今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

憧れの三の峰から別山へ。

2017年07月29日 | 「山」のひきだし
銚子が峰へ花を見に出かけてはその頂上から、一の峰、二の峰、三の峰そしてその奥の別山を眺めておりました。
ず~と続いているんだな、行ってみたいなぁ・・・と。

このたび念願かない出かけてきました。ただし石徹白からではなく上小池からです。


駐車場から樹林帯に入ると緩やかに下っていきます。


♪大きな栗の木のそばを・・・♪ 通っていきます。


林道に出て刈込池方面には行かず。


こっち。


中々遠いです。 いざ!


サンカヨウは実になっています。


屋敷跡。 この先に靴底をぬぐうマットがあります。


オダマキ。




ササユリが出てきました~


六本檜で休憩。左に行くと赤兎に続いています。




ぐふふのササユリロード。


ニッコウキスゲも出てきて。


結構群生してます。


ハクサンタイゲキ



シモツケソウの蕾。


あたり一面本当にいい香りで、むせかえるようです。


まだまだ先は長いですが花を見ながら、足取りはまだ軽いです。


クガイソウ




ウツボグサ


グンナイフウロ。


クルマユリ。


ウスユキソウも見つけられた。




お~奥に見えるのは白山、遠いな。


前方右には剣の岩。


ギボウシ


ヨツバシオガマ?


もうマツムシソウが咲きかけています。この花も好き!




やっと見つけたタカネバラ、オツカレモード。






ホタルブクロ


ハクサンフウロ


花を見ながら歩いていたら三の峰の避難小屋。



避難小屋は、広くてきれいで毛布なども常備されているようです。
昨夜泊まられた形跡がありました。
トイレをお借りして、少し休憩して先行きます。小屋の前に石徹白へと続く登山道があります。


ハート型の雪渓と避難小屋。


植生が変わってきまして、ハイマツが出てきました。
ハイマツの間のシャクナゲ。


三の峰、到着~。やれやれここまで来た。


まだまだ道は続くのです。




ツマトリソウ


え~ センジュガンピ? あ~もう限界や。


かわいいですね、道端で励ましてくれます。


ちょっと終わりかけのチングルマ。


イワカガミ


御手洗池のほとりのクロユリ。


池の周りにハクサンコザクラの群生。この対岸にはハクサンイチゲの群生。




足元にゴゼンタチバナ。


着いたかな? え~~石徹白まで18.9km??  今日の行程の約2倍・・・  遠いわ、おまけにアップダウン。


ばんざ~い、とうとう来たよ。バックのいやな雲は別にして、うれしい。


ここにもお宮があるんですね。


きれいな色の白水湖が見えています。

雲は晴れたり曇ったり、まあとりあえずランチにしましょう。
今日は休憩のたびになんか口に入れて食べ通しだったような気がしますが、腰を下ろしてお箸を持つとまた食べられるから不思議。
たくさん歩いたからとか、帰りもあるしとかなんだかんだ言いながら、結構いろいろいただきました。

頂上は予想に反して、人は少ないです。
前後しながら歩いてきた男性が一人と、チブリ尾根を降りて行かれた男女の二人連れのみ。最後は頂上独占でした。


帰りの御手洗池で、逆さ別山。
来るとき、このあたりでカメラの画像容量が満杯で撮れなくなったのです。
頂上でカメラの画像消去、まったく何してるんだか。


ウズラバハクサンチドリ、よく言えました~

ダイモンジソウ


きれいやなぁ。


後ろを振り返ると別山はガスの中。


帰りはマツムシソウがより咲いていました。


下山です。
スプライトを買いました。
下りはあっという間、という訳には行きません。
長かったです、下っても下っても着かない・・・  お花ももう見ませんしね。写真も撮りません、せっかく画像消去しましたが。

急いだ理由の一つ、帰り道の鳩ケ湯温泉が五時で閉まるらしいのです。
まあ間に合わなかったらほかに行ったらいいし、とか言いながらのこさんと乱丸さんの早いこと早いこと、そうでなくても下りの苦手な私は
ヒィヒィゼイゼイついて行きました。

結局、5時前には鳩ケ湯に着いたのですが、念のため聞いてみようと中に入ると「山に登られてお疲れでしょう、どうぞゆっくりお入りください」と
支配人の優しいお言葉、やれやれとさっぱりさせていただきました。
建て直しをされたとかで、とってもきれいな館内で、お風呂もこじんまりしていますがいいお湯でした。

今回の長丁場はいろいろ話を聞いて、覚悟をして出かけましたが、とにかく花の種類が多くて、白山に咲く花は全部見られるんじゃないでしょうか。
というくらいの花を見ているうちに着いてしまったというのは大げさですが、心配していた下りも膝は痛くならず本当に良かったです。

山頂から見えていたチブリ尾根の一部、切れ落ちているような・・・
機会があればあっちからも行ってみたいものです。

乱丸さん、のこさんお世話になりました。
ありがとうございました!

