アマビエの真実(20200621)
アマビエについて色々考えてきた。
容姿、色彩、そしてキャラクターとしての民俗芸能。
特に興味深かったのが菊田信子先生の考察。
「恵比寿天さまベースなのは、海の神様だからです♪
って言うか……
「天」「比」「恵」←「あま」「び 」「え」 !
恵比寿天さまひっくり返したら、アマビエ様なった!(≧∀≦)💧」
恵比寿天の逆さ読み=アマビエ。
これが江戸時代に成立したアマビエ様の本当の起源ではなかろうか。
もちろんこの是非は学者様に任せるとして。
日本に限っての話、神様の像は種々様々。
古典的な天照大神、スサノオ、そして七福神(弁天様、大黒様そして恵比寿様など)
お馴染みの容姿が瞼裏に浮かぶ。
でもそれは時代の背景や感性を反映した民間芸能であって正確な模写ではない。
つまり、その時代の日本人の多くに支持された象形がそれなのであって、決して恣意的に決まるものではない。
日本の神々の象形はそうして決まっていったと思う(学術文献無し)。
そう考えれば現代に再び忽然と現れた「アマビエ」神。
初出は江戸時代、そして2度目が令和2年(西暦2020年)、このアマビエ神を正確にスケッチする栄光は誰が手にするだろうか。
オマツリジャパン主催の「アマビエ御朱印で疫病退散!エア・御朱印をたのしもう!」。
2020/4/23記事の菊田信子先生の「アマビエ神」が人気1位になったとのこと。
つまり菊田信子先生の「アマビエ神」は多くの日本人に支持されたのだ。
何気に脚3本。
もちろん日本のヤオロズの神々、単一の象形などありはしない。
が、その願いはそれぞれに宿る。
疫病退散、その願いこそ「アマビエの真実の姿」ではなかろうか。