闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

複雑なシステムでのトラブル対策

2009年11月09日 11時23分37秒 | Weblog
今朝は、JR新宿の信号機故障で、多くの方々に影響が出たようですね。

現代のように、様々なシステムが複雑化すると、ほんのささいな事で
大変大きな影響が出たり、原因の追究も難しくなりますな。
今朝の信号機故障でも、信号機の部品を取り替えたのに再発しているという事は
原因が信号機そのものにあるのではなく、他の影響を受けている可能性が高い。

もうかなり以前の話ですが、金糸を作っている工場での話。
あるときから、金糸をコイル状に巻いたものから、しばしば発火するようになり
様々な角度から原因追求したのですが、原因が全くわからず、
その間も何度も発火さわぎが起こっていました。
ついには、霊現象だ!という話まででて、お祓いまでやる始末。

しかし、ひょんな事からその原因がわかったのですが、
その原因、近所の工場から発生した高周波が金糸をコイル状に巻いたものに
作用して電流が発生し、発火したのだとわかったそうです。
なぜ、原因がわかったかというと、その近所の工場が休みの日に限って
発火が全く起こっていなかったからだそうです。

近所の工場と発火との相関関係に気が付かなかったら、
いまだ原因がわかっていなかったかもしれませんね。
同様な事例で、仏壇の位牌が毎日倒れるという事例、
これも原因は、近所の道路工事で発生する低周波が原因していたのだとか。

しかし、このように原因が明きらかにならないものがゴマンとあります。
それでも、まだ対処療法でおさまったら良いほうで、しばしば人間の心理に
大きな影響を及ぼすものもたくさんあります。

私たちのソフトウェアを作る仕事の場合でも、プログラムが複雑かつ
巨大になると、不具合の原因がなかなか特定できない場合もあります。
しかし、早急に対処しないければならない場合、
根本対策を講じるには時間がかかるので、対処療法的対応をすることもあります。
でも、根本的な対処を行っていないので、遅かれ早かれ
また別の場所で不具合が出たりするものです。

システムの複雑化に伴って、トラブルを根本的に解決にするために要する時間は
ますます長くなりますね、でも長期間システムを止める事ができない!
この矛盾は、現代が抱えている根源的問題の一つでしょう。
コンピュータの世界では、1つのコンピュータが止まっても
最低限の影響しか出ないように考えられているシステムがたくさんありますが
鉄道網などは、システムとして、そのあたりどうなんでしょうかね・・・


今日目に付いた記事:
 ・酒井法子被告に懲役1年6月、執行猶予3年
  まぁ妥当なところでしょうね

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 人体というシステムも複雑ですから、原因不明な事も多いですな。