今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

自炊。 何にしようか

2024年02月13日 | 「本」のひきだし

ブクログより




自炊って、学生さんや一人暮らしの人が、アパートのキッチンで、簡単なものを作って食べる、みたいなイメージでしたが、かつての料理人が、家でおしゃれな料理を作って食べるのも自炊。

誰がしても自分のために自分が食事を作るのを自炊っていうんだなぁって改めて思った次第です。

・・・生きるというより、どっちかというより死んじゃうから食べるという感じ・・・(あとがきより)

えっ!! 信じられない、本の中に紹介されている料理を、こんなことを考えている人が日々作っているなんて。
普通こんなふうに生きている人なら、材料にもこだわらないだろうし、手間暇かけて作ったりしない、絶対。

保温付炊飯器や電子レンジを持たないというのもこだわりのひとつなんでしょうね。
私が自炊するようになったら・・・怖い。



自炊。何にしようか  / 高山なおみ

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御池岳で御池巡り

2024年02月07日 | 「山」のひきだし
またまた昨年の記録です。
鈴鹿山脈最高峰、御池岳にはその名の通り、たくさんの池があるらしいです。
そんな池巡り歩きに参加しました。


鞍掛峠、お地蔵様の前で衣服調整。


展望がよくなってきました




一つ目の池?? 水が全くありません。低くなっていてくぼみがあると言われれば・・・あるの?


次の池、ちゃんと水がありました。薄く凍っています。


頂上


頂上の展望。




割と大きな池、このほとりでランチとしました。


次に向かったのは、これは今までとは様相が違います。大きくて深そうで、渕もくっきりえぐれていて人工的に作られたかのよう。


水の色が黒い.


こちらも。


天狗の鼻


確かに池だ。


池っぽい。


帰ります。


展望を楽しみながら。 




御池岳にはこのほかにもまだまだたくさん池があります。そのほとんどは登山道を外れて分け入ったところにあります。
ひとりではとても歩けません。
また池には名前があります。でも看板があるわけでもなく、そう言われればそうか~ という感じです。
本日訪れた池は、雫池、奥の池、まゆみ池、元池、丸池、などでした。
奥が深い御池岳です。



2023年11月3日  曇
御池岳

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中央駅

2024年02月04日 | 「本」のひきだし

ブクログより




これはホームレスの話なのか、恋愛小説なのか、それともこういう状況を許している社会への糾弾なのか。

舞台はソウルの中央駅、ある夜、男がキャリーケースを引いて駅舎の片隅にやってくる。周りには似たような先住者がそこかしこに寝ている。仲間入りをした男はやがて一人の女と知り合い、行動を共にするようになる。

彼らの日常やら、生活の様子などが描かれていく中で違和感を覚える。
男に関しての情報が一切無い。男の素性、生い立ち、経緯など、話は一人称で進んで行くので、男の名前すら出てこない。
唯一、周りの人たちの言動から男は若いということだけがわかる。

女にしても名前もなく、目鼻立ちもわからず、半ズボンにサンダルを履いていたとだけ記されている。
後に病気で、夫や子供がある身だということは明かされるが理由は明かされない。
男は、他のものより若い、少しでも未来があるという意味合いで、支援センターの人たちや、機関が手を差し伸べても振り払うばかり。自暴自棄にも見えるが、女と出会ってからは、目的ができたかのようにも見える。それが愛なのか、相哀れみの感情なのかうかがい知れないが。

今回の舞台はソウルだが、これが東京の上野駅でも、何の違和感も持たないだろう(柳美里の小説にもあった)
これでもかこれでもかと暗い部分を暴き出す内容に、最後まで希望が見いだせない展開に目をそむけたくなりつつ読んでしまった。
これは私の知らない世界の話だ、と思っている自分が少し嫌だと思いながら。




中央駅 / キム・ヘジン

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