闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

何と短絡的な発想!!

2013年04月04日 21時12分13秒 | Weblog
私はこのニュースを見た時、日本の政治家が如何に現実が分っていないかが分りました。
自民党、大学受験・卒業に「TOEFL」活用との提言まとめる』というニュース。

TOEFL活用で「グローバルな人材を育成する」というのがその理由。
何ともマヌケですね~~~、英語ができれば「グローバルな人材」ですか?
それは違うでしょう?? 英語ができなくてもグローバルな人材はいますよ。

そもそも「グローバルな人材」の定義にもよるとは思いますけど、
それを「グローバルな視野を持ち、グローバルなフィールドで活躍できる人材」と
するならば、基本的には語学は関係ありませんよね。

最近、世界の辺境で活躍する日本人をテーマにした番組がいくつかありますが、
確かに現地の言葉を話せるようになっている人たちも入る反面、
現地語はおろか英語すら片言の人が、現地で尊敬されるような素晴らしい仕事を
やっている場合もあります。

私に言わせれば「グローバルな人材」とは、「グローバルな視点を持ち、
日本の悪習を絶ち切り、小心者の日本人ができな度胸を持った人材」だと思います。
要は「考え方」だと思いますよ、少なくとも島国根性を持った人ではありません。

まぁ他の国の人たちと交流を持つ手段として英語は便利なツールではありますが、
それがすべてじゃないし、いくら英語がネイティブに近いほど上手でも
島国根性しか持ち合わせていなければ、それは「グローバルな人材」じゃない。

英語ができないより出来た方がいい。それは数学ができなくても生きていけるが
数学が出来た方が、いろいろ便利な場面があるのと同じです。それだけの事です。

そういう短絡的な考えしかできない島国根性の塊の代議士先生方が
「グローバルな人材を育成する」というのも、ちゃんちゃら可笑しいわ。
政策として「グローバルな人材を育成する」のであれば、
グローバルな考えを持った人に教育を任せるのが正論でしょう。

私の知っている人の中で「この人は本当にグローバルな人だなぁ~」と思ったのが
竹内弘高さん。 WikiPediaにも出ていますが、ハーバード大学経営大学院教授で
一橋大学名誉教授、あの世界的企業であるマッキンゼーアンドカンパニー社を蹴って
ハーバード大学ビジネススクール助教授になった人です。

私は、起業家塾で竹内さんの講義を受けましたが、内容が濃く、授業の進め方も凄い
ユーモアのセンスも抜群で、おまけにスラっとしてカッコイイ!!
竹内さんのような、本当にグローバルな人が「グローバルな人材を育成する」事が
本当にできるのであって、島国根性に凝り固まった代議士先生が言うほど
簡単な問題ではありませんよ。

私自身もグローバルな視点を持つために、日々、努力をしているつもりですが
何しろ50余年、島国根性が染みついてきましたから、なかなか考えを変えるために
大変苦労しています。
自分自身でグローバルな視点を持つ事が出来れば、自分でもグローバルな人材を
育成したいとは思っていますけど、そこに至るにはまだいつの事になるか分りません。


今日目に付いた記事:
 ・運賃を体重で決める方式、サモア航空が導入 世界初
  私はこの制度、至極、当たり前の事だと思いますよ。 どー考えても
  白鵬関と私と、航空運賃が同じというのは納得できない

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 代議士先生は、グローバルな人材育成を考える前に、日本の悪習を捨てる事を考えなさい!