今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

はい、泳げません

2020年05月25日 | 「本」のひきだし

ブクログより



オリンピックもたけなわというので(すみません、2016年に書いてます)スポーツに関連する本ばかりを集めたコーナーにありました。
確かに水泳の本らしいけど、泳げませんって・・・

しかし私はビビっときました。
実は私もちょうど水泳を習っていて、クロールの息継ぎで躓いているんですよね。
「まあ、私は泳げないこともないんだよね~」なんて自分に言って借りました。
作者は何を思われたのか40歳くらいの時に、泳ぎたいと思って、プールに行かれましたが、その時は水が怖い、という状況、本当に一からの水泳ですね。
まず、プールというものの認識からです。
他人にしぶきをかけておいて挨拶もなしにさっさと行ってしまう人、水が怖いのでもたもたしていると、さも邪魔だとばかりに後ろから煽ってくる人、
そんな無礼な人たちに心でぶつぶつ言いながらプールとは純粋に泳ぐところ、必要以上に他人とかかわる必要はないと教わります。
さていよいよコーチについて泳ぐ練習、このコーチ女の人ですが厳しいです。
息が苦しいといえば、あなたはここに息をしに来ているのですか、泳ぎに来ているのでしょう、とわかったようなわからないような・・・

その教え方もユニークなものが多く、今までスクールに通っていて(私が)、聞いたことのないやり方や、ふんふんなるほど、となんとなく言われていることがわかることもあります。
すると、今すぐそのやり方を試してみたい、できるような気がする、プールで泳いでみたい、家にプールが欲しい!と思いました。
高橋さんも、試行錯誤を繰り返し、だんだん泳げるようになっていくのです。

これは立派な水泳のハウツー本です。
プールで習ったことを帰ってから思い起こし細かく記録した、立派なルポです。
今度のスクールに持っていって、プールサイドに置いときたいくらいです。
あっ、それはまずいですよね、私にもコーチがおられました。


≪後日談≫
やっぱりこれは水泳の優れた教則本だと思って、アマゾンで購入しました。中古の文庫本で180円。(これしか出てこなかった)
ずいぶん安い教則本です。
おかげさまで今は息継ぎも何とかできるようになり、だいぶん様になってきた?気がしますが、時折パラパラと読んでみると、出来るようになって、あぁ、このことを言っているのかと膝を打つことも多々あり、本当にためになる本です。
これから水泳を始めようと思っておられる方、お勧めです!


 はい、泳げません / 高橋秀実 
 ☆☆☆☆☆

2016/8月

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こういうときは近くの山に・八幡山

2020年05月21日 | 「山」のひきだし
またまたさかのぼっての記録です。
暖かくなってきて、お天気も良くて、でも学校は休みで・・・
家で孫たちの相手をするのなら、一緒に外へ出て過ごしたい、ならやっぱり山が手っ取り早い、ということで今回は近江八幡市にある八幡山へ出かけました。たねやのラ・コリーナの後ろの山塊の北西あたりになります。


このころはまだあまり緊張感もなくのんびりしたものでした。
右手にロープウェイ乗り場を見て、ずっと歩いて行きます。




登山道に入ります。


途中、村雲御所や展望所などあるのですが省略して、頂上です。


どういうわけか、頂上には猫が数匹うろついていて、ザックを下ろしただけでわらわらと近寄ってきます。
ザックの中にはおいしいものが入っているとかなり学習しているようです。
これはたまらんと早々に退散したのでした。




不動明王の分岐。
帰りに寄ってみました。係の方がきれいに管理されています。

帰路は日牟礼神社まで山の中を帰りました。
八幡山は別名「鶴翼山」とも言い、鶴が羽を広げた形に似ているところから名付けられたとか。
頂上には豊臣秀次が築城した八幡山城址があり、琵琶湖を見下ろすとっても展望の良いところなのですが、猫がちょっと残念でした。
後から調べると、三角点や城跡の石垣などがあるそうで、次回探してみたいです。



2020年3月12日(木)晴れ
八幡山(鶴翼山)・280m   滋賀県近江八幡市









≪本日の暦≫

蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ) 七十二候

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

畑仕事がはかどります。

2020年05月14日 | 「暮らし」のひきだし
どんなに良いお天気でもステイホームの今、もうきっぱりあきらめがつきます。
そしてよい塩梅に、畑仕事が忙しい時期です。
気候も良くなって、日中の気温もぐんぐん上がり作物も順調に育っています。


害獣対策に疲れたり、腹を立てたりで作るのをやめた家がたくさんありますが、めげずに作りました。
おばあちゃんの代からずっと続いているイチゴで、品種もわかりませんが、甘くておいしいんです。


最初は横だけ囲っていたのですが、どうも乗り越えて食べられていたみたいなので、上も囲ったら今のところ大丈夫です。
すそからも入れないように、しっかり固定してあります。
ただ収穫するのに中腰にならないといけないので、ちょっと辛いです。


豆もいっぱい。
一時にとれるので、毎日毎日、豆・まめ・マメ・・・・


長さんの紫唐辛子、出そろいました。
植える場所の準備です。

世間のコロナ騒動もなんのその、手をかければかけただけ、ちゃんと答えてくれる野菜たち、ありがとう!!




