3月の準備(20250207)
足回りは脱着ブーツ、ソックスウェーダー、ニーカバー。
腰周りは幅広ベルト、ステッキ、ロッドホルダー、軽量ネットケース、インスタネット中。
バックは年券、草切り、日焼け止め、傷バン、ゴア雨具。
トップはウェーディングジャケット、インナーゴア、耐水セーター、リストガード、フィンガーガード。
(下流域はフローティングベスト必須)
インナーが厚手靴下、パッチ上下、速乾パンツ、シャツ、ウールネクタイ。
保温剤がホッカイロ貼無4枚貼有2枚、白金カイロ1個。
五ヶ瀬は渇水条件なら懸垂下降用ロープを使わない。
アウトドアクッキングも一切しない(去年も使わず)。
滑落・転倒で怪我したら無理せず帰宅する。
GoProなし、記録はiPhone静止画のみ。
支流と五ヶ瀬上流域は入らず中下流域のみ。
なのでポイントが近ければ高番手ナイロン、遠ければノーマルヘッドを使う。
kencube-UltraShortヘッドはカンバの瀬より下で使う。
スタメン鈎はカネマラBチューブとGWグローリー#10(2023年3月の記録から)。
次がインビクタPとグリキン。
抑えが鹿革太長v4とハックルミノー、控えがセイゴ鈎(20241206)。
ストックはかなりあるので追加タイイングはいらない。
あとは体力と寒気耐性を仕上げるのみ。
3月が近づいてきた(20250207)
五ヶ瀬の下見をはやく済ませたい。
去年は下見無しで入って右往左往したから、今年は先に見極めたい。
去年3月は水ヶ崎橋下の取水堰から日之影の発電所放水口の間は水涸れだった。
今年はどうだろう、旧日之影役場裏webカメラでは渇水にみえて期待薄。
去年は星山ダムをさらった時にマスが全部降りたらしく、カンバの瀬その他の魚影は薄かった。
今年こそ灌水したとはいえ、まだマスは溜まってないのでは、と思う。
すると去年の実績から本流筋の狙い目はかなり限られ、しかも魚影は薄いと予想。
五ヶ瀬の山奥で長時間過ごすメリットはあまりないかもしれない。
他の本流筋は大分県と熊本県、といっても大野川川辺川の魚影も限りなく薄い。
渓魚について言えば、以前の様に粘れば釣れる、わけではないように思う。
とはいえ「釣らなければ釣れない」ので、とにかく出かけないことには始まらない。
なら釣果より「気持ち良さ」を優先するべき。
五ヶ瀬川下流の岡元、はまゆう園下、北方役場前、上崎、蔵田、下渡、八峡、鶴の瀬、城小学校下そして滝下。
もう釣れなくていいから「気持ち良さ」を追求する。
どうせ4月から稚鮎を追うリバーシーバスがシーズンイン、そちらの方が型も数も断然良い。
しかも下流域なら何処でも良いので釣場も困らない。
ただ3月だけは話が別、何故ならマスを釣りたいから、解禁当初は特に。
出来ればヤマメ希望だが何ならニジマスも可。
3月上旬は、出来るだけなら良型を狙いたい。
その意味で五ヶ瀬下流域も一発尺上ヤマメが狙えなくはない、が確率は東北のサクラマス級だけれど。
どうせ3月末も東北で釣れないサクラマスを追う予定。
だから3月初めも同じ釣れない釣りでOKなのだ。
「気持ち良ければそれで良し」結局そこへ還る。
3月の宮城(20250206)
去年一昨年の記録では、よほど雨が降らなければ増水はない。
去年3月4月は大雨で県内河川はほぼ大増水、荒雄川しか入渓できなかった。
一昨年は3月半ばに「雪の八甲田」のような降雪、でも水位は安定し釣り易かった。
しかし3月4月、ターゲットは中下流域「釣れないサクラマス」か荒雄川デカマス。
それぞれ方向は真逆だ。
ところで記録に「東洋工業リールと高番手DH」が必要とある。
護岸からの縦流しに東洋工業リールと超短ヘッドを使うからと。
立ち込みならノーマルヘッドだが、大雨で増水なら東洋工業リール/超短ヘッドが有利。
とはいえ、釣場の現状は運次第、今出来るのはその準備だけ。
増水の有無と、上流域または下流域で考えてみる。
追記)
宮城への持ち込みは下記。
DH12.2ft#6
DH13.8ft#8/9*下流域+大水用
ノーマルリール(ナイロン6号、ナイロン8号、ナイロン24号)
東洋工業リール(PE3号)*下流域+大水用
500grライン
