教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

キジとジョウビタキに出会う

2012年12月21日 | 生き物

いつもの川沿いを歩いていたらジョウビタキちゃんに会いました。



あんなところにとまっているのは珍しいな・・と思ってみていたら



サッと間近に同じジョウビタキのメスが舞い降りました。

これは・・縄張り争いですね!初めて遭遇しました。



頭を低くしていて尾羽の美しい橙色がよく見えます。
車のドアミラーやカーブミラーにうつった自分の姿さえ
攻撃するという勝気なジョウビタキ。さぞかし激しい喧嘩を
するのかと思いましたが、2羽は接触することなく
60cmぐらいの間合いをとりながら追いかけあいを
していました。どのように勝負が決まるのか見届けたかった
のですが、見失ってしまいました。

すぐ上の落ち葉が降り積もった草むらからは
ガサッガサッと大きな音が聞こえてきました。
ツグミにしては激しいな・・と思って目をこらすと



キジです~ようやく見つけました!
見事な保護色ですね。

対岸で遠いのが残念ですが、だからこそこちらを
あまり警戒しないで食事してくれたのかもしれません。



満足したあとに駆け上がった先は



仲間のところです。どうやらメス三羽で行動していたよう。
このふくふくした色の濃いメスがのんびりやの食いしん坊を
待ってあげていたのかな?

この土手は今年のはじめごろに大きな建造物が出現して
かなりの面積の緑地帯がなくなってしまったところ。
もうジョウビタキもキジも見られないのかなぁ・・・と悲観して
いましたが会えてよかった!これからの散歩の楽しみが
増えました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初冬のいろ

2012年12月20日 | 自然

木々が葉を落として冬支度がすすんだ森で
とても目立っていた彩りを並べてみました。



まだ丈の低い若木の先にまとまって残った葉が鮮やかに
色づいていました。葉柄まで赤!リョウブでしょうか?



ノイバラの実は鈴なり。だけれど小鳥たちに食べられている
痕跡はありません。熟していないのか美味しくないのか、謎です。

サルトリイバラの実は昨年より少なく色合いも地味に
感じられました。



種を包む黄色い皮が裂けて中のオレンジ色の実が
露出したツルウメモドキ。この実は小鳥たちの好物
のようで、だいぶ食べられていました。

小さなサヤから実が飛び出しているのはタンキリマメもしくはトキリマメ
トキリマメの別名がタンキリマメだと思っていたら、似ている植物で
葉の形などで見分けるのだそうです。もう葉が落ちてしまっているので
来年にチェックしたいと思います。



ヒュッ ヒュッ ヒュッ フィッ フィッ フィッ ・・・
高く美しい鳴き声のウソはこの冬早い時期から見ることが
出来ました。今年の冬は寒いのでしょうか?

虫がほとんど見られなくなって、散策の楽しみは森の彩りと
小鳥観察に移り変わってきました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビーズコレクション展が始まりました

2012年12月19日 | その他

近所でキジやらジョウビタキやらをみてほっこりしてから
新宿の伊勢丹へ行ってきました。
苦手な都会へ久々に出かけたのは、友達がビーズアクセサリー展に
出品していたためです☆



彼女とは大学生の時同じクラブに入っていて、専攻は違うけれど
多くの時間をともに過ごしたいわば戦友。
コスチュームジュエリー作家・見澤道子として活躍しているのは
HPなどで知っているけれど会うのは2年ぶり、作品の実物を
見るのも久しぶりでした。



会場はたくさんの女性の熱気でむせ返るようでした!
友人のブースはサービスカウンターに近いところ。
会場入口に置いてある見取り図をもらったほうが
わかりやすいかもしれません。



ネックレス、ピアス、リングなどの完成品はもちろん
製作キットも多種類おいてあるなかで、普段長靴を履いて
森を歩いているま~ったく飾りっけのない私でもつけられそうな
小ぶりのものを選んでもらいました。



繊細で上品なものばかり!昔から知っている彼女の
センスのよさがさらに磨かれているのを感じました☆
「23日のパーティーでつけるの」と言って、並ぶ作品の
中でもボリュームのあるゴージャスなネックレスを選んだ方を見て
ああ、もうクリスマスで年末なんだ・・としみじみ思いました。



その場で指導を受けながら作品を作ることが出来る
ミニワークショップもあるそうで、作家・見澤道子は
12月22日(土)12時から開催するそうです。



作品カードも出していましたが、その裏には



上の文章が記されていました。
友人は茨城県出身。震災直後からさまざまな支援活動を
続けているとのことです。

友人の指から紡ぎだされた華麗な作品群にうっとりとしながら
日に焼けて走り回っていた20年前を思い出し、今笑いあっていられる
のが不思議で嬉しい・・。色々な思いが巡った午後でした。

