Nonsection Radical

撮影と本の空間

知りたいことばかり

2013年02月26日 | Weblog
本を読んでいると、関連した連想でそのことを知りたくなることが増えていく。
近代都市の成り立ちに関する本を読んでいると、鉄道のことに触れていて、日本の鉄道史について知りたくなった。
原節子と李香蘭に関する本では、李香蘭についてもっと知りたくなった。
こんな感じで次から次へと知りたいことが増えるのだけど、今はネットでも様々な情報が得られるにもかかわらず、書籍で知りたくなるのは情報量の差であろう。
本1冊分の情報をネットで上げようと思うと大変なことになり、また実際にはそんな量の情報はなく、多くが取捨選択したものになる。
それはわかりやすいものだけど、それでは次へ拡がらないのでつまらない。
本の文字の中にある”主題”とは関連性の薄い一言が興味をそそることも多いのだ。
今はネット書店が実質本のデータベースといえるので、関連キーワードで現在発売されている興味のある本を探し出すことも可能だ。
可能だが、そこに興味のある事が書いてある本があるかは別。
1冊ずつ中味を確かめていくのだが、案外普通のことは書いていなくて、マニアックなものが多いのは、やはりそこに読者の興味があるからだろう。
すぐには見つからない場合は、メモして記憶にとどめておいて、チャンスを待つのだが、そういう興味ストックがたまる一方である。
そうやって調べて何のためになるのかと思われるのだが、”知識”というのは役に立つかどうかだけではなく、ためておくだけのものという面もあるのだと思う。




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コメント
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