今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

男鬼山・向山

2016年02月27日 | 「山」のひきだし

ジオンさんの軌跡いただきました。

何とも勇ましい山、彦根市にあります。地図にも載っていますがルートは書いてありません。
鳥居本に集合して、峠に向かうはずがゲートが閉まっていて、そのまま真っ直ぐ多賀のほうに進み、ぐるっと霊仙の登り口落合の廃村にやってきました。
え~こんな道につながっていたのね~


霊仙と反対側、廃村の中を歩いていきます。


村だと思ったら町でした。男鬼町(おおりちょう)といいます。


立派な道に、家々も外見は朽ちることなくきれいそうに見えます、が廃村です。
普段はひっそりしているでしょうに、今日は賑やかです。


比婆神社の鳥居。


えっ!山へ行くんですけど・・・乙姫様が待ってる?


林道をショートカットして山道に入ります。


出ます。


植林地を抜けて、自然林に出ました。
苔むした石がきれいです。フクジュソウが咲いていそうな地形。


気持ちのいいところです。


名前はありませんが、ピーク。


西の方面。フジテックの試験塔が見えます。琵琶湖はどうかな・・・


向山。展望はありません。でも山の看板がちゃんとあります。



少し遅くなりましたが風がよけられるところでランチです♪
大勢でわいわいがやがや、いろんなおかずが出てくる出てくる・・・ごちそうさまでした。

お腹がいっぱいになりましたが、まだこれから男鬼山を目指さねばなりません。
登りはキツイです。
植林帯の道無き道を歩き、またドリーネなど見ながら

着きました~


枯れ木が林立する荒涼とした頂上です。おまけに雪もちらついてきました。



展望地に寄ります。珍しい方位を刻んだ石。



少し下がると、霊仙が見えました。雪が少ない。
さっ帰ります。



車道に出ました。時々車が走っていくのがうらめしい・・・


車道から男鬼山を見ます。山中の白くなっているところ。

後は車道を延々とおしゃべりをしながら竜宮の看板のあったところに合流し、落合まで帰りました。

地図を見ながら見ながら、歩いていたのですが、何しろルートが無い登山道、やっぱりGPSを持っている人に頼ってしまいます。とても個人では歩けないむつかしい山行でした。

みなさん、ありがとうございました。



私がとっていた軌跡。


平成28年2月24日(水)曇り時々雪
男鬼山・向山   彦根市


落合登山口(9:30)~ピーク(12:20)~向山(12:50)~男鬼山(14:10)ランチ~下山(16:10)

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富士山を見る山・その3  三ツ峠山

2016年02月23日 | 「山」のひきだし
昨日は観光の後、「なるさわ道の駅」のそばの温泉でお湯につかり食事をしてゆっくり過ごした後、なるさわ道の駅で車中泊です。泊まりだと帰宅を急がなくていいのでゆっくりできていいですねぇ。

新しい道の駅のようでトイレもきれいでした。隣に石の博物館があり、外にも大きな石が展示されていました。

翌朝は5時起床、三つ峠登山口に移動します。道中薄暗い中、ぼんやりと富士山が見えました。


林道を行く道。
駐車場にはいっぱい車がありましたが、人影は無し。山荘に宿泊?


林道の車の轍を歩きます。


ひたすら林道を歩きます。これがまた結構な傾斜でふーふー言いながら歩きます。
衣類調節をしたついでに、簡易アイゼンもつけることにします。よく効いて歩きやすいです。


山荘のジープが通ります。車で行ってもいいよ、と言われても私の運転技術では無理です。
カーブだらけで、石がゴロゴロ、ものすごい傾斜・・・歩いていきます。


樹氷が出てきました。


山荘の看板、山荘は近い?


