闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
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適正価格以上のコストダウンを要求する利用者

2013年04月22日 22時28分39秒 | Weblog
「トルコの事故で重傷、旅行会社への賠償請求棄却」ヨミウリオンラインの記事。
私は、ツアー会社の企画するツアーに参加して海外に行こうとは思わないので
こういう事態は招かないとは思いますが、海外で事故に巻き込まれた事例として
興味があったので、この裁判はちょっと注目しておりました。

裁判の結果は、その記事のタイトルが示す通りです。
実際事故に遭われた原告の女性には同情いたしますが、ツアーであれ個人であれ
海外旅行にリスクはつきものだし、確かにツアー会社の企業努力というのもあるでしょうけど
通常だとかなり高い海外旅行が、どうして格安ツアーになっているかを考えると
おのずとそのリスクの高さは分りますよね。

日本は、失われた20年の間、円安で随分海外旅行に行きやすくなりましたし、
コストダウン競争で、ツアー会社も四苦八苦しているのが現状。

「旅行会社が最後まで責任を持つ仕組みにしてほしい」という女性の訴えはごもっとも。
しかし、そういう仕組みにすると、ツアー代金は跳ね上がり、気軽にとはいかなくなる。
結局、今の様な仕組みになった半分は、安ければ良いという利用者側の責任もあるでしょう。

以前から私が主張しているように、上で書いた事例にも当てはまるのだが、
時として企業努力を超えたコストダウンを利用者が求め過ぎるので、
それを求められた企業側も死活問題ですから、何かを犠牲にしてコストダウン競争に
生き残ろうとして、様々なトラブルになっています。

もちろんそんな安かろう悪かろうなサービスや品物を提供する企業側に問題があるのは
明白ではありますが、そこまでを要求する利用者側にも問題があるでしょう。
私が言いたいのは、限りなく安ければ安いほど良いという考え方で良いのでしょうか?
無意識のうちに適正価格を超えるコストダウンを要求していないかを考えて頂きたい。


今日目に付いた記事:
 ・韓国旅行業界、日本人観光客急減で政府に支援要請
  政府に日本人観光客誘致活動費を要請する前に、自分たちの日本に対する態度を
  改めたまえ!

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 日本人は自己責任という言葉を知らないのか?