400grライン
kencube-ultrashortヘッド一式(20g、25g、30g)*下流域+大水用
チューブフライ、チラシ大針セット
太軸小型ウェットフライ
鹿革太長v4(20240225)
フロロ10号、5号、3号、2.5号、2号、1.75号、1.5号
スペイスイベル(要新作)
TGショット(Rアイ型)
スイベル一式
あとは小物類。
今年の年券(20250203)
大分川大野川はいつもの店で手配。
五ヶ瀬川熊本県域はFSHPASSで購入。
五ヶ瀬川下流域は大分で購入し中上流域は日之影で買う。
津江川水系は中津江村にて。
一ツ瀬川上流域は西米良村にて。
駅館川は例年5月ごろ宇佐市で。
これで近県8つの年券になる(約4万円)。
宮城は白石川(松川下流域)、蔵王非出資漁業協同組合(松川上流域)、阿武隈川、広瀬川名取川、鳴瀬川吉田川、江合川、荒雄川、迫川。
宮城県は8つ(約4万円)。
ほか山形県や岩手県に好漁場あるが行く時間なし。
でも遊漁券は結構な出費だ。
一番使うのは大分川大野川、次が駅館川と五ヶ瀬川水系。
他はあまり使わない。
FISHPASS(スマホ画面)
西米良一ツ瀬川(上流域)腕証あり
西臼杵五ヶ瀬川(中上流域)
川走川・五ヶ瀬川(蘇陽地域漁協)
共同五ヶ瀬川(中下流域)
三隈川・玖珠川・大山川(日田漁協)
玖珠川・山浦川・鳴子川(玖珠郡漁協)
つりちけ(印刷出力あり)
西米良一ツ瀬川(上流域)腕証あり
西臼杵五ヶ瀬川(中上流域)
川走川・五ヶ瀬川(蘇陽地域漁協)
玖珠川・山浦川・鳴子川(玖珠郡漁協)
追記)
宮城県迫川水系はニジマス放流していることに気付いてしまった。
これは良いかも。
ニューロッド計画(20250203)
3月末の宮城実家で家族旅行、予算12万円、それ私もち。
で、ニューロッド計画がご破算に。
残金とローンでどうにかと思ったが、どうも無理筋。
手持ちロッドの清算も考えたが、ScottとWinston、これを手放すのは辛い。
プレミアムなDH18ft#6とそのバックアップロッドがあるが、その価値は私しか知らない。
kencubeのChromeシリーズDHもあるが、kencube卒業証書なので手放せない。
で、今ある高番手DH10番ロッドはクランDH17ft#9/10の500gロッドのみ。
これを1分2キャストのハイピッチで振ると15分で疲労は限界、キャス練が強制終了する。
今日考えたのだが、ならスローピッチで振ればよいのでは、と。
1分2キャストから左右で1分1キャストずつ、筋力限界の15分経過したら、片方だけで2分1キャスト程度で長く続ける。
最初の15-30分は筋トレと割り切る。
次の30-120分は力を抜いてタイミング合わせに専念する。
そうすると前半は瞬発力の後半で持続力を養える。
技術の巧い拙いより今は単純な身体作りを優先する。
まあ、いつも考えることだけれど。
お金をかけて良いロッドを手にする。
でも今は、そのお金は両親に向けるべき。
そんな散財は今しか出来ないから。
仕方ないから、今年はクラン心中。
3月の予定(20250130)
土曜の解禁日は午前仕事で午後から出動、翌日曜は終日、月曜は夕方で一時帰宅、火曜は終日の予定。
なので年休は月火の予定、あと木曜のみ。
それ以降は宮城入り以外の年休は難しい。
なのでこの3月の九州は前半五ヶ瀬から津江川水系で終わるかもしれない。
4月から稚鮎の遡上する麦の穂の色に合わせてリバーシーバス開幕、以降12月初旬まで続く。
途中、遠征や転戦あるかもしれないが基本リバーシーバス一辺倒、あのナイロン6号をブチ切るメーターシーバスを手にするまで。
釣場は大分川大野川とかなり近場、夜の遅い九州だから仕事明けの平日夕以降が使え、かなり楽。
暗くなっての釣りはシングルハンドスペイでSW(スイッチロッド)9ftが使い易く(伸ばしたままで良い)、ダグラスSKY-Gがベスト。
メーターoverのファイトはかなりの負荷だから(DH#8/9がバットから曲がる)、グラフェンの#8が無難。
休日の昼間は高番手DHで対岸を、平日の夕方は中番手SWで岸寄りや橋桁直下を狙う(昼から夕はDHまま)。
4月はハク(ボラ稚魚)も来るからスプーンフライを充実させる。
鮎稚魚は姿勢を保つためキツネ針タイプを使う(太軸は少数派)
細長くて可憐なパターンが、スプーンはキビキビ泳ぐパターンが、それぞれアタりと感じる。
消耗の激しいスプーンは透明な薄いプラ板を針に貼り付け、その隙間に24hエポキシを流して形成する方が楽。
どうせ壊れるか根に取られるのだし、重量は極軽くてOKだからプラ板で十分なのだ。
今季スプーンフライはそれで量産する(エポキシのみでの形成は非効率なので止める)。
スプーンフライの針は管付き丸セイゴ12-15号程度で十分、できればステンレス製を使う。
ハクの時期はパールシール貼り、その他はナチュラル蛍光仕様にて。
ハサミで切り出した極薄透明プラ板は両端を針にスレッドで留める。
用途に合わせプラ板を装飾する(フェイクアイの有無とか)。
それを10本程度作り溜め、一気にエポキシ固定する。
プラ板スプーンだから、戦闘機なら零戦級、メガギガシーバスもきっと驚く。
雪代(20250127)
しかし、東北の春は雪代があった。
去年3月の荒雄川に、この雪代で往生した(20240331,20240401)。
午後になって水位と流下物が増え出したのだ。
九州にはまず見ない現象、コレじゃあダメかもと諦めたが、数匹釣れている。
だから雪代で荒雄川が釣れないわけではなさそう。
でも他の河川はどうだろう。
たぶん雪代で増水するはず、子供の頃、春休みの土茶濁りで乗っ込みフナを釣っていた、あの状態だ。
増水で立ち込みはたぶん無理と思う。
すると護岸上からの釣りがベストか。
やや上流域はどうだろう?
ああ、こんなとき無理に決めてはいけない。
迷ったまま現場に立つのが正解。
答えはたぶんそこにある。
準備だけは整えておく。
3月末の宮城(20250126)
3月末の宮城はサクラマスオンリーかもしれない。
荒雄川は釣れるだろうけれどDH12ft#6で足りるし何ならSHで十分。
高番手DHで力いっぱい投げて、という釣りではない。
やはり広い中下流域で投げて流したい。
時期的に東北のリバーシーバスはまだ早いだろうから、やはりサクラ一本。
出来るのは数日間、どうせ釣れはしない。
ならチャレンジして損はない。
どうせ釣れないのだから。
必ず釣れる場で1匹釣るのと、難しいサクラマス場で1匹も釣れないのは、実は同じ。
約束された結果、という意味で。
1匹も10匹も釣れて当然、でも釣れない釣りで1匹釣れれば、必ず釣れる100匹以上の価値になる。
この春の宮城は、そんな釣りをしてみたい。
生まれて初めての1匹を目指す。
追記)
大分では生涯初のメートル超えリバーシーバスが目標。
今年のおみくじは中吉、とにかく初を目指そう。
久しぶりのタイイング(20250119)
20250109の続き、ようやく完成した。
starling、ホシムクドリのハックル。
時計回転でハックリングするので表面向かって右側をむしり取り、ファイバーは左側だけを使う。
どちらかというとウェット仕様で、ハックル後ろのハーズマスク"襟巻き"を省略した。
これはピーコックストークをナイロン糸密巻きで補強したパターン。
この1本で50匹はイってほしい。
ロッド比較(20250114)
上2つがグラファイト、下2つがグラフェン。
1)SageR8Spey-15ft#10(285g)
2)ScottSwing-16.1ft#10(不明、たぶんSageより少しだけ重い)
3)LoopLZX-15ft#10(255g)
4)GaelforceG+EqualizerGraphene16ft#10/11(不明、たぶんSageとLoopの中間)
GaelforceG+EqualizerGraphene14ftのレビューは下記。
曰く(以下抜粋です)、
https://www.speypages.com/threads/gaelforce-graphene-vs-original-update.428700/page-2#replies
「The 14' GE to G+ is a significant jump. Not massive, but significant.
