Nonsection Radical

撮影と本の空間

採り尽くし

2013年02月01日 | Weblog
河川に生息するウナギが激減し、絶滅の恐れも出てきたというニュース。
では養殖のウナギを食べればイイではと思うが、そうはいかないようだ。
ウナギは海で生まれて川で育ち、産卵のために海へ戻るという。
養殖するには海で生まれた幼魚を川に上る前に捕まえるのだが、ここ近年、その幼魚の水揚げが激減してウナギの値段の高騰を招いていたのは知っていた。
その原因に考えられるのは、そもそも川に住むウナギが減ったからだと思われる今回のニュースである。
川に住むウナギが減れば、当然海へ行って産卵するウナギも減るわけで、川へ戻ってくるウナギも減る。
つまり幼魚を捕りすぎて、オトナになる絶対数が減ったと思われるのだ。
採り過ぎの理由は、食べ過ぎである。
絶滅するほど採り過ぎて、食べつくす。
ハタハタもカニもマグロも同様だ。
なくなるまで食べつくす日本人。
なくなる寸前まで採りつくし、どうにもならなくなって「さて困った」と思う。
そんなことをずっと繰り返してきたのだ。
懲りないのだ。
そういう精神性なのだ。
その点を常に意識しておかないと、これからも繰り返すだろう。
安く誰の口にも入ると喜んでいるからこんな事になるのだ。
安く誰の口にも入ると喜んでいるからデブになったと悩む事になるのだ。
時々ごちそうとして食べるという”慎み”を持たないからこんな事になるのだ。
自業自得といえるが、結構深い業であるように思う。




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