樹氷に囲まれた三つ峠山荘。


こちらに行くと天上山のロープーウエイ。

山荘の横を登っていくと、展望台のようになっており昨夜からセットされているのかカメラの三脚が2・3台霜にまみれて据え付けられています。富士山の撮影ポイントであるようです。
が・・・富士山は雲の中。展望はまったくありません。
泊まり込みで撮影に臨まれていたカメラマンが、口々に「今日は晴天の予報だったのに・・・」
まったく同感であります。

小屋をぐるっと巻くように歩いていくと、

四季楽園の小屋が見えてきました。

ベンチの右手に三つ峠駅から登ってくる道があり、岸壁がそびえ立っています。岸壁に取り付くクライマーを頭上に見ながら歩く、という登山道ですね。滝も凍っていました。


最後の登りはこんな階段。


長い霜柱を踏みながら。


頂上付近には電波塔がいくつもあります。


この後ろにどか~んと富士山があるはず・・・(泣)

おやつを食べながら、四方を見渡して、少し明るくなってきたとか、ガスの流れをみたりいくら希望的観測をしても、当分富士山は姿を現さないだろうと、残念ながら降りることにしました。


樹氷はきれいでした。

山荘まで降りると、カメラマンの人たちもあきらめて降りる支度をされていました。
林道で追いつかれた方に写真を見せてもらいましたが、富士山ばかりを撮っておられて、まさに絵はがきと見まがうばかりの写真ばかりで、これだけの写真を撮るために費やす労力と時間を思いやり、ここまで人々を魅了する富士山を改めてすごいなと思わざるを得ません。



さあ、またまた観光です。
忍野八海、一番端の池、前回はここまで来ませんでした。(暗くなってしまいました)


なんて良いお天気になったの・・・
こっちは反対側の端の池、逆さ富士がちょっぴり。


次は浅間神社(せんげんじんじゃ)へお詣り、浅間神社はあちこちにあるようです、もちろん富士山頂にも。
今回お詣りしたのは、富士吉田にある北口本宮富士浅間神社です。


ぱっと目をひく変わった形の鳥居。足下がかわってますでしょ。


すごく古くて由緒のありそうな神社です。
今回の山旅のお礼参りをして、もう帰るだけです。



双葉SA、展望台より見納め。


八が岳も。


走っている間も、八が岳、南アルプス、北アルプスも見ながら帰ってきました。


山のお天気はやはり予報通りにはいきませんね。
でも欲張ってもきりがないので・・・また次回のお楽しみにと言うことで。

今回もいろんな人たちに・・・ありがとうございました!!




平成28年2月18日(木)曇り
三つ峠山(山梨県) 1785m

三つ峠登山口バス停よりピストン(7:00~10:00)


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富士山を見る山、その2・毛無山

2016年02月22日 | 「山」のひきだし
真っ白い富士山を見に行こう、と先月に引き続き出かけてきました。
毛無山・・・富士山の周りには二つか三つ毛無山はありますが、(全国にはもっとあるらしいです)今回登ったのは朝霧高原の近くの二百名山の毛無山です。
毛無山・・・ご一緒する人によったら気を遣う名前ですが今回は気を遣う人はいません。


麓の駐車場、駐車料金500円を柱に入れておくと帰りに領収書が挟んでありました。

林道を進むとすぐに登山道になります。樹林帯の中をしばらく歩くと

大きな岩が出てきました。はさみ岩とありました。切るはさみではなく岩に挟まれる・・・ということかな。

来る途中の道路の温度計は-8度と出ていましたが、とってもいいお天気で歩き出してすぐ暑くなってきました。
とにかくず~と登りです。頂上を目指しているのですから当たり前と言えば当たり前ですが、巻き道というのか平坦な道がありません。
直登です。それもロープのある岩場が連続、段差が大きい・・・


降りるのが心配な岩。




木々の間からチラチラ富士山を見ながら行きますが、太陽の位置と重なりまだぼんやり。


不動の滝見晴台より。もう少し上から見ると滝壺が二つ見えました。


やっと5合目。ふ~まだ半分・・・

雪はまだらで滑る心配もなく、その点はありがたいのですがきつい登りはまだまだ続く・・・と、

疲れがいっぺんに吹っ飛ぶぅ。もう言葉もなくみとれる、富士山展望台より。


富士山を堪能してしばらく行くと分岐につきました。やっと稜線に出てちょっと平坦な道になります。
途中、北アルプス展望岩がありましたが、あちら方面のお天気は悪いらしく展望は望めなかったそうです。
(私は下で待機していました)