The G+ easily handles a whole line weight up across the board, and though some may feel to them it ‘slows’ it down, it doesn't fold it. I feel it performs exceptionally well with the higher grains and gives that feeling of the line ‘exploding’ off.
This was most apparent to me when using the 15m #9 on the G+. The #8 is 640gr and the #9 is 710. The #9 is just too heavy for the 14’ GE and affects the performance. On the G+ I simply loved it. I feel like pushing this rod brought out the performance it’s capable of. Nice and deep yet excellent line speed. This is where I found the deep flex again that I love with the Gaelforce rods. I use to think a deep flexing rod meant it was ‘slow’, that is just incorrect information.」
*英文和訳はこちらがおすすめ
「DeepL翻訳」
https://www.deepl.com/ja/translator
つまり、G+(グラフェン)は重いラインも軽く感じる、と。
そうすると、GaelforceG+は15ftでも良いとなる。
ああ難しい。
追記)
「Testing my new rod Gaelforce Equalizer #1011 16´ Deep」by Risto (Riku) Asikainen様(結構ご高齢)
https://www.youtube.com/watch?v=OCBTo2g1dlE
21m/62g + 17´ tapered salmon leader + 1/0 ironで投げているから、25m70g(1080gr)ライン相当。
今手持ちのNextCast(22m74g)にとってGaelforceG+16ftは、クランやSage/Scottよりベストマッチだった(20250111)。
いよいよ買わない理由がなくなった。
追々記)
この際、GaelforceG+15ftWeaponでも良い気がする、少し高いけれど。
この長さならスペイ競技会の規格内、参加するしないは別として。
でも考える意味はあまりない、なぜなら九州巨大魚専用ロッドだから。
競技会入賞が目標ではない。
グラファイトとグラフェン(20250113)
ロッド曲線で、グラファイトは負荷に比例するが、グラフェンは一定割合を保つ。
先調子だろうが胴調子だろうが重いラインでバットから曲がるのはグラファイトの特徴。
でもグラフェンは、ベントカーブの支点位置を比較的保ってくれる。
なのでパワーがロッドベントに移行せず、リアルタイムにラインへ伝わる。
するとロッドの振りが速くなり、当然スイープ速度も上がり、ラインパワーが増し、飛ぶ。
これをグラファイトで再現するには、リフト後に下記の手順が必要。
A1)リフトの残りラインを水面アンカーに
A2)ロッド弾力で極限まで曲げる
A3)リフトの水面アンカーリリース
A4)ロッド弾力が逃げないよう後方にしっかり保持
A5)スイープ軌道調整
これがグラフェンだとこうなる(リフト後の手順のみ)。
B1)リフトの残りラインを水面アンカーに
B2)ロッドを曲げる
B3)リフトの水面アンカーリリース
B4)ロッド曲線を維持したまま後方に加速しつづける
B5)スイープ軌道調整
つまりスイープ中に加速できるのがグラフェンの特徴。
グラファイトだとスイープ中の加速はロッドの曲がりに吸収されオンタイムにラインへ伝わらない。
グラファイトが復元し出した時、スイープは既に終わり、アンカー入りから後方Dが始まっている。
このグラファイトのタイムラグを活かすには、全体のスピードを落とす必要がある。
つまり「ゆっくり振る」のだ。
グラファイト系のロッド周波数はグラフェンに比べ低く、ここに一定の限界点がある(20190506)。
グラファイトは速く振れないのだ。
しかも重く、長時間のフルキャストが辛く感じる。
それに比べグラフェン系ロッドの周波数は"ガラスのように"高く、一定以上曲がらない。
