Nonsection Radical

撮影と本の空間

挿入感

2011年10月11日 | Weblog
通勤電車でiPodを聴いていたら、隣の女性が肩を叩いたので振り向くと、「ボリュームを下げてくれませんか」と小声で言う。
「聞こえてました?」と訊くと頷くので、慌ててボリュームを下げた。

かなりボリュームを上げていたが、聴いていたのはトークであったのと、以前に音漏れを確かめるために確認した事があったのだが、ほとんど外部には聞こえない音である事がわかっていたので意外な申し入れであった。
しかし、キチンと伝えてくれたこの女性(隣で近すぎて顔がよく見えなかった=老眼 のだが、江川紹子似の=つまり好みというわけだ)に感謝した次第である。
となりですぐに寝てしまったので、音漏れが寝入りばなに気に障ったのだろう。

で、会社帰りに家電量販店に寄ってイヤホンを探した。
イヤホンというのは値段が高くなれば音が相応に良くなると言えるのだけど、予算要求が90兆円を超える御時世といっても、おいそれと増税するわけにもいかない。
つまり、そこそこの値段のものを選んだという事だ。

音漏れを防ぐためにアナル型・・・ではないな、カナル型のイヤホンを選んだ。
カナル型というのは耳の穴に差し込んで聴くタイプのものだ。
耳の穴に差し込むので音が音に漏れにくいという。
このタイプを初めて買った。
耳の穴の大きさに合わせてイヤーピースという「ふた」を大中小のサイズから選ぶのだけど、どういう感じで装着されればフィットした事になるのか説明書を読んでも書いていない。
耳の穴の大きさなど視た事もないし、人と比べた事もない。
舌で舐めれば人の耳の穴の大きさ(主にジョシ)は判断出来るけど、自分の耳は舐めれない(関西人はら抜きが標準語)。
そこで、人体の「末端」は比例するというので、一番小さなイヤーピースを装着して、我が耳に挿入した。

あたし、女子大生なんです。
はじめてアレを入れたんだけど
なんかよくわからないんです。
最初は痛いかもって、よくいうんですけど
挿入感や異物感はなかった・・・
ああ、いま入っているんだぁ、って頭の中では想像出来るんだけど
大きすぎるぅのか、ちっちゃいぃのかも初めてだからわからないんです。
だから、しばらくインサートしたままじっとしていたけど
これでイイのかわからないんです。
恐る恐る奥にゆっくり押し込んでみたり、
手前に引いてみたり、グリグリねじ込んでみたり。
でもスッゴクイイ感じにはならないんです。
相性が悪いのかもって・・・
あたしって浮気性?
でね、少し大きなアレに変えてみたの。
ユックリ入れてみたんだけど、痛くなかった。
でもやっぱりフィットしないの。
だからもう一つ大きなMサイズにしたの。
そうしたらクチュって音がして、あたしのあそこの内壁とイヤーピースがピッタリ張りついた感じがしたんです。
あっ、あたしってMだったんだって気がついたんです。
きっともっと大きなのを入れたら、あたしのあそこが壊れちゃうって怖くなって
それでやめちゃった。

で(笑)、さっそく音楽を聴いてみたけど、あんまり良い音に聴こえません。
音量はこれまでの半分で十分なので、外に音が漏れる事はないのだろうけど、クラシックやジャズだと平凡な音に聴こえ、楽器のある位置がわかりません。
歌謡曲だとそこそこ聴けるので、3000円ぐらいのだとそういう感じなんでしょう。
実は、以前にどのイヤホンがいいか調べたのですが、肝心の時にはそういう情報を持ち合わせていないのですね。
だから日をあらためて出直そうかと思ったけれど、わざわざ注意してくださった人がいるのだからと、テキトーに選んだのでした。
まあ難聴、耳鳴り、中耳炎の耳では、どんな音もまともには聴こえないのだろうからイイんじゃないのかな。




雑賀崎のワンコ
コメント (5)
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