Nonsection Radical

撮影と本の空間

記憶の揺れ

2013年08月27日 | Weblog
真夜中に小さく揺れが来た瞬間に目が覚めた。
身構えながら揺れの続きを待ったのだけど、それでいて完全には頭が働いていないのか「ここは大阪だっけ?神奈川だっけ?」と考えていた。
大阪だとわかった時に、これで大きな揺れはないなと安心して揺れを観察したのだけど、横揺れの震度2だなと思い、ラジオをつけた。
これがほんの数秒での出来事だ。
NHKのラジオ深夜便の時間だったが、地震情報が流れた。
やはり震度2だった。
その少し後に、カラダが震えたかなと感じる事があったが、それは朝になって震度1の地震であった事がわかった。

ラジオのスイッチを切って、再び寝ようとしたが、地震の起きた瞬間の事を考えると、地震の起こる少し前に目が覚めて、すぐに地震が来たのだったと思った。
でも常識的に考えてそんなワケがない。
地震の小さな揺れに目を覚ましたのだ。
ところが記憶では、その少し前に目が覚めたと思っている。
なんでかなぁ?と思った。
まあ、その理由などわからないけど、記憶が、地震の前に目が覚めて、すぐに地震が来たと書き換えられたのだ。
そういう事もあるのだろう。
記憶とは、案外そういう感じで書き換えられてしまうものなのかもしれない。
寝起きの脳は、そういう記憶の揺れを起こすのかもしれない。
記憶や思い込みは当てにはならないなと思った。




熱海駅前
静岡県熱海市田原本町
撮影 2013年8月13日 火曜日 10時15分


七曲り市場
和歌山県和歌山市東長町1,2丁目,七曲り
撮影 2013年7月6日 土曜日 14時35分
コメント
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