庭のシャクナゲ。
今年は山に見に行けないのでこれで我慢しておこう。
たくさん咲きました。



《本日の暦》
蚯蚓出(みみずいずる)  七十二候

 まさに畑にミミズはつきものです。
 土を掘り起こしていて、出てくると「ひぇっ」と思いますが、ミミズのいる土壌は良いといわれます。
 土を柔らかくする以外に何か有益なことをしてくれるのでしょうか。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浅間山が圧巻!・黒斑山

2020年05月09日 | 「山」のひきだし
またまた古い記録です、今の状況からは考えられないあの頃でした。(ほんの3か月前なのですが)
雪のある山にと、黒斑山です。浅間山の西側に連なる外輪山の中の最高峰で、浅間山を眺める山だそうで楽しみです。


高峰高原ビジターセンターの駐車場。すでに先着車がいっぱい。



駐車場から左に進んで、ここから登ります。


本日も晴天!  私やっぱり晴れ女?  同行者の皆さんの恩恵です。


遠くに富士山も見えてます!






樹氷も言うことないです。


突然開けて、こまくさ展望台。


展望台から。右端に四阿山。




北アルプスなどが見えているのかな。








浅間山が見えてきた!




わ~~


槍ケ鞘。


中道との分岐、帰りは中道を。






トーミの頭。










火山の名残(まだ終わっていませんが)のような景色です。


黒斑山、頂というより通過点のような・・・というわけでもないのでしょうが、その先の蛇骨岳に自然に進んで行ってしまいます。


こんな樹林帯ならどこまでも歩けます。




ずっと浅間山を見ながら。


蛇骨岳、ここは開けています。


左手には、同定できませんが山々が、ずらっと。




そして正面には浅間山。
噴煙が見えます。


穏やかな日で、たくさんの人たちが寛いでいる頂上です。

中道はより樹林帯なので、雪遊びにはもってこい、普通ならスノーシューなどで歩くところですが、
私は調子が悪いので、初めから持っていかず、のんびり雪道を楽しみました。
2月下旬と言えばまだまだ雪深い時期でしょうに、今年はこのあたりも雪は少ないみたいで、浅間山もすでに春先のように縦じま模様になっていました。
今回は浅間山のインパクトが強すぎて、登った黒斑山の印象があまりにも薄いというか実態がつかめていないのでした。

今日、写真を見返してみて、今の現状と比べてあの頃は夢のようだったなと改めて思う次第です。


2020年2月24日(日)晴れ
黒斑山・2404m 






《本日の暦》
蛙始鳴(かわずはじめてなく)  七十二候
  田んぼに水が張られると途端にカエルの合唱が始まります。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スティグマータ

2020年05月03日 | 「本」のひきだし

ブクログより


サクリファイスシリーズ、4作目?
ロードバイクレースのお話しです。

今期もチカはツールド・フランスを走ります。
しかし今回のレースはなんだか不穏な雰囲気、
ドーピングの発覚で失墜した英雄が復帰する、だけでも周りはなんだかおかしなムードなのに、この選手をめぐり、過去の事件やらまた別件やらで、恨みに思っている選手が多数、おのずとチカも巻き込まれてしまいますが、果たしてレースには影響しないのか、優勝するのはどのチームか?
と今回はレース以外でのいざこざが前面に出てくるため、レースの緊迫感や、レース自体の描写が少なかったのが物足りなかったです。

しかしチカは、来年の契約も早々に決まったことだし、次作もあるということですね。
期待したいです。
しかし近藤史恵さんも引き出しの多い作家さんですね、決して多作ではありませんが、時代物やミステリーやあと梨園ものなど、幅広いジャンルで活躍されています。
このロードバイクレースのシリーズもかなり本格的で、臨場感あふれる内容です。


スティグマータ  / 近藤史恵




連休に入り、気温はぐんぐん上昇。
夏野菜の植え付けできました。


孫たちも手伝ってくれました。

紫の唐辛子は、今日やっと2個芽が出ました。植え付けはもう少し後です。


≪本日の暦≫
牡丹華(ぼたんはなさく)  七十二候
 立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花と言われる通り、日本の花の代表格ですね。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする