今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

12月のお菓子、ガトーノア

2014年12月20日 | 「お菓子教室」のひきだし



お菓子教室、なんか久しぶりにアップする気がしますが、毎月一回ちゃんと通っているのでございます。はや12月、中級コースも9回目、今回作ったのは「ガトーノア」ガトーはお菓子、ノアはクルミの意味だそうです。

その名の通り、くるみ入りの生地を焼いて底に敷き、くるみ風味のムースを流し入れ、その中にはりんごをキャラメリゼして入れます。 まさにクルミいっぱいのお菓子、ナッツや木の実が好きな私にぴったりのお菓子です。


焦げる寸前までカリカリに砂糖で煮詰めたクルミと、ソテーしたリンゴ。
クルミは細かく砕いて生地に混ぜて焼きます。

う~ん中級のお菓子のパターンがわかってきましたよ、てもうすでに終盤なんですが・・・
底と真ん中に入れる生地を焼いて、ムースを作り、間に季節の果物や、木の実をあしらって組み立てるというものですね。
パターンはわかりましたが、生地もムースもそれぞれ毎月材料が違ったり、作り方も違うし毎回緊張するのは違いないのです。

先生によりますと、中級ではムースの作り方を徹底的に覚えてもらいます、とのことです。
むしろ上級のほうがお菓子の種類に変化があって面白いとおっしゃる方がおられます、ということはやっぱり同じパターンで飽きる人もいる?
あ~私は違いますけれどね。


リンゴやクルミがきれいに配置されています。



11月のお菓子



こちらもソテーしたリンゴが入っています。
濃厚なキャラメルのお菓子です。


中級のお菓子は、家で作ろうと思うとなかなか本腰を入れないとできないのです。
何から何まで自分一人でしなければいけません。助手をたまに依頼するのですが、うちの助手は文句が多くて逆に疲れることがあるので一人で好きにやるほうが楽な場合もあるのです。





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図書ボランティア 3年生

2014年12月16日 | 「図書ボランティア」のひきだし
3年生に読みに行ってきました。今学期最後となります。
寒くなってきましたが、子どもたちは今日も元気です。


ブクログより

1冊目、「みんなバナナは好きですか~??」
「好き~~」「すき~~」「だいすき~~」よしよし。

おやっ!荷車からバナナが1本落ちました。
そこへおさるがやってきて、バナナを見つけましたよ。
さあどうすると思う?  「食べる~~」「持って帰る~~」

その次にウサギがやってきました、うさぎはバナナの皮に気がつきません。
どうなると思う?  「すべる~~」「こける~~」

次にワニがやってきて、バナナの皮に気がつきました。
どうすると思う?  「・・・・・?」

単純だけれど、展開がとってもおもしろいお話です。
最後にはちゃんと落ちまであります。(バナナが落ちただけに・・・)


2冊目です。

ブクログより


神様は毎年、12月24日に張り紙をお出しになります。
「サンタクロース募集! トナカイ運転できる人・年齢54歳以上・・・」

ある年一人のおばあさんが応募してきました。首をかしげる神様に「神様は人間は皆平等だとおっしゃいます。女がサンタクロースになれないと言うことはありません」と言うと持参した赤い帽子と衣装を身につけたのでした。

24日の夜、おばあさんは一生懸命プレゼントを配り終えると、森の中の一軒家に行き、窓から部屋を覗きました。そこには大きくなった孫娘が眠っていました。おばあさんはサンタクロースになって孫娘に会いに来たのでした。

あっそうか、サンタさんは神様のお使いだったのか・・・サンタさんにはそんな役得があったのか・・・ということに子どもたちは気づいてくれたかどうかわかりませんが、何か気がかりを残して亡くなったおばあさんが神様の試験を見事クリアーして、やっと孫に会いに来ることができたことに素直に感動します。

う~ん佐野さんの本はどれも読後、しみじみとさせられます。
もうすぐクリスマス、みんなのところにもサンタさんがきてくれるといいね。
楽しいクリスマスを!!


平成26年12月9日(火)
3年2組

バナナじけん / 高畠邦生
サンタクロースはおばあさん / 佐野洋子
コメント (2)
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清水の頭は真っ白雪原。

2014年12月13日 | 「山」のひきだし
先週に引き続き、鈴鹿の秘境歩きをしてきました。
先週と同じ甲津畑の登山口から、奥の畑を抜けて清水の頭に行き大峠からツルベ谷へ下りてくるというまたまたロングコースです。
おまけに行けるようなら祝いヶ岳へも行ってみようという欲張りコース。
清水の頭は、去年の春近くまで行きながら登らず雨乞の方へ行ってしまったので今回楽しみです。


ここへ下りてきます。


奥の畑、雪です!

分岐を過ぎたあたりから、雪が出てきましたが、今日は風もなくいいお天気で寒さはあまり感じません。


何回も渡渉します。


樹氷も見られます。もう落ちかけています。


てっぺんは一面の樹氷ではないですか。


雪もだんだん深くなってきました。

奥の畑を過ぎてしばらくすると、思い出しました、笹原の急登が始まります。


雪が笹の上に積もって滑る、歩きにくい。


一歩一歩、ゆっくりゆっくり。春に歩いた時は笹が生い茂って歩きにくかった。


振り返ると・・・綿向だ~



清水の頭へ向かう。気持ちの良い雪原。


清水の頭と綿向をバックに。


つぼ足で




清水の頭から、


伊吹も御池も真っ白。




何とも言い表せない色合いの山並み。

思いがけない雪山にみんな大喜び、おまけにいいお天気で、雪焼けの心配をしながら歩きました。
清水の頭は遮るものが何もない、まさにまるっとお見通しの大展望、気持ちの良いところです。
風もなく穏やかな日差しの中、のんびり今日もおいしいランチを楽しみました。

大峠へ向かう道は、今回初めて未踏です。
GPSと地図で確認しながら歩きます。テープも付いているししっかりした道です。




静かな峠です。
今日はイハイガは時間的に無理ですが、ちょっと偵察に行ってきました。
道はところどころ途切れて、登山道かけものみちかわからないところもあります。


シャクナゲやイワカガミがいっぱいの登山道。花の頃にまた来たいねと言いながら。


イハイガが間近に。

途中で引き返し、どこが道やらと言うようなところを雪や落ち葉でずるずる滑りながら下りていきます。沢に下りてくるといいかげん疲れて、足の踏ん張りも効かなくなってきているところに、何度も出てくる渡渉、気をつけて気をつけて渡ります。


なんだかかわいい石を見つけました。よく見ると目も口もあります。どこかのゆるキャラみたい。

林道に出る頃には少し遅くなり、初めてのヘッデンの出番となりました。
一番日の短い時期ですからね。
今季初の雪山、今回も楽しくよく歩きました。
いつも落とし物をしたり、忘れ物をしたり、完璧な山歩きは中々できない私ですが、今回はカメラを忘れました。本文の画像はすべて同行の皆さんから拝借させていただきました。ありがとうございます。

カメラを持たないおかげで、景色をゆっくり楽しむことができたかな?なんて思ったりもしています。



平成26年12月10日(水)晴れ

甲津畑登山口(7:00)~奥の畑~清水の頭(ランチ)~大峠~イハイガ偵察~ツルベ谷出合~登山口


コメント (4)
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ダイジョウ・イブネ行けたらクラシ

2014年12月06日 | 「山」のひきだし
もう普通の山は登りつくして、テーマを決めて山に行く人がいます。
そんなテーマの一つに「カタカナの山に行く」というのもあって、各地には結構カタカナの山がたくさんあります。

今回はそんな意図はないものの、見事にカタカナの山がそろいました。永源寺の甲津畑から千種街道を歩いていきます。


ここもやっぱりクマがいるそうで、2・3年前に捕まえたとき、また山の中に放したというから恐ろしい。



街道の途中にある桜地蔵。

ダラダラ林道を歩き、植林地の中をしばらく行くと

看板がありました。前に来た時は白い看板でしたが新しくなっています。


渡渉をすると


すごい急登が待ち受けていました。
気持ちの良い原生林ですが、きつい、きつい、とにかくきつい・・・鈴鹿特有の道なき道。


もう、4本足で登っていきます。

ヘロヘロになって歩いていると、左下に池が見えました。
一面凍っています。しばらく氷で遊んで休憩。


池を過ぎてもう一登りすると、タイジョウに着きました。展望も三角点もありません。
記念写真を撮って、先を急ぎます。


シャクナゲやアセビの群生の中を歩きます。しっかりとした登山道です。


この分岐を佐目峠方面に行くと、いよいよイブネ。


割れた石。どういう謂れでしたっけ?


ここまでもず~と霜柱をザクザク踏みながら来ましたが、すごいなぁ。


鎌と御在所、見る方向が違うのでいつもと少し形が違う。


雨乞。


広い台地にあちこちプレートや看板がありますが、ここがイブネ。広いです。


御池が白い!!


伊勢湾方面。


昔は1面笹原だったそうですが。


イブネの北端。すぐ目の前にクラシが見えます。が今日は時間の都合でここまで・・・残念。

ひとしきり散策を楽しんで、ランチです。今日はとにかく風が強い、遮るものがないのです。
アセビの大木の根元にかたまって、みんなもう一枚上着を着こみ、またまた今日も色とりどりのおかずを

ごちそうさまでしたぁ。


山頂には氷や


あられも、寒いはずです。


分岐に戻り、杉峠に向かいます。


看板の横には、杉の幼木が育っております。
 
千草街道に戻り



名物の大木を眺め、

鉱山跡を過ぎ、蓮如上人御旧跡で最後の休憩をしました。

千種街道は、地元の山の会の主催で毎年大勢の人が歩いています。そのせいかあちこち新しい道標が見受けられました。
山の中もレスキューポイントの標識や、10分割のポイントの標識があり、登山道を外れていないのだなと安心できました。

歴史の道千種街道、そして鈴鹿の秘境、タイジョウ・イブネ、初冬の静かな山を満喫いたしました。



平成26年12月3日(水)晴れ

タイジョウ・イブネ(鈴鹿)

甲津畑登山口(7:00)~タイジョウ~イブネ~杉峠~登山口(16:00)

  
コメント (2)
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登頂 竹内洋岳

2014年12月02日 | 「本」のひきだし

ブクログより



竹内さんをテレビで見かけたことがあります。潜水夫(もっとスマートな呼び名があると思いますが)の方と対談されていました。
そのときの竹内さんの出で立ちは、ストールを巻き、素足に白いローファーかなんかを履いておられまして、おおよそ私たちが持っている山やのイメージを完全に覆すものでした。
そのときの内容はあまり印象に残っていませんが、竹内洋岳という人は私の中に強くインプットされたのでした。

本書はそんな彼が8000m峰14座完全登頂という偉業を成し遂げた記録です。といっても詳しい内容は最後にの2座に絞られていますが。

しかし私はびっくりしました。8000m峰全座登頂がまだなされていなかったなんて。彼が日本人で初めてだったなんて。
あれほどエベレスト、エベレストとどの登山家も競って向かっているこのご時世にねぇ、それほど大変なことだと言うことでしょう。

しかし彼はなんかそんなにがつがつしたところがないし、がむしゃらという感じでもないのです。
そう見せているだけかもしれませんが。
軽量化をはかるため、自分の体重もぎりぎり、筋肉もいらない、という人です。見かけも本当にひょろひょろですもんね。よくあんなで8000mの山を歩けるな、という感じの体です。

チョー・オユーの時は、パートナーをブログ上で募って、本当に連れて行ってしまいました。残念ながらアタック時には、同行できませんでしたが。
たくさんの人に8000mの山の感動を味わって欲しいって。

そして考え方が前向きというか、明るいです。
下山のルートを見失ったと言って、何回も登り返したあげく、着の身着のままでビバークしてしまうんです。
その時点での気象条件や気候を十分考慮してのことでしょうけど、ツエルトも被らず。昔だったら山で眠ったら死んでしまうとか言われていたのに・・・もうびっくりです。

14座目の山はダウラギリ、成功したときにメディアから14座登頂おめでとう!と言われて、「私は14座と言う山に登ったのではなく、ダウラギリに登ったんだ」って、ダウラギリは中学から知っていた思い入れのある山なのだそうです。ちょっと偏屈?
ともあれこれで終わりではなく、新たな挑戦はまだまだ続くらしいので、これからも目が離せません。

先日もエベレストの前人未踏の山に挑戦して、潔く撤退していましたねぇ。


登頂 竹内洋岳  / 塩野米松
★★★★☆

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