2025年6月7日(土)
滋賀県蒲生郡竜王町・滋賀県野洲市



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大峯千日回峰行

2025年06月02日 | 「本」のひきだし

ブクログより


まず、大峯千日回峰行について、
奈良の吉野山、蔵王堂(364m)からスタートして、山上ケ岳(1719m)までを往復、時間は夜中1時過ぎから15時か16時くらいまでかけて。距離にして48㎞。
時期は5月3日から9月22日まで、約4か月で120日を歩く。

山を下りている時に、体を元に戻したり、翌年に備えて体力づくりをしたりして、9年かけて千日を行ずる。
と書くととても簡潔に終わってしまうが、これは我々俗人にとって想像できるものではない。

5月3日から9月22日までは、雨が降ろうが台風がこようが、雷が落ちようが、体調が悪かろうが、休んだり、途中でやめることは許されない。やめるということはそこで命を絶つこと、すなわち命がけである。
山での食事は小さなおにぎり2個と水のみ。
まさに命を削っての修行。

この行に入る前に、百日回峰行というのをやられていて、また少しやり方は違うが、その行で体を慣らしたり、様子を見ていた師匠から、千日回峰行の許可を得る。

平成11年に無事千日回峰行を終えると、翌年今度は四無業(しむぎょう)を行う。
四無業とは、食べない、飲まない、寝ない、横にならない。これを九日間行う。
ただじっと座っているのではなく、一日に、何度か井戸まで水を汲みに行ってお供えするだとか、念仏を20万遍唱えるだとか決まりごとがある。
自分は飲むこともできない水を汲みお供えする、だなんて。これは、千日回峰行の出発場所だった、蔵王堂の中にこもって行われる。

千日回峰行にしても、四無業にしても、人間の限界を超えていると言える。
塩沼さんは、小学五年生のとき比叡山での回峰行をたまたま見て、自分もやるんだと決めたという。
生い立ちは両親の離婚後、病気がちの母親と祖母の三人で、暮らしに困るような生活だったが、周りの人たちの支えで高校まで卒業して、吉野の金峯山寺の門をたたかれた。普通だったら横道にそれても不思議ではない家庭環境で、真っすぐやるべきことをやる姿に、周りの人もいろんな援助の手を差し伸べるという、まさに進むべくしてこの道に入られたように感じる。

千日回峰行の九百九十九日目の夜、眠れなくて色紙に書かれた「九百九十九日、人生生涯小僧の心」塩沼さんの心根は、この一文に尽きると思う。


大峯千日回峰行 / 塩沼亮潤

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