なのでグラフェンは速く振れるのだ。
しかも軽く、長時間のフルキャストが辛くならない。
実はキャス練で、この差の意味は非常に大きい。
グラファイトだと筋力疲弊で練習時間が短縮するが、疲労のないグラフェンなら終日の練習が可能なのだ。
これは練習量の決定的な違いになり、重いグラファイトだと筋肉は付くが上手くはならず、軽いグラフェンなら筋力は変わらないがどんどん上手くなる、そんな差が出る。
去年の酷暑もあり、キャス練ロッドを重いグラファイトから軽いグラフェンに持ち替えた。
すると練習時間が長く伸び、その分、上手い部分とダメな部分の見極めが進み、結果、少しだけ上達した。
もちろん私のシングルスペイは中級クラスの入口だが、それでも少しずつ前進するので、キャス練のモチベーションは維持出来ている。
以前、グラフェンにロッドの個性を感じない、と記録した(20210418)。
ロッドを使っていることそのものを忘れるのだ。
その意味を当時は分からなかったが、今はある程度わかってきた。
一定以上曲がらないからだ。
いつ投げてもどう投げても同じ反応、それに慣れ使っていることを忘れるのだ。
その曲がり方は、例えばガラスの"たわみ"に似ている。
"たわみ"に限界あるガラスは、それ以上は"たわま"ない、その特性に似ている。
唯一の違いは「ガラスは割れる」が「グラフェンは折れない」点。
もちろん指定負荷を遥かに超えたラインを載せればどんなロッドでも折れるので、常識的に使う分には問題ない。
その意味での普段使いなら、一定以上曲がらないロッドの「棒状感」の確かさこそ、ロッドを忘れる原因なのだ。
ロッド操作に「反発しない」「反動がない」のも同義語。
こちらが意図した動作以外の一切がない、と考えて良い。
私の腕や脚を止めればピタリと止まる、同じようにグラフェンは止めればピタリと止まり、それはまるで身体の延長のようだ。
とはいえ、以前も記録したようにグラフェンには楽器性がない。
グラファイトには、一度弾けば共振し続けるような弦楽器の音楽性がある(20221231)。
でもグラフェンにはそれがない、まったくないのだ。
そのデメリットがキャス練ではメリットになる。
ロッドが無口なのでキャス練に専念出来るのだ。
ここはすごく大事に感じる。
一定の目標がある時は無駄は極力少なく、ただ楽しむ時は遊びはできるだけ多く、なのが良い。
グラフェンロッドは特許のせいかメーカーへあまり拡がらないが、ロッドの軽く強靭な素材として高弾性グラファイトと比べても別格。
いやそれどころか新種とすら感じる。
そんなわけでDHの高番手ロングロッドは特にグラフェンを選びたい。
もちろんSHはそもそも軽く、グラフェンを使う必要は少ない。
追記)
じゃあスイッチロッドはどうかいう話。
9ft#6程度なら小さなファイティングバットの意味は大きい。
持ち重りが軽いのと大型魚とのファイトで手首が圧倒的に楽。
その意味で9ft#6までならグラファイトでOKだと思うが、問題はそれ以上の場合。
9ft#8の8Pロッドを持っていて、たまに使ったけれど、この持ち重りが凄い。
しばらく使うと肘を痛める。
なので#8程度はグラフェン素材がベストだと思う、淡水では鯉以外に使う機会はないが。
リバーシーバスの夜釣りなら、スイッチロッドはかなり使いやすい。
足元に寄るので遠投不要、しかもラインの垂らしも短く、糸絡みしにくい。
でも夕方から夜にそのまま移る場合、ロッド交換する暇がない。
なのでスイッチロッドは夜に入って夜で終わる場合で役に立つ。
昼間から夜半までなら途中のライン交換がせいぜい、それ以上のタイムロスは避けたい。
今は夜に入って夜に終わるパターンは想像しにくい。
だから今はスイッチロッドを買う時ではない。
でも買うならスイッチ9ft#6でダグラスSKYG906-4Salt以上。
https://douglasoutdoors.com/fly-rods/sky-g-series/
https://morinoie-brook.com/shop/g/g1010E025105/
でも今はとりあえず普通のSHで代用するつもり。
スイッチロッドより、今はDHが優先なのだ。
湯布院オイカワ鈎研究(20250109)
秋田キツネ3号黒、Semperfli Nano Silk 30D brown、striped peacock naturalにて。
ミシン糸クリアナイロン#60をstriped peacockの上に密に巻いて補強した。
最後はいつも通り24時間エポキシ仕上げ。
ナイロン巻きなしだとオイカワ10−20匹でpeacockが壊れてしまう。
なのでリードにしか使えなかったが、このナイロン補強で50匹は保ってくれればと思う。
強度が十分なら、ドロッパーとして自由な位置に使えるので。
