闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

ズレてるねぇ~

2008年06月11日 23時57分23秒 | Weblog
今日、参議院で福田首相の問責決議案を可決しました。
与党側は、内閣信任決議案を衆院に提出した模様ですね。
どっちもどっちですな、子供のケンカじゃあるまいし。

それにしても、福田首相の問責決議案を今日可決する事が
本当に一番効果的だったのでしょうか?
もちろん沖縄県議選の結果が、後押しをしたのでしょうけど
私としては、タイミングがずれているのではないかと思っています。

まずは国民の関心度がそれほど高くない。問責決議案は法的拘束力がないので、
本当に世論の後押しが無いと全くマヌケなものになってしまいます。
世の中の目が政治に向いていて、世論が今の内閣ではダメだという風潮が
広がった時、即ち世論の後押しがある時でないと効果的ではないでしょう。

今週は、ずっと続いてきた政府への不信感に加え、
更に信頼度を失墜させるような決定打もない上、
世の中の関心が秋葉原の無差別殺人事件へ向いていますから
民主党の執行部がいきり立っても、世論の後押しは弱いと思います。

民主党としては、効果の無い問責決議案での空振りは、
逆に執行部への不信感がつのり、秋の党大会を待たずして
執行部の一新や右派の党離脱という事にもなりかねない。

問責決議案の時期は...
3月末で名寄せが完了できないという公約違反議論がまだ熱い最中で
ガソリンの暫定税率が再度元のレートに戻り世の中が混乱している時
かつ後期高齢者医療制度で負担増の7割だと世の中の人が広く知った時で
福田さんが道路特定財源を一般財源化するという表明をする前
くらいの条件が揃っていた時が最適だったのではないでしょうか。

民主党はせっかく追い風が吹いてきているにもかかわらず、
それをうまく利用できていません、どーも腰が重い。
裏での駆け引きや党内での駆け引きがあるとはいえ
追い風に乗る前に与党に姑息な先手を打たれ、
いくつものチャンスをとりこぼしているような感があります。
この調子だと、たとえば政権を握った後、しっかり物事に対して迅速に
対応できる政府になるものかと、本当に心配になってしまいます。


今日目に付いた記事:
 ・映画評論家の水野晴郎氏が死去
  また本当に映画解説ができる人が減りましたね。。。

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 タイミングずれは、プラスどころかマイナスをもたらす