平成29年7月19日(水)晴れ/曇り
別山


上小池P(5:06)~登山口(5:26)~六本檜(6:41)~三の峰避難小屋(9:26)~三の峰・2128m(9:05)~別山平(10:30)~
別山・2399m(11:37)~~~~~~~下山(16:31)





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御在所岳でトレーニング

2017年07月21日 | 「山」のひきだし
いまいちお天気が安定しません。
しかしたまには山歩きしないとね、ということで御在所岳に行ってきました。
お昼から一雨来そうなのでお手軽に武平峠から行きましょう、ということに。





今ではいいお天気


展望所、駐車場は今も私たち以外は止まっていないみたい。





もう道路に出ました。今は花もないし早い。


アゼリア前はガス。
今の期間ロープウェイの点検とかで運転はされておらず、観光客もなく閑散としています。

国見のほうへ足を延ばします。

名前はないけど、面白い岩。


国見峠




国見岳の手前にある石門、私初めてです。
上にも乗れます、ぐらっといきそう。


そして国見岳。


もう少し足を延ばして青岳、ここも初めて。


ここまで来たらキノコ岩にも、ということで


キノコ、ぽろっと取れそう。


う~ん、キノコや。

国見峠からまた戻ります。

こういう階段が実はつらい。


頂上も3組おられたのみ。
実に静かな御在所岳であります。

陽が射すような曇っているような、意外に涼しいので外でランチを済ませ、
下りは初めての道を降りるようです。


御嶽権現にお参りをして、


その裏に回ると・・・登山道がありました。


テープもついています。


すごいシャクナゲの木がいっぱい!全部背が高いので裏からしか見えませんが、満開の時期は見事でしょう。


しっかりした登山道。


雨乞岳への分岐。まっすぐ行くと雨乞方面。


分岐の印のテープ。


看板が出てきました。


降りてきました。




手軽に行きましょうと言われ、まさか武平峠からピストンということはあるまいと思っていましたが、国見岳の先の青岳やキノコ岩、石門など
初めてのところに行き、帰りも初めての道で、しっかりトレーニングができました。

そして下山してさあ帰ろうと車を出した途端、雨がぽつぽつ、そして大雨になりまさに間一髪のというところでした。

雨の合間をぬってのトレーニング登山、本日もありがとうございました。


平成29年7月12日(水)晴れ/曇り
武平峠から御在所岳周回





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花はさておき、.夜叉が池。

2017年07月13日 | 「山」のひきだし
今週は半ばから週末にかけてお天気がいいらしい。
病院や、打ち合わせや何かと自由の利かない近頃ですが、1日くらいなんとか都合をつけて山に行きたい!!

ちょっとくらいお天気が悪くても安心して歩けて、ある程度人が歩いていて、そんなに遠くなく、そういう条件に合う山を私の少ないレパートリーの中から選び出しました。


岐阜県側の駐車場は、日陰の山側はほぼ満車。
この看板の横を降りていくんでしたね。


コアジサイが見頃です。


橋を渡って。


山ではガクアジサイとは言わないのかな。


なんとかショウマ?

2・3年前でしたか、初めて岐阜県側からやっぱり今頃来ました。
その年はマイマイガの幼虫があちこちの山に大量発生していて、なんとこの山では入口のこのあたりでヒラヒラ上から落ちてきたのでした。
ぎゃ~ ぎゃ~言いながら歩きました。
今日は何物も私を悩ませることのないように、アーメン。




すっかり夏山。


と思ったらツツジがまだあったり。


でも緑は濃い。


涼しい飛沫を浴びながら。


おっ! ササユリ、まだあった。


いい眺めです。


草むらの中にもササユリ。こっち向いてよ。


伝説マラニック?何でしょう。
トレランの人が何人かおられましたが、そういう大会でしょうか。


はい!登りはなんとか自力で登ってみます。


ギボウシが出てきました。


水の流れる岩場に来ると、キンコウカですね。


見頃です。


モウセンゴケも。虫をいっぱい捕獲してもうちょっと大きいなりや。


鞍部にでました。


夜叉丸方面。


ニッコウキスゲ、これだけ咲いててくれました。


イブキトラノオとギボウシだけ。


夜叉が池に降りていくと、福井側の木道脇に一輪、貴重です。


本日は暑すぎて夜叉ゲンゴロウの姿が見えないとか。
池の前は人はまばらでしたが、とにかく暑い!とてもここで食事する気にはなれず、休憩だけと腰を下ろし、夫婦で美濃加茂から来たという奥さんのほうとしばらくおしゃべりをして、とりあえず夜叉丸に登って、お昼は帰りに適当なところで食べることにしました。


カラマツソウ





ギボウシばかり


おなじみの景色。


いい~匂いがすると思ったら。


背丈ほどの笹薮のなか、文字通りササユリ。


いいですね。


夜叉丸より




反対側は雲行きが怪しい。


三周方面。

ボチボチ降りま~す。




ヤマイバラ?



