酒の飲み方

某佐賀大学で学生らに対し、コンパでの一気飲みなどを禁止する通達を出したと新聞で読んだ。
今年も「成人式」で酒を飲んで暴れる「お子ちゃま」も現れるであろうが、コドモだから酒の飲み方を知らない、とは思わない。
オトナだって同様だ。
オトナが酒の飲み方を知らないから、コドモに飲み方を教える事が出来ないのだ。
あるいは、オトナの酒の飲み方を「伝授」した結果が、この有様なのだともいえよう。

そもそも一気飲みするような連中に酒のうまさなどわかるはずもない。
そんなヤツらは消毒用アルコールを飲んでいればイイのだ。
ウマい酒を味わって飲むのが酒飲みなのだ。
だからオトナがコドモに教えるのは、第一にウマい酒というものだ。
ウマい酒をわかるようにすれば、一気などという百姓じみたバカなまねは、もったいなくて出来ない。
そして、ウマい酒を知れば、マズい酒の飲み方もおのずとわかるというものだ。
それには、まずオトナがウマい酒を知らねばならないし、その飲み方も知らねばならない。

オトナが街なかで酔った上の醜態を晒しているから、コドモがまねをするのだ。
もっとオトナがキレイな飲み方をしなければ、バカの再生産は続くであろう。
人と酒を飲むのは酔うためではない。
楽しい時間を過ごすためなのだ。
楽しい時間というのは酒の席だけの事ではなく、帰宅後や翌日まで含めた時間をいうのである。
そういう規範のある飲み方を、まずオトナがしなければならないのだ。

satoboは、そういうオトナに早くなりたい。