エリート

　何度か日記に書いていますが…

　親友だった男から年賀ハガキが来ました。

　むかーし、
僕がまだ”その他大勢”で無かった頃。
轡を並べていた親友が居ました。

　風の噂で、
東大を出て、世界最大手銀行に就職して…
なんて事を聞いていたのですが
ここ10年程は、自分から連絡するのも憚られ
漠然と『どうしているのかなぁ』なんて思っていました。

　そこで、やってきたのが今回の年賀状。

　産婦人科医院長のお母さんと、
学校の先生のお父さんに抱かれた、
（赤子からすると祖母、祖父ですね）
ヤツの息子…が写っていました。

　なんていうかその…おめでとう御座います！

　卑屈だなぁ俺（笑
こんな場所でしか発言が出来ないんですね。

　でも、まだまだ自分のやってることなんてのは
他人様の役にたっていようが、意味のない次元の事。
その日生きるのに精一杯で、
大したこともしていないのに、辛いフリして被害者ぶっている。
甘い、甘すぎるよね。

　人間を見た目で判断することは、
心底愚かだという真実ぐらいは
考えなくても解る年齢になっていますが、
どこかの派遣切りに遭っているような、
『見るからに使えない人間』に成り下がらない様に
甘えることなく頑張って生きていこうと思います。

　最後の文節は要らない気もしますが、
紛うことなき僕の本音。
下を見たらキリがありませんが、
上だけを見て生きられる人間になりたいと改めて感じました。