ノギランでしたっけ。



う~ん緑が濃い。

結局お昼は登山道わきのちょっと木陰の岩にもたれて、来るときコンビニで買ってきた冷やしラーメン、ごまだれ味をツルツルっと食べました。
こうも暑いと、おにぎりとかパンとかのどを通りません。
ツルツル系の冷たいものがいいですね。


いつもは花が咲き乱れる鞍部で福井のパトロールの方にお話を伺いましたが、時期的に遅いのは遅いですが今年も昨年もニッコウキスゲは不作らしいです。ニッコウキスゲは球根ではないので、一度咲くと3.4年はだめだそうで、見事に咲きそろうのは10年に一度くらい、だとおっしゃっていました。
まあそれほど見事なのはいいですが、来年はちょっと咲くのかな。
あと、チョウジギクという花が、岐阜県側に今頃咲いていますよ、と教えてくださいましたので帰りに注意してみていましたが・・・見つけられませんでした。1・5㎜くらいの猫のしっぽのような花で、菊の花の形状はしていないみたい。

まあまあとにかく、久しぶりに山を満喫しました。
(登り最後の岩場で足が上がらなくて、これではアルプスどころか伊吹山も危ぶまれる・・・と心配になりましたが)

尚、登山口までの林道は7月24日~11月30日まで災害復旧工事で通行止めだそうです。
そうするとそのまま冬季通行止めになってしまうのでしょうか。

とにかくとにかく、本日もありがとうございました。


平成29年7月8日(土)晴れ
夜叉が池


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6月の図書ボランティア

2017年07月04日 | 「図書ボランティア」のひきだし
6月の本読みです。
今回は短めなので3冊持って行きました。
時間の都合で読めたら読もうと思って・・・  廊下で出会った男の児が「今日は何冊持ってきた?」って聞くんです。
う~ん 今年の6年生は無邪気でかわいい! がんばって3冊読みました。

一冊目

ブクログより


少年は日曜日になるとおばあちゃんとバスに乗って、教会とボランティア食堂に出かけます。
雨の日はバスより車のほうがいいと思う少年ですが、バスの乗客からいろいろな学びをおばあちゃんから教わります。

肌の色が違う人、体が不自由な人、若い人、お年寄り・・・
バスの中はまるで世界を凝縮したかのようです。

ボランティア食堂のあたりは暗くて汚くて少年は嫌いですが、そんな中でもおばあちゃんはきれいなものを見つけるのが上手、ビルの間にかかる虹、しなやかに通り過ぎる猫・・・

ボランティア食堂ではいつもの友達が待っています。
ボランティアする人も受ける人もそこではみんな友達なんです。


2冊目

同じく


韓国の作家さんなので、日本の銭湯事情と少し違うところがありますが、あかすりとか水風呂とか。

とにかく絵がすごい! インパクトありすぎです。
すべて粘土細工で作られているようです。ですので立体的、リアルです。
特に天女が素晴らしい? 天女のイメージが変わってしまいますが。

そして訳が長谷川義文さんなので、面白くないわけがありません。
シリーズ化していただきたいくらいです。

韓国にもヤクルトってあるんですね。
日本だったらお風呂上りは牛乳なんですが。


3冊目

同じく

ケチャップマンは何かの役に立ちたいと街を歩く。
フライドポテトのお店で働き始めたケチャップマン、来る日も来る日もポテトを揚げる。ケチャップの出番はない・・・

ある日現れたトマト頭のトメイト博士、ケチャップマンのケチャップを注文。
トマトがケチャップを食べたらどうなる?

絵が愉快な本です。





生活クラブで鮮魚BOXというのを注文しています。
月一回、近隣の漁港から上がった魚が届きます。
届く日の夕方は、容易万端でドキドキしながら待ちます。今日は何が入っているかな~?
最適の食べ方が書いていますが、新鮮なのでできれば刺身にします。
台所中鱗だらけ、身のいっぱいついたあらの山・・・
あら汁が主なのか刺身が主なのかわからない献立です。
今回は、ハチビキ(手前の赤いの)と平アジでした。ハチビキて・・・初めて聞きました、白身かなと思いきや、青背の魚のような感じでした。



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