ビーズコレクション
12月19日(水)~24日(月)
(最終日は4時まで)
会場:伊勢丹新宿店本館6階・催物場




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月四回目の教室

2012年12月18日 | 教室風景

早くも12月4回目の昨日は朝から雨がぱらつき
底冷えがしました。



真摯に課題と向き合う時間は静かに流れ



アトリエでは子供たちの歓声と小鳥のさえずりが
遠くに聞こえました。
2012年の教室日は残すところあと一日。
次回の金曜日にいらっしゃらない方々と早くも
年末のご挨拶をしました☆

予報どおり朝のうちは雨でしたが時折太陽が
顔を見せ、正午を過ぎる頃には青空も見えました♪



それでも風は冷たい~!汗ばむ陽気だった前日との
気温差がありすぎてついていけません。



駐車場真上に位置するモミジの紅色が増して



ところどころ晩秋の華やかさが残っていました。



あっモズのメス!
頭が大きくて全体に丸っこい可愛らしい容姿には
似合わず狩り上手。観察していてワクワクする鳥ですが
敏感でなかなか近づかせてもらえません。
毎年この時期になると望遠レンズがほしくなってしまいます☆



湿った薄暗いクヌギ林に白っぽい蛾が飛び回っていました。
ようやく草に止まってくれたのでよくみるとまたフユシャクの仲間のよう。
調べたらクロスジフユエダシャクが一番近いように思えました。
ちっとも落ち着かないのは飛べないというメスを探し回っていたから
でしょうか。

そのほかにはタイワンリスとヒヨドリによく会った日でした。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

散策日和にチョウと出会う

2012年12月17日 | 生き物

衆議院選挙の投票をしてから思わぬ暖かさに
誘われて、森へ散策に出かけました。
久々の気温上昇に気分も体温も上がります♪



爽やかな青空を見上げているとやるべきことを
すべて忘れてしまいそうです。



駐車場でさっそくナナホシテントウに出会いました。



飛び立つ瞬間はこんな形になるのですね。
じっくり見たことがなかったので新鮮でした♪

あまりの暖かさに虫たちが動き出しているよう。
期待をこめて飛ぶ虫を探していたら

いました!
翅の付け根がきれいな青・・・何シジミかな?



なんとウラナミシジミでした!
越冬できるのは関東地方より南の暖かいところ。
そこで生まれた新しい命は北上しながら繁殖するけれど
神奈川県では越冬できない、秋のみに見られる蝶・・
と思っていたので、こんなに寒くなるまで生き残っていた
個体がいたことにとても驚きました。

そして大好きな輝く蝶♪



ムラサキシジミにも出会えました~!
この蝶は成虫で越冬するそうなので、これからも
暖かい日なら会えるかもしれません。
この輝きと色は何度見ても興奮してしまいます♪

この日は小さな蛾もよく飛び交っていました。
落ち葉に舞い降りたので近寄ってみると



フユシャクかな?
毎日拝見している昆虫写真が主のブログは
4つあるのですが、その方たちの記事にこのところ
たびたび登場しているのです。
フユシャクは冬季に成虫が出現するシャクガ科の総称で
特徴はメスの翅が退化して飛べないことだそうです。
この写真の蛾はオスですね。調べるとクロオビフユナミシャクに
思えましたがフユシャクの仲間は似ているものが多くて
間違っているかもしれません。

あ~嬉しい!暖かい晴れって本当にいいですね。
ミシシッピーアカミミガメの甲羅干しも久しぶりに見ました。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Hさんの日本画完成

2012年12月16日 | 教室風景

Hさんは神秘的な海からのおくりものを描きました。


「潮の名残り2」    日本画   SM

さまざまな色を映す海や南国の空をイメージさせる背景の
深い青に優美な表情をみせるホネガイが浮かび上がっています。
周囲をいろどる花形は浜辺に打ち上げられた貝たちのよう。
Hさんの心の中の海が垣間見える幻想的な美しい作品です。

近づいてみました。



周囲の装飾は、レース編みの花モチーフをつなげて
岩絵の具で着色したという独創的なもの。その存在感に
負けない背景の青は多種類の色遣いでのびやかに下地をつくり
よい色が出るまで岩絵の具を重ねてつくりだし、繊細な貝も
胡粉と岩絵の具をつかいわけて光り輝かせた結果、すべての
効果が絡み合って鮮烈な印象の華やかな作品となりました。

今作は一年ほど前に描いたスイショウガイ科の貝の作品から
続くもの。ぜひHさんの作品アルバムで比べてご鑑賞ください。
Hさんの過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」の中の
作品集”内のHさんのページにたくさん掲載されています。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月三回目の教室

2012年12月15日 | 教室風景

早くも師走半ば、教室も三回目となりました。
朝はこの時季らしくかなり冷え込みました~!

岩絵の具をニカワでといたさきから皿の上でゼリー状に
なっていきます。筆もぷるぷるとかたまってきて、電熱器との
往復