雪も深くなってきましたがアイゼンを付けるほどではありません。


到着~~ 樹林帯の中だと聞いていましたが、とても広くて開けた頂上です。


頂上より少し下がったところから、素晴らしい。。。


展望レストラン、貸し切りです。
途中から、体が重くて、足が重くてどうしてこんなにしんどいんだろうと思っていましたが、シャリバテだったようです。
熱い春雨スープの中にご飯を入れて春雨雑炊にして、サンドイッチも食べて、ようやくお腹をなだめました。
ごちそうさまでした。

駐車場には1台車が止まっていましたが、地蔵峠のほうへ周回されたのか姿は見えませんでした。

こんなに良いお天気で、こんなに展望の良い山だし、もっと賑やかな山だと思っていましたが静かな山でした。
下山中、だいぶん降りてからご夫婦らしい二人連れに出会っただけでした。

明日は三つ峠山に行きます。
お天気も快晴の予報だし、楽しみ。。。


平成28年2月17日(水)晴れ
毛無山 1945m (静岡県・山梨県)

朝霧高原さわやかパーク(車中泊) 麓登山口よりピストン




下山後、観光です。白糸の滝。


滝の上に富士山が見えるはず、雲がかかってきました。


観光その2、青木ヶ原の樹海にはこういうのが他にもたくさんあるそうです。


自然が織りなす造形美。




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純平、考え直せ

2016年02月16日 | 「本」のひきだし

ブクログより


私の場合、小説というのは、作者と題名で半分ほど興味をそそられます。
今回の題名もインパクトありました。

以前、朝井リョウの「霧島、部活やめるってよ」にも衝撃を受けましたが、同じような題名ですね。

まず個人名が入っている。
誰かに語りかけている。似ていますね?

「霧島・・・」のほうは題名から察するに学校生活、青春もののような気がして未読です。朝井くんはまだ若いし、今後も読む機会があるでしょう。

一方、奥田秀朗はだいたい作品は読んでいるお気に入りの作家さんなので迷わず手に取りました。

う~んやくざの世界のお話ですね。その世界は怖いのですが、いつもの破天荒なとんでもないお話、というものではなくてややおとなしめ、ストーリーもありふれている・・・ふ~んそうか~という感じ。
題名そのものでした。


折しも今、遅まきながら「ナオミとカナコ」を読んでいます。
先にドラマを見始めたのですが、やっぱり本の方がおもしろいですね。
区切られずにどんどん読めるし、もうすぐ追いつくぞ。
でもキャスティングはぴったり、素晴らしいと思います。




純平、考え直せ / 奥田秀朗
☆☆☆








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寒かったぁ~~ 綿向山

2016年02月13日 | 「山」のひきだし
今シーズンも綿向山の樹氷は見に行かねば、いつがいいかなぁと思っているところにお誘いが、
一人より大勢で行った方が楽しい、ということで行ってきました。

朝起きるとあたりはうっすら雪景色、でもシャバシャバなのですぐ溶けて予定通り天気は回復するでしょう、と思い駐車場に着くと、雪が舞っています。これは新雪歩きもできる、と期待しながら歩き出しました。


三合目に向かう林道。だんだん雪が深くなってきました。


今年は山頂の神社が遷宮されます、式典は4月です。三合目の小屋の中で。


7合目でアイゼンをつけます。すでにスノーシューを履いている人もいます。
いよいよここから冬道、樹氷もきれいになってきました。

新雪の下はガリガリに凍っていて簡易アイゼンが効きません。前爪のあるのをつけている人もいて「あ~あれで蹴りこんでいったら楽だろうな」とうらやましく見ていました。


きれいなところなのに、いつもゼイゼイ歩くところ。


ちょっと休憩。


樹氷のトンネルを抜けると、


頂上です。


夏道の階段を上ったところの鳥居も新調されています。


残念ながら展望はありませんが、はじけています。寒いです。


あ~青空が欲しい、寒いです。


寒いですがきれいです。


本日のランチ。その前に持っているすべての衣類を着ました。


お腹もいっぱいになり、今年初めての雪遊び♪


ふっふ・・・  今年もくぐってしまいました。


そして帰りは

トレースを見つけ滑る~~


今年初めての雪遊び、とっても寒かったけれど楽しい一日でした。
ありがとうございました!



平成28年2月10日(水)雪/曇り
綿向山

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