3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

2017.5.24バルコニー便り 初夏の日差しに輝く紫陽花

2017-05-24 15:14:28 | 日記
今日は、西のほうに少し雲があったけれどそのほかは晴れ渡っていて本当に気持ちが良い。
バルコニーの草花に水をやると葉がそれぞれに輝いていて、美しい。

ゼラニウムが全開である。
赤、朱色、ピンク、そして白、小さい花を思いきり咲かせている。

そして紫陽花。
この家に引っ越してきたとき、バルコニーにはまだわずかの草花しかなく、殺風景だった。
シマトネリコを2つ、そして、紫陽花を5つ取り寄せた。
ピンク2、白2、そして白いレースのようなアナベル1である。
もともとおたふくという種類の紫陽花があったので紫陽花の季節になると満載である。
その後、2015年にダンスパーティという名の紫陽花を職場近くの花屋で衝動買いをしたので、それもあり、本当に今の季節、それぞれがそれぞれの個性を豊かに発揮して、今まさに競い合って咲こうとしている。

ダンスパーティというのは、もともと買ったときはピンクで華やかな花であった。
しかし、土のせいか水のせいか今年の花の色は青みがかった紫で、なんともいえず美しい。名前は派手だが、楚々として控えめに咲いている。
ずいぶん大きく成長し、リビングからその美しい姿が見え、ポツポツ咲いているのをみるのが毎朝楽しみである。
寝室の前の窓越しにおいてあるのがアナベルという白いレースのような紫陽花で、一度咲くと長く楽しめる花である。
ちょっと水を与えるのを忘れるとしんなりしてしまう。
慌てて水をやると、あら、うれしいわ、という声が聞こえてきそう。15分ぐらいするともとのように元気になるのである。
花と「会話」するのは、楽しいものである。
家人は「会話」するというと笑うが、花というのは、話しかけるとなにがしかの声が聞こえてくる気がするから不思議である。
アナベルという花は、タカビーな感じなんだが、他の花に水をやっていると、私にもお願いっていう気がするから、ハイハイお待たせしましたっていうと、満願の笑顔で笑っているように見える。不思議である。

というわけで、紫陽花が今や我が家の庭の中心だが、
ふとみると、蓮の花が元気にその葉を広げているではないか。

もうすぐ蓮の花が咲きそうである。
蓮の花を見るといつも思い出すのが、シューマンの「蓮の花」という歌曲である。

いつだったか6月の歌のコンサートで歌ったことがあったなあ。
短いながら、とても素敵なメロディと歌詞(ハイネ)なので、ぜひ、一度聞いてみてほしいです。
きっと歌いたくなると思いますよ。
Myrten Op. 25 歌曲集『ミルテの花』 作品25
Nr.7 Die Lotusblume はすの花 H.Heine

Die Lotusblume ängstigt はすの花は怯えている
Sich vor der Sonne Pracht 陽の輝きの下では。
Und mit gesenktem Haupte そして頭を垂れて
Erwartet sie träumend die Nacht. 夜を夢見て待っている。


Der Mond, der ist ihr Buhle 月が、はすの愛する恋人で
Er weckt sie mit seinem Licht, その光で目覚めさせてくれる。
Und ihm entschleiert sie freundlich そして月の前ではすの花は喜んで露わにする
Ihr frommes Blumengesicht, その穏やかな顔を。


Sie blüht und glüht und leuchtet 花は咲き 色づき 輝いて
Und starret stumm in die Höh’; 何も語らずに天空をじっと見つめている。
Sie duftet und weinet und zittert 花は香り 涙を流し 揺れる
Vor Liebe und Liebesweh. 愛ゆえに 愛の悲しみゆえに。

引用http://www.damo-net.com/uebersetzung/schumann/op025/07.htm


蓮の花が咲くのが待ち遠しい。
うちのは、「愛の悲しみ」のためいきが聞こえてくるほど繊細にはみえないんだが。
それは昼間の姿で夜になって月がでると悩ましい姿をあらわにするのだろうか。



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