今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

キトラ・東山・旭山・岳

2012年03月31日 | 「山」のひきだし
いつもお世話になっている山の会から、今回お誘いいただいた山は滋賀県東近江市にある表題の山々を縦走するというコースです。
箕川と黄和田に車を置いて、8時半ごろ出発です。どこが登り口かな?と見渡していたら標識も目印もなにもない車道の脇をひょいと山の中に入るのでした。どうしたらこんな登り口を見つけることができるのですか?地図を熟知すればわかるのでしょうか?(すみません、初歩的な疑問で・・・)
なんとなくひょいと入った登山道ですが、キ、キツイ。いきなりの急登で、足の筋肉が悲鳴をあげています。

山の中なのにすごい強風のおかげで?キツイ登りにもかかわらず汗ひとつかくこともなく、キトラ・東山と到着しましたが、山の道標も、三角点もなく、GPSでこのあたりだろうと見当をつけての登頂です。


お地蔵様がお出迎え。

次の旭山でやっと三角点があり、「あっ、やった!」とひとり登頂の喜びをかみしめるのでした。
今朝は家から近いこともあり、それほど早かったわけでもないのに途中えらくお腹が空いてきました。と思っていると頃合いにフランスパンにカマンベールチーズをはさんだパンをいただいて、ちょっとお腹の虫をなだめました。おいしかった~~



旭山と手書きの看板が。

送電線の巡視路に沿ってその後目指すは岳(だけ)だけ。その前に風をよけられる場所でランチをいただきました。
除けたつもりが風は容赦なかったです。皆さん持ち寄りのたくさんのご馳走も飛んでくる枯れ葉を除けながらいただきました。春先は強い風が吹きつけますね。


気持ちの良い開けた場所。


いくつか通過する鉄塔の下は素晴らしい展望で、相変わらず山の名前はよくわかりませんが、「あれは○山、あれが前行った○山」と教えてくださるのを横でふむふむと聞いています。


鉄塔の下で展望を楽しむ。

岳もちゃんと三角点があり、昔は山頂に山の神が祀られていて、黄和田の人たちは年に一度、岳参りといって太鼓を叩きながら登られていたそうですが、今では面影もありません。


岳頂上。

下りてくると神社の鳥居があったり、大きな木にしめ縄がはってあったり、あたりは静寂につつまれていて何だか厳かな雰囲気です。少し行くと黄和田城祉の石積みが残っています。前もって勉強してくればもっと興味深く見られたのにな、と反省です。


神聖な木なんでしょうね。


山を下りたとたん、猪の仕掛けを目にして地元の人たちの獣害対策を思い、いっぺんに現実に引き戻されました。

三月半ば過ぎだと油断して、防寒対策が甘くちょっと寒い思いをしましたが、お天気は良く素晴らしい展望も望めましたし、ひとりでは絶対行くことのできない山歩きができて楽しい一日でした。
ご一緒いただいた皆さん今回もありがとうございました。


平成24年3月21日(水)
キトラ・747m / 東山・790m / 旭山・755m / 岳・781m









コメント (10)
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百舌鳥族(モッズ)

2012年03月29日 | 「う」のひきだし
生活クラブに加入しています。
月に1回「生活と自治」という小冊子が届きます。その中に魚柄仁之助さん(よっぽどお酒がお好きなんでしょうね)の「食べ物の声を聴く」というコラムを愛読しています。

魚柄さんの正式な職業は知りませんが、食べ物に関するお仕事をされているのだと思います。本も何冊か出されていて、炊飯器のお米の上にお釜に合うサイズのざるを乗せて、野菜を入れておくと炊飯と同時に蒸し野菜ができてる、とか普段使うたれは家にある調味料で手作りしましょうとか、台所道具のあり方とか、物を無駄にしない、合理的にという考え方で、節約でもないし、けちくさくもないし、ちょっと目先を変えてみたら・・・なんて便利で楽しいという考え方に感心しています。

今朝のNHK おはよう日本の「まちかど情報室」に先の炊飯と同時に・・・という炊飯器が実際商品化されて紹介されていたので、ビックリしました。

ところで先日届いた「生活と自治」に載っていたのが、百舌鳥族 なんでしょうか??
食品を何でも干してしまう人のことを言うのだそうです。
野菜、魚、肉、フルーツ・・・なんでも干してしまう。もう周知のように、干すことによって保存ができる、かさが減らせる、ぐんと甘味が増しておいしくなるということですね。

