今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

新仔うなぎ

2011年08月30日 | 「う」のひきだし
先日連れ合いと「鰻が食べたいね」ということで、初めてのお店でしたが専門店にでかけました。
鰻重を注文すると、おねえさんが「今、シンコウナギがございますがいかがでしょうか?」と言われたので
ふたりで同時に「シンコウナギってなんですか?」と聞きました。

おねえさんが説明してくださるには、お米も新米が採れたら古いのは古米になるのと同じで、新しいうなぎです、と言うことでしたが頭の中は「・・・・?????・・・・・」状態です。

そもそもお米と鰻を同じレベルにして説明するのがわからないし、うなぎの古い、新しいというのもわかりません。
生き物ですから古いのから消費すると思うのですが、なおも食い下がろうとする私を連れ合いが目で止めましたのでやめましたがが・・・・・

せっかくだからそのシンコをいただきました。古いのより320円アップの2100円でした。

感想は・・・おいしいと言えばおいしい。そんなものだと言えばそんなもの。
両方頼んで、比べたら良かったかな。

後から来たお客さんも(年配のおじいさん)も説明を受けて、訳がわからなくてもう最後は半分立腹されてましたが、やはりシンコを注文されました。

帰ってからネットで調べましたら、ありました「新仔ウナギ」と書くんですね。
寒い冬を越していないので、骨も細く、身も皮も柔らかい。主に三河産である。ということです。
そう説明してもらうとわかるのに、「あのお店は店員さんで損をしているな」と自分たちの無知を棚に上げての感想でした。

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腕時計一生もの

2011年08月27日 | 「本」のひきだし

たなぞうより

時計はもはや時間を知るだけのものではないでしょう。車と同じで、ファッション、スタイル重視となっています。

私も、主にファッション重視で、いくつか持っていますが、今思うとどうしてこんなの買ったんだろう?と思うものもあって、引き出しの奥に眠ってます。

作者のような時計好きに語られるとまた、あ~こんなのもいいなぁ~なんて思ってしまいます。

いけない。腕は二本しかないし、時計は片側にしかはめません。


腕時計一生もの / 並木浩一 著

★★★★☆



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サトリ

2011年08月26日 | 「本」のひきだし

たなぞうより

面白かった! 楽しかった!
久々のノワールというのか、暗黒の世界、といっても犯罪とかではなく、合法的な組織が繰り広げる壮大な戦い。

だましあい、不意打ち、拷問・・・
今一緒に食事をしている相手が味方なのか敵なのか、一瞬の隙も許されない息詰まる展開に目が離せない。

そんな物語の主人公は、ロシアの貴族の末裔でありながら、熱い緑茶を好み、日本庭園を愛で、湯をはった浴槽につかり、状況を囲碁になぞらえて分析する日本の心を持った暗殺者。

張り詰めた緊張感のなかで、そういった「和」の部分をほどよく織り込んである。
そういう部分も読みやすさの一因かもしれない。

あとがきを読むと、これは「シブミ」の前日譚とある。後日譚ではなくて。
やっぱり読もうかな、大きい字の「シブミ」

これを読んでいるとき、今公開中の映画「シャンハイ」がオーバーラップした。時代は違っても、混乱の世の中では、常に駆け引きで成り立っているような、やるせない気持ちにもなる。


サトリ上・下 / ドン・ウインズロウ 著
★★★★★


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ファイターへの道 

2011年08月25日 | 「買い物」のひきだし


連れ合いに「これ買って」と言われて購入しました。
お財布はひとつなので私のお金という意味ではなくて、インターネット上での操作の都合上です。(どんな都合だ?)

私はあまり興味はないのですが、届いた商品をさっそく開いているので一緒に見てみると、航空自衛隊の戦闘機のDVDです。
写真見ただけでわかりますが・・・

4枚組になっていまして、内容はちらちら見ていると、パイロットになるまでの訓練、養成の様子みたいです。
映画「トップガン」みたいな美人の講師も、迫力もありませんが、パイロットを目指す若者の気概のようなものはあるようです。

コックピットに取り付けられたカメラから見る映像は確かに迫力満点で、あたかも自分も操縦席に座っているような錯覚を憶えます。

う~ん、でもこれって民間の会社が撮影して販売しているのですが、こういう商売が成り立つのですね?
すごく広い意味で言えば政府の公報みたいなものなんですが、このDVD。

私の感覚でいえば、各地で行われる航空ショーをどこかのイベント会社が取り仕切って入場料をとるのと同じに思えます。
横でぶつぶつ言っていると連れ合いが「うるさいなぁ」という顔を向けてきたのでやめま~す。

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新宿鮫 絆回廊

2011年08月23日 | 「本」のひきだし

たなぞうより

新宿鮫シリーズ、なんと10作目。それも5年ぶり? う~んファンってありがたいものですね、忘れずに出ればこうして手に取っている。

今回の鮫島はいつもと違うぞ?
イメージ的におとなしい。女々しい、慎重だ。
ゆれている、ゆれている・・・
大きなダメージを受けて、立ち直れるのか。

全然関係ないんですけど、これって「ほぼ日」に連載されていたんですって。大沢さんと糸井さんがどうしても結びつかなくて。
他に載せてくれるところがな・・・・・??

あ~関係者の皆さま、すみません。失言でした。
言いまつがいです。

新宿鮫Ⅹ 絆回廊 / 大沢在昌 
★★★★☆

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