湯布院オイカワのマルチドロッパーは100−200匹で交換する。
最も釣れるのはリードで次が最下位ドロッパー、その上はあまり頻度は高くない。
なのでトップドロッパーが50匹保てば、より下位のドロッパーはもっと釣れるから、交換目安200匹まで安心して使える。
よく釣れるがすぐ壊れる「striped peacock soft-hackle」は扱い難いパターンだったが、その弱点の脆さを克服すれば、快適に使える。
写真で観察すると、ナイロン巻きの悪い影響をほとんど感じない。
エアを多く含むstriped peacockは、そのエアが干渉し、不十分なエポキシ固定部分から壊れ始める。
なのでナイロンでキツく巻き固め、破損原因のエアを潰していったのがこのパターン。
エポキシ処理前はナイロンの段差が乱反射したが、エポキシ処理後は反射が整った。
明日以降ソフトハックル化し、終末の試釣に備える。
初タイイング(20250103)
稚魚タイプの芯、秋田キツネ13号銀、エポキシ仕上げ6本。
麦の穂が朱く色付き、鮎稚魚の大群が遡る時に使う。
シロクマアンダーファーのグレイヘロン・ウィング。
2.0mmフェイクアイを付けエポキシ・フィニッシュ。
リバーシーバスと全く同じ鈎だけれど、たぶん3月4月の大型渓魚にも効く(はず)。
まあ効かなかったら、そのまま下流域のリバーシバスに転用するのだが。
とにかくDHでブン投げて釣りたい。
DHだから、どうせならより大きい魚がいい。
なので巻く鈎もそんなパターンになる。
3月にまた実家に帰る。
この時は法事や親戚めぐりや田畑の管理で、釣りの時間はあまり確保できない。
でも近所の河川でDHのサクラマスを狙う時間は多少ある。
可能性はリバーシーバスより遥かに低いが、ゼロではない。
大きなニゴイかマルタウグイも釣れるので、無駄ではない。
でも、それでいいような気がする。
そもそもウェットフライは、その河川でサクラマスを釣るために始めたのだ。
高校時代に手にしたフライシステムを、40年を経てあの河川に持ち込む。
40年ぶりに立つその河川、釣れるとか釣れないとか、もうどうでもいい。
ただその河川でDHを振り、スペイラインを打ち込み、サクラマスを狙う。
もうそれだけで、私のウェットフライは完成する。
その瞬間、私の左右シングルスペイが満足に決まれば、なお良い。
鈎もショットシステムも、スイングもメンディングステイもバイブも既に出来ている。
あとはシングルスペイが上手くいくかどうか。
その時に向け、あと2ヶ月、十分にキャス練を重ねる。
40年前に目指したスイングで釣るサクラマスへ。
目下勤務中(20241222)
土曜朝から日曜夕まで連勤。
昼下がりにテラトコ山口さんから入電、
「杉坂研治さんに連絡取りたい!」
ネットで調べkencubeの連絡先を伝えた。
なんでもネックウォーマーを買うとのこと。
kencubeの商品はオシャレだからきっと洒落た山口さんになるはず、それで山へジビエ狩り。
山口さん、格好よくてシビれます。
私はネックウォーマー替わりのウールネクタイ、胸元の指先がしっかり見えるように。
明日明後日、新しいオイカワロッド8.4ft#1がくる。
今はkencubeのSonar10.6ft#1を使っているが、これだと長く、伸ばしたまま車に入らない。
なので今度の8.4ft#1はそのまま車載でき、湯布院オイカワが楽になる。
kencube-Sonar10.6ft#1の特徴はソリッドトップ、もともとニンフィング用のロッド。
それを湯布院オイカワに使っている(強いバットverもあり、これは中小河川用)。
今度のロッドは特注版で、スペイもできる湯布院オイカワに特化したSH8.4ft#1ソリッドトップ。
銘して「湯布院オイカワ」SHスペイロッド8.4ft#1?
今使っている湯布院オイカワのマルチドロッパーは30cm間隔で6−7本、約2m前後。
なのでロッドが10ftだと操作しやすいが向い風だとキャストに難儀する。
湯布院の冬は強烈な向い風の吹雪。
なので8ftロッドなら5本ドロッパー150cm前後がキャストしやすい。
それにステップダウンで群れを追い込むので、その群れの先頭に入るのがリードと最下位のドロッパーまで、上3本は意外と活躍できない。
そう考えると下2本は丈夫な鈎、上3本に弱い鈎を充てるべき。
今のところ良く釣れて丈夫なのはホロティンセル茶の金スレッド(一番鈎はピーコックストーク)。
なのでこれ2本が下位の鈎、3番目からピーコックストークのソフトハックル、4番目5番目がレジロン鈎。
もし可能なら、3−4番目がピーコックストークで6本マルチがベスト、でも投げづらくなる。
このマルチドロッパーを200匹で全交換するから、1日1000匹目指せば5セットは必須。
日が長くなる2月が本番なので、それまで試釣を繰り返し、スタメン鈎を確定させたい。