百舌鳥はえものを捕まえると木の枝とかに突き刺しておくのになぞらえて百舌鳥族というのだそうです。
な~んだ私も百舌鳥族やったんや~~

先日も畑の大根がもう花が咲きそうなので、千切りは面倒なので、4・5枚に切って干しましたし、サツマイモももう腐りそうなので、干し芋にしようと今ゆでています。

これらは文明の利器が無かった昔には普通にされていたことなんですよね。そういうことを今の若い人たちも実践されているということがうれしいですね。

さあ~~今日は日本全国晴天です。
百舌鳥族活躍の一日ですよ~~

昨日は山へ行って、お昼にしようとひろげたとたん突然雪に見舞われました。一日違いとはとても思われません。


甘く甘くな~れ。

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孤宿の人 上・下

2012年03月27日 | 「本」のひきだし
  
ブクログより


「苦しい時の神頼み」ならぬ「困ったときの宮部みゆき」なのだ。
なにを困るのかというと、さしあたって読みたい本がないとき、図書館の棚をジグザグに2往復ほどしても読みたい本が見つからなかった時など。そんなときは迷わず「み」の棚へ向かい宮部さんに助けていただく。新刊などもちろんあるはずはなく、隙間ができて斜めに寄りかかっている、発行されてしばらくたってちょっと一息ついている本達の中から物色させていただく。
まあだいたい時代小説なら外すことはありませぬ。
そういうわけで、宮部さんに限って新刊が出たといってとびつくということはしない、ということになっている。
閑話休題

風光明媚な四国のさる藩に、勘定奉行の幕臣が罪を受けて永預かりとなる。罪人であってもお偉い方なので粗末にはできず、降って湧いたような大椿事に、振り回される人々。
どこからそんな話を思いつくのかと思ったら、これは本当にあったことらしい。
その事実に、昔から伝わる雷や妖怪の話、不思議なはやり病などをおりこんで、不幸な生い立ちの少女をとりまく魅力的な人々で物語は成り立っている。
舞台はめずらしく江戸ではなく、四国のある地方(限りなく丸亀藩)だが違和感なくいつもながらすっと話に引き込まれていった。くすっと笑えてほろりとさせられる・・・ 
敢えて言えば、人が死にすぎなんじゃないかなぁ。良い人が。

孤宿の人(上) / 宮部みゆき
★★★★☆

孤宿の人(下) / 宮部みゆき
★★★★★

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お彼岸のよもぎ団子

2012年03月24日 | 「う」のひきだし


先日、公園で人を待っていてふと足元を見ると美味しそうなよもぎがあちこちに・・・
普段は道ばたに生えているよもぎは敬遠するのですが(たくさん犬を散歩させていらっしゃるので・・・)見渡す限りこの公園は大丈夫そうだ、というのも管理が行き届いていると思ったからです。なんとおじさんがパンジーの花がら摘みをされていたのです!自分の家のでもなかなかできないのに、すごい!

葉の裏が白い若い葉っぱを片手に山盛りほど摘んで、茹でて刻んですりつぶして。
小豆は和菓子の本で見つけた、浸けておかずにそのまますぐ煮るやりかたは思い立ってもすぐできて、他の仕事をしながらいつの間にか煮えているという簡単な煮かたです。柔らかくなったら砂糖と塩を入れて練り上げます。

問題の粉ですが、以前仕事関係のかたからいただいてそのままにしておいたのをそろそろ使わねば。なのですがなんの粉かわからないのです。上新粉?だんごの粉?片栗粉ではない。要するにもとがうるち米か餅米かということなのですが、今更聞けない、すぐ聞いとけば良かった。まあいいや。

粉に砂糖を入れて耳たぶくらいの柔らかさに練って、蒸す。
蒸し上がったらよもぎの入ったすり鉢の中に入れてつんつくつんつくひたすら混ぜる。(実はこれが結構大変)
適当な大きさにちぎって、丸めておいたあんこを包む。
きなこをまぶして完成!

餅米から作るのは大変だけれど、粉だと手軽にできちゃいます。混ぜるのが大変だったのは蒸しかたが足りなかったのかな?
神様と仏様に御供えして、お隣にも少しおすそ分けして、家で食べたら無くなっちゃいました。
あんこはまだあるけれど、もう一回同じことをする力が無い・・・疲れました。

夕方御供えしたお餅を見てみたらかなりかたくなっています。あの粉は餅米の粉だったのかしらん?売っているお餅はどうしてかたくならないのかしら?

お彼岸のある一日でした。

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図書ボランティアへのご褒美

2012年03月23日 | 「図書ボランティア」のひきだし


先日、図書ボランティアに行っている一年一組のみんなから感謝状とメダルをいただきました。
直接もらったわけではなく、言付けてもらったのですが思いがけないプレゼントで、ビックリしました。
当番の日に、決められた時間に、2・3冊読んで帰るという形で、感想を聞くわけでもなく、子供達はどう思っているのか、どうかすると自己満足になりがちな一方的なこのひとときが、報われたようですごくうれしかったです。

「ボランティアさん、読み聞かせにきてくださってありがとうございます。
火ようびのあさは、みんなどんな本をよんでもらえるかなあとまってました。
一ねんかんありがとうございました。
                    一年一くみより」

と書いてあって、裏を見るとみんなの寄せ書きが貼ってあります。
「たのしい本をよんでくれてありがとう。・火ようびがたのしみでした。・二ねんせいになってもよんでください。」等々
ほんっとにかわいい!! 拙い本読みを聞いてくれてこちらこそどうもありがとう~~

私も今年から始めた一年生、あなたたちと成長していきたいです。来年もどうぞよろしく。

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