闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
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事前のリサーチ不足でしょう

2014年07月02日 21時39分47秒 | Weblog
「眠らぬ都バス」低調…電車接続なく客増えず
今日のYAHOOニュース。

まぁアイデアとしては面白いのですが、金儲けになるかどうかは別。
東京の24時間バスについては、その運用開始当初から知っていましたが
別段取り立てて書くこともないので書いていませんでした。

これは猪瀬前知事のアイデアだと聞いていますが、
24時間バスにどれだけのニーズがあるとか、
どういう客層が利用するかとか、また日本の経済の動向とか
いろいろ調査・検討して、実施するかどうかを決めるべきでしたね。

実際、リサーチにどれだけの時間を割き、どこまで調査されたのかは
わかりませんが、今日、いろいろ調べたところでは、
かなり事前の調査が甘かったと思われる部分が沢山あります。

運行は、毎週土曜日の午前1時過ぎ~同5時過ぎ
運行区間は、渋谷―六本木間で計4往復8便(1時間に1本くらい)
距離は、約2.6km、料金は420円

電車がなくなってから、このバスに乗ると思われる人は
渋谷周辺、渋谷―六本木間、六本木周辺在住の人、
またそのあたりに宿泊している人が大半だと推測できます。
まぁ始発や終電に乗る人も若干はあるでしょうけど。

約2.6kmなら、ゆっくり歩いても1時間かからないですよね。
タクシーだと3メーターくらいかな?
東京都内だと初乗りで730円、それから280m毎に90円プラス。

渋谷周辺、渋谷―六本木間、六本木周辺となると
家賃はかなり高いのではないでしょうか?
となると、お金持ちとまではいかなくても、
そこそこの収入のある人が多いでしょうから、酔っ払った状態では
バス停からバス停へしか行かない24時間バスより
それよりは少し高くついても、ドアTOドアのタクシーに乗るでしょう。

それに加えて1時間に1本くらいですから、
タイミングが悪けりゃ1時間弱待たないといけない。
そこまでして24時間バスを利用するより、広いしゆったりできる
タクシーを利用する人の方が多いでしょう。
おまけに2人だと折半で、24時間バスの料金と大差なくなります。
3人になると24時間バスより安くなる。

となると、24時間バスに乗る人はかなり限定されます。
その限定された人で、採算が取れて利益が出るほどになるとは
ちょっと考えにくいと思いますけどね。

バスのような公共交通機関では、収益の主としてはリピーターが前提です。
リピーターが多ければ、採算性が出てくると思いますが、
上で簡単に分析しただけでも、リピーターはそれ程多いとは思えません。

私がちょっと分析しただけでも、確実に採算がとれるとは
思えないという結果なのに、もっと一流の方が時間と費用をかけて
真剣に分析しているのでしょう?

それで現在の結果を予測出来なかったとするならば、
余程、分析力がないのか、リサーチが下手か、はたまた
何か別の意図があったとしか考えられませんなー。

まぁいずれにしても、事前のリサーチ不足もしくは、決定的な判断ミス
もしくは意図的な操作のすべてもしくはいずれかがあった事は間違いない。


今日目についた記事:
 ・パレスチナ少年が拉致・殺害される、イスラエル3少年の報復か
  大人同士がいがみ合うのは勝手だが、子供を巻き込んではいけませんね

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 まぁ甘い判断も、お役所の得意技です