今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

スイミングスクール・初級クラス にわか登山部、六甲を歩く。

2017年05月28日 | 「山」のひきだし
水泳を習い始めてもうすぐ1年、私は初級クラスの木曜日に行きます。
皆さんもほぼ曜日を決めておられて、だいたい出会う顔ぶれは同じで、顔馴染みになってくると始まる前後とか、レッスンの合間とか(向こうまで泳いでは一言二言とか)言葉を交わすようになり、すっかり打ち解けると日ごろは何してる?とか水泳のほかに何かしてる?とか・・・

そうこう言っているうちに山をやっている人を発見! それも二人。
一人の方は吹田出身で六甲をよく歩いたと、それはぜひ案内していただきたいと頼み込んで、出かけることと相成りました。

吹田出身のSさんは、歩いたのは昔だから歩けるかなぁと、もう一人のKさんは年に2・3回しか行かないからなぁと言いながらも、いそいそと二つ返事で決まったのでした。


JR大阪で、阪急神戸線に乗り換え岡本駅下車。ここから有馬温泉を目指して歩きます。
住宅街を山に向かって行きますがかなりの坂道です。


公園の中を通って、いきなり山に入ります。住宅街から簡単に山の中に入るのでびっくり。


途中にある保久良神社に立ち寄り、安全祈願。
近くの方がたくさん集っておられます。体操をしたり、お喋りをしたり、お参りをしたり。


神社の前から。


いざ!


苦手な階段が続きますね。


先は長そうですね、まずは風吹岩を目指します。


淡路島が見えていました。


ゴロゴロ岩が出てきたと思うと


風吹岩です。


ここへ来るのにいっぱい道があるので、結構にぎわっていました。ロックガーデンを通ってきたという方が多かったです。


ゴルフ場の敷地を通らせてもらいます。反対側の看板を見ると、ハイカーに注意、とありました。


ゲートがあります。

ゴルフ場を抜けて、しばらく行くと

雨ケ峠。
まだ先はありますがお腹が持たない、軽く食べようということになりました。
木陰だしベンチもあり、結構しっかり食べてしまいました。


いいお天気です。緑もだいぶん濃くなってきました。
六甲山山頂まではあと2時間ほど、ほぼ樹林帯の中をひたすら歩きます。


山頂麓の一軒茶屋に着きました。
お店の前は車道、そうです、六甲山は車で行けるのです。休憩前に行ってきますか。


車道を行きます、ちょっとがっかり。


でも絶景が開けてきました。関空なども見えるとのことですが、ちょっとかすんで認識できません。



やれやれ、最高峰到着。
もっとにぎわっているかと思いましたが、あと一組がいるのみ。車で上がってくる人もいません。


山頂からの展望。どこの山が見えているのかな。
Sさんは行ったことがあるからと、下で待っておられます。ボチボチ降りましょう。
なるほど、一度来たらもういいかもしれません。
お店に入って、氷やアイスコーヒーでちょっとクールダウン。あ~生き返る~


3.9kmか、温泉♨が待っている。


藤のトンネルをくぐって

下りはほんとに緩やかなつづら折れの下りで、こんなで本当に下りられるの?というくらいですが、有馬が標高が高いんですね。
登り口の岡本が30m、有馬は360mです。


昔の茶屋跡、東屋があり最後の休憩をします。この辺りは有馬温泉癒しの森というらしいです。


降りてきました。


こんなのや


こんなのがあります。かつては炭酸ガスが噴出していて、近づく虫や鳥が死んだそうですが、今は小さな穴があいているだけです。

下山すると目の前にかんぽの宿があります。
駅の近くに公営の立ち寄り湯があるのですが、火曜日は金の湯が休みなので、ここで入っていくことにしました。
バスの時間があるので慌ただしく出てきましたが、鉄さび色のお湯はちょっと塩辛く、大変いいお湯でした。
時間が許すならもっとゆっくりしたかったぁ、というのがみんなの感想です。


公営の看板。

結局お目当ての芦屋駅行きのバスには乗り遅れ、遠回りでしたが、新大阪駅の高速バスに乗って帰りました。

初めて公共交通機関を利用しての山行、ちょっと緊張しましたが誰も人の格好など気にしていませんね。
帰りはお風呂に入ってさっぱり汗も流しましたし。

六甲・摩耶また須磨アルプスなど、多種多様なルートがあり、アクセスも比較的便利でいいところだなぁ。
またぜひルートを変えて歩きたいと思います。
にわか登山部の第二弾に期待したいものです。

本日もありがとうございました!


本日見つけた花たち、順番に





コウツクバネウツギ(すれ違った人に教えてもらいました)




コガクウツギ、いっぱいあって甘い香りがします。






平成29年5月23日(火)晴れ
六甲山

阪急岡本駅(8:57)~保久良神社(9:35)~風吹岩(10:59)~雨ケ峠(12:13)・ランチ~六甲最高峰931,3m(14:18)~有馬癒しの森茶屋跡(15:42)~有馬温泉下山(16:33)



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不愉快犯

2017年05月26日 | 「本」のひきだし

ブクログより



木内一裕?読んだこと無いなぁと何気なく手に取りましたが、巻末のプロフィールを読んであぁ~「藁の楯」の作者と思い出しました。

藁の楯、内容は忘れましたが読み応えのあるミステリーだったと思います。デビュー作だったんですね。
そしてそれから約10年後の本作というわけです。

読んでみて、一言で言うと『不愉快』です。

犯人も、被害者も、刑事も、登場人物誰一人共感のできる者はおらず、情に訴える内容でもなく、ただただ自分勝手でわがままな人たちが織りなす話です。

ではなぜ最後まで読んだのかと言われると、やはり結末はどうなるのかと野次馬根性です。

そういう点では、作者の目論見は成功なのでしょう。


不愉快犯 / 木内一弘
★★★



孫弟が修学旅行に行ってきました。
奈良と大阪のキッザニア。
限られたお小遣いの中からお土産を買ってきてくれました。
「おい鹿ったよ!」

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奥琵琶湖を歩く、締めは朝日山

2017年05月22日 | 「山」のひきだし
琵琶湖を眺めながら、まったり歩きましょう、という山歩きに出かけてきました。

あぢかまの里に集合して、まず菅浦に車をデポ、登り口の矢合神社に向かいます。
歩き出して、カメラを取り出しいつものように一枚パチリ???
電源が入らない・・・  バッテリーを充電したまま忘れてきた、え~~
今日は📷なし、しばしテンション下がる。
仕方ない、今日はスマホと後は人頼みで行きます。


矢合神社


神社を左に見て歩いていくと獣除けのゲートがあります。

樹林帯を抜けて林道に出ると

ウツギが真っ盛り。


きれいですね。


朴の花。


朴の木の新緑が素晴らしい。


近江湖の辺の道(おうみうみのべのみち)


ちゃんと整備されています。


一番目のピーク、判読不明ですが、このあたりの山は大抵、麓の集落の名前がついているそうで、それならこの辺りは矢田部なのですが。


パークーウエイに沿って行きます。


二番目の山、月出山。いきなりとてもきれいな看板になります。三角点もあります。


時にはパークウエイも歩き。


休憩です。


三番目の山、山田山。


パークーウエイを歩いたり


登山道に戻ったり、低山だと侮っていましたが低山なりにアップダウンがあり汗が流れます。


樹林帯の中でしたが、ベンチを見つけランチです。
お腹って正直で、12時のサイレンを聞くともうたまりません。
木陰はひんやりして気持ちいいです。
デザートは凍ったコーヒーゼリーにホットコーヒーをかけて、、、うん、おいしい! 本日もごちそう様でした。


展望地です。


4座めの鉢伏山。


手前に山本山、奥に伊吹山。


琵琶湖が青い。


覆面レディース。


つづら尾崎に来ました。


パークウエイ折り返し地点です。

パークーウエイを横断して、また山の中へ、最後の朝日山を目指します。

今度は恐竜が出てきました。
廃屋のような建物のわきを通り、つづら折れの道をまっすぐショートカットして、


到着。5座目の朝日山。


奥に見えているのは竹生島。

やれやれ、これですべて踏破できました。
後は菅浦目指して降りるだけです。


ついでなので終点?始点?まで行ってみました。


東屋があり、休憩所になっています。


湖岸をのんびり帰ります。


静かできれいで、自分は今どこを歩いているんだろうとふと思ったりするほど。


帰りのパークーウエイから、歩いた稜線と右奥の竹生島。



菅浦は


大変由緒ある


歴史の集落だそうで


集落のあちこちに当時をしのばせる歴史的建造物が見られました。


行程が長かったり、いつものカメラではないので時間がわからなかったり、また慣れない写真管理アプリでUPがうまくできなかったりで
写真の順番が狂っているかもしれません。
ここは違うんじゃないの? というのもあるかもしれません。ごめんなさい、大目に見てください🙇

ご一緒いただいた方々には、写真をはじめいろいろお世話になりありがとうございました。
近江湖の辺の道、ぜひ続きを歩いてみたいものです。

本日もありがとうございました!

 平成29年5月19日(金)晴れ
 奥琵琶湖山岳コース

 矢合神社~矢田部山~日出山~つつじ丘~山田山~ランチ~羽衣の丘~鉢伏山~つづら尾崎~朝日山~菅浦




ロガー君も調子悪くて、サイズ変更がうまくできませんでした😞


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新学年の本読みです

2017年05月16日 | 「図書ボランティア」のひきだし
新学期が始まり早5月も半ば、今年は6年生に本読み入ります。
私にとって、本読み最後の年になりますか・・・
とにかく気分も新たに1年間楽しみたいと思います。

またしても本の選定に悩むところですが、今回選んだのは

ブクログより


狂言の演目「附子・ぶす」を絵本にアレンジされたもの。

主人から留守を頼まれ、ぶすなるものの見張りを頼まれた、太郎冠者と次郎冠者。
上を吹いてきた風に当たるだけで死ぬ、という物騒なぶす。
そのぶすの正体を見破り、全部食べてしまった二人が立てた作戦、
さて主人は許してくれるでしょうか・・・

「一口食べても死ねないの、二口食べても死ねないの・・・」
とぼけた家来たちであります。

一休さんでも出てきたお話しですが、セリフが狂言らしい言い回しや、(読み手が狂言らしく読めているかどうかは疑問)
長谷川義文さんのとぼけた絵で楽しんでもらえたのではないかと思います。

平成29年5月9日(火)
6年1組

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騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

2017年05月10日 | 「本」のひきだし

ブクログより


一人の男は、目の前の少女が ≪自分の子供であるかもしれない、あるいはそうでないかもしれない、という可能性のバランスの上に自分の人生を成り立たせている。その二つの可能性を天秤にかけ、その終わることのない微妙な振幅の中に自己の存在意味を見出そうとしている》
それに対して私は ≪そんな面倒な企みに挑戦する必要はない、なぜなら私には信じる力が備わっているからだ》
《》内は文中より


この物語に出てくる二人の男について表しているこの表現こそが物語のすべてである、ということかな。
男にはイデアが見えないし、私には見えるというような。

信念を持ち続けて、何年もかかって手に入れたもの、それは揺るぎのないもの、のはず。

イデア・・・理性によってのみ認識される実在。
      感覚的世界の個体の本質・原型。
      または価値判断の基準となる永遠不変の価値 (はてなダイアリーより)

      観念である、姿かたちを持たない抽象的なもの。何かの姿を借りて人の前に出てくる (文中にて作者の解説)

メタファーに至っては、暗喩・比喩はわかっても、それがどうなのだ、という感じ。


メチャクチャ非現実的な、不可解な体験を経て、落ち着くところに落ち着き主人公が手に入れたものは、逆に普通すぎて平和すぎて
「あれ?そんな風に終わるんだ・・・」とちょっと肩透かしされた感じもする。
丸く収まりすぎというか・・・村上春樹も丸くなったというか。


騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編  /  村上春樹


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