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枝豆のサヤが不憫でならない。

 いやー、雨が好きかと問われれば。
正直なところどの気候も同様に興味深く、各々に良さがある気がします。
本日などは夏のそれとはちがい、
雨水の匂いがする秋の入り口らしい少し寂しい雨でした。

 今夏はあまりに猛暑すぎてすっかり忘れていましたが、
夕立の後、ひんやりし始めた宵にヒグラシがなくあの切ない空気も
ここ最近の気候ならばすぐに感じられそうですね。
 
 
 こんな寂しい雨の日はオートバイ日和。
それもじっくりとパーツと向き合うような作業もまた趣深いものです。

 とはいえ、まだパーツが揃わないので
分解したキャリパー系部品の清掃と研磨ぐらいしか出来ません。
ひとまず夕方の30分程を利用し、洗浄の後に乾燥させたキャリパを観察します。
ブレーキフルード成分が固化したようなものは、
湿潤状態では確認しづらいものですが、乾いていれば一目瞭然なのです。
 

01_cleanpot
 金属を削らないように竹籤などを利用して削り取り、
パーツクリーナーと綿棒、ウエスで清掃してゆきました。
気になる箇所は、コンパウンドなどを利用して研磨もちょいと。
でも、外側の汚れはあんまり気にしません。別に機能に関係ないですし♪(笑
 
 

02_sledlock
 キャリパアッセンブリボルトに残ったネジロック剤も出来る限り除去。
写真は除去前ですが、雌ねじの山が届く範囲ぐらいまでは削り込みました。
 
 
 
 乾燥状態での一通りの清掃を終えた頃、携帯に見慣れぬ番号が。
出ると、どうやら大阪の純正部品扱い業者に発注しておいたパーツが届くようです。
暇があればバイク用品店やHONDAのディーラーでも良かったのですが、
ネット経由で発注するのが、なんだかんだいって一番合理的なのです。
良いような、悪いような。なんとも妙な話ですね(苦笑 
 
 

03_genuinept
 ”着払い”にて、手数料も合わせて4,500円程を支払い9点のパーツを入手です。

 ここでお粗末なお話。この9点を発注した直後に、
一緒に交換すべきだったいくつかの部品を発注し忘れたことに気づきました。
会社の朝の10分ほどの時間で急いで注文したもので完全に失念です。
急ぎ昼休みに追加注文を・・・と思ったのですが、
流石に同じ業者さんに2個口でお願いするのも申し訳ない話だったもので。

 結局、他に必要だった12点は別の業者さんにお願いしてしまいました。
両者の発注のタイムラグはあまりありませんが、
こちらはやはり週の半ばほどまでお預けなようです。
 
 
 例によってパーツが揃うまで待とうかとも考えたのですが、
ピストンの摺動面が外気に触れた状態を長く作りたくなかったので、
ブレーキフルード漬けで保管するのか、或いは組めるところだけ組むのかを思案し
とりあえずピストン周りのシール類は揃ったので組み付けてしまう事に。

04_pistonassy
 構造を考えれば当然ではありますが、
ピストンシールにはブレーキフルード、
ダストシールにはシリコングリスを適量塗布しながら、馴染ませつつ組んでゆきます。

 人間の感覚は”徐々に変化するもの”にとても鈍いものですが、
この手のパーツ類を交換すると、本来の動作との違いにとても驚くものです。
シールとしてはしっかりと機能していながら、動きを阻害する事がないあの感じ。
サスペンションのOH直後にも感じる感覚に似ています。
 オートバイは”そういう変化”が車体挙動に露骨に影響するので興味深いです。
高性能な部品になればなるほどそれは顕著ですよね。
 
 

05_pistoninsert
 各ピストンの感触を確かめながら一通り馴染ませたら、
キャリパーについた油脂類を拭き上げてひとまず完了です。
ジョイントシールの穴に貼った白のテープは、保管中の外気侵入防止の為。
 
 
 
 今日の作業はざっとこんな所でした。
あとはパーツが着いたら仕事の帰宅後に室内で組み上げて、
週末にはフィーリングのテストかしらん。リアはその後かなと考えております。
 
 それにしても秋のツーリングが楽しみです。
お小遣いのやりくりとの戦いにはなりますが(笑
行けたら日光あたりを走って来たいなぁ( ´ー`)。

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