闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

当世、十把一絡

2008年06月02日 23時24分32秒 | Weblog
関西地方では、今日、早々と入梅したようです。
まぁ降る時にはきっちる降って、晴れる時には思いっきり晴れて欲しいですな。

昨日、施行された改正道交法は、全く馬鹿げていますね。
どうも、最近施行される法律には、魂が通っておらず、
状況を好転させるというより、むしろ現実とは乖離して
好転させるどころか、妨げになる方が多いようにおもいます。

新しい道交法、シートベルト着用の規定です。
後部座席の人の人もシートベルトをしないと、運転者が罰則を科されてしまう。
それだけなら、100歩譲ったとしたら、まぁ許せなくもない。
馬鹿げているのは、乗り合いバスや観光バス、長距離バスなどの乗客の
シートベルト着用だ。

サロンタイプの観光バスで、ゆったりくつろぎなつつ、アルコールを飲みつつ・・
という場面でも、原則シートベルトをしないといけない、全く興ざめだ。

乗り合いバスは更に悲惨だ。 一停留所だけ乗る場合でもシートベルトを
着用しなければならない。それの安全を確保するためだとか。
本当に安全を確保するなら、つり革を持って立っている人はどうなる?!

座っている人の安全が確保できないのでシートベルトを着用させるのだから
それより不安定なつり革を持って立っている人は、
SMプレイのように縛りつけなければならなくなるではないか!!
そのうち、オートバイ乗車の場合でもシートベルト着用になったり、
自動車運転者は、ヘルメット着用義務になるのではないか

自転車の歩道走行の問題も、原則車道だが「やむを得ない場合」は
歩道を走ってもいい事になっている。 「やむを得ない場合」ね・・・
そんな主観的な判断材料を許してよいのか??
もうここまで来ると、法というより質の悪い取立て屋の論理だ。

後期高齢者医療、年金、医療改悪、控除の廃止、税制法案、
生活保護法改正、そして今回の道交法と、ここ数年の法改正を見ると
完全な法律などはないと理解しているが、これらはあまりにも酷過ぎる。
官僚の甘い試算に考える能力のない大臣、立法府はまともに機能していない。

私がいつも飲酒運転について主張しているのと同様に、
シートベルトの問題も着用義務にするのではなく、任意にしておいて
死にたい人は着用しなければいいし、高い安全性をいつも追求する人は
どのような場面でも着用すればいいというようにすればいい。
自転車だって歩道を走っても良いが、歩行者に迷惑をかけた場合は
重い科料を課したり、懲役を課すようすればいい。

国が、日常生活の細かい事にまで首を突っ込んで、十分実態を把握しないまま
中途半端な法律をつくる事ほど、癖の悪い事はない。
司法でも裁判員制度が始まるので、立法でも下町のおばちゃんや工事現場の
おっちゃんなどのナマの意見をしっかりとりいえられるような
新たな枠組みを考えたらどうだろうか。


今日目に付いた記事:
 ・「バス来ない」「彼女が浮気」…不急の110番に京都府警困惑
  あー普通にそのあたりを歩いている人の3割は、頭の悪いカスですか。

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 個の時代にはびこる、十把一絡の悪法