3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

2019.9.7 バルコニー便り

2019-09-07 11:09:53 | 日記
海外から帰ってきてみたら、秋の気配がした。
昨日は高温注意報が出るくらい暑かった。日差しは相変わらず真夏のようであったが、今朝の日差しは秋そのもの。
秋がやってくる。
小さな鳥がチッチと鳴いているので目をこらしてみるとメジロらしい。さらに、雀より小さな小さな鳥が懸命に鳴いているが、あれはメジロでもなくなんだろう、と思っているとサッと逃げていってしまった。

8月のヨーロッパは異常に暑かった。
もともと涼しい地域ではクーラーがないので、暑いったらありゃしない。
それでも湿度は低いのでなんとかしのげた。夜は涼しいし、クーラーがなくても大丈夫であった。
帰ってきて、そのあとはぐんと気温がさがったらしい。旅行中に暑いと洗濯が大変なので、イヤだ。
寒ければ同じものを着ることも可能だが、暑いとそうはいかない。
EU議会近くにいった。ブリュッセルは突然の雨にたたられ、暑かったが、それでも古都の美しさに圧倒された。
歴史的にみればヨーロッパの中心で富と情報と人が集まる場所である。
ベルレーヌもランボーもこの地で詩人の人生を歩んだ。
英語、ドイツ語もなんとかいけるが、フランス語はだめなので、ベルギーでは暮らせないと思うと残念である。
せめてドイツあたりにすんでみたいものである。

帰国してBBCをみているとイギリス議会は大混乱である。
民主主義が泣く。
イギリスはもう衰退の一途をたどるのだろう。
まともな政治ができなくなったら、過去にどんなに栄光にあふれる国だろうとおしまいである。
アメリカもイギリスも後退していくのだろう。
それにしてもアメリカもイギリスも衰退するのは勝手だが、のちの世界の地図が描けない。これはものすごく問題だと思うのである。

こんな時代だからこそ日本は隣国とぜったい争いごとはしてはいけない。
昏迷の時代に生き残るためのは、隣国との摩擦をぜったいに避けることである。

国内の選挙対策、票稼ぎのために受けを狙うために隣国との摩擦を引き起こすようなことがあっては100年後悔することになるのでやめるべきである。
我々は、70年余、とにかく争いごとはせずにやってきたのである。
少しぐらい貧しくても、消費税があがっても文句はいわない。
そのかわり、他国とよい関係を維持することのほうが大切である。
少しばかり裕福であっても戦争が始まればすべて奪われるのである。そんなことはわかりきったことである。

だから、とにかく外交力が必要であり、国民はバカな政治家の不穏な言動は許さないという姿勢が必要である。
平和なんてあっというまに砕かれる。不穏当な政治家の発言、国内の票稼ぎのための言動が、これまで培ってきた外交努力を打ち砕いてしまってはならないのである。
我々は世界の動向に敏感になり、平和維持のために考え抜いた言動をとる。ストイックにならねばならない。



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