闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

勤労に感謝できない日

2009年11月24日 11時10分15秒 | Weblog
昨日、TVタックルでは瀬戸際の中小企業経営者が出演して悲痛な声をあげ
その後の報道ステーションでは、雇用問題についてのニュースが・・・
それに年末ジャンボ宝くじ発売初日に殺到する派遣切りにあった人々・・・
何とも皮肉ですなぁ~、勤労感謝の日にもかかわらず、
勤労する機会も与えられず、勤労に感謝できない人の報道が多かったですな。

一部の有識者の見解では、この年末をこえ来年になると失業者が400万人を
超えるそうですから、就労者数が約6200万人とすると、失業率約6.5%
この調子だと、勤労感謝どころか勤労争奪戦の様相です。

昨日のTVタックルの出演メンバーは、亀井郵政金融担当大臣、
元経産官僚の岸博幸氏、今、各方面でご活躍のご存知勝間和代さん、
痛くない注射針を作った岡野工業株式会社社長・岡野雅行さん、
ワタミの渡邉美樹社長、カリスマバイヤーの藤巻幸夫さんと
なかなか面白いメンツでした。 それと中小企業経営者10数名。

少々机上の空論的なところはあるにしても勝間さんの発想というのは
本当に面白いですねー、もう少し具体性が出てくると賛同者も多いでしょう
理屈自体は私も賛成ですが、実行するにはちと難しい。

岡野さんは、モノ作りをするものとして、業界は違えども尊敬している人ですが
カリスマ企業のカリスマ経営者が陥る、気持ち先行の意見に終始していたのは
とっても残念ですね、「アイデアをだしてというのはわかるが、
みんなあなたの様には、なれないのですから」と思わず言いたくなりました。

窮地に陥っている中小企業に「アイデアが足りない」と言うだけでは
何の解決にもなりません。
私なんかでも、とっても困っているところですが、たとえアイデアがあっても
様々な理由でアイデアを製品化できない場合も多いですからね。
例えば、試作品をつくる経費がないとか、どこも試作品をつくってくれないとか
様々な理由があって、アイデアがあっても、なかなか実現できない事が多い。
中小企業経営者の全てが、何も考えておらずただ下請けルーティーンを
こなしているだけのような発言には、本当に怒りをおぼえましたな。

その点、一番現実的で実現可能な案を出してくるのが渡邉社長と藤巻さん
お二人とも、いろいろ経験されていますし、試行錯誤の経営をされていますから
常に現実が見えているという事もあるでしょう。

やっぱり一番現実が見えていないのは亀井大臣でしょう、
中小企業経営者を前に、郵政の時のような歯切れのいい持論を期待していたのに
今一、他人事のような曖昧なところがありました、この人の場合
中小企業のためのモラトリアムというより、郵政同様、過去に何か遺恨が
残っていて、それを清算するような意味あいが大きいのだと感じましたね。

まぁ結局中小企業の経営が日本全国どこでも厳しいという事が
わかっただけの昨夜のTVタックルでした


今日目に付いた記事:
 ・「本当に幸せ」解放の真下さん笑顔…イエメン誘拐
  こういうところで、官房機密費をつかっているんじゃないの?

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 中小企業生き残りの道は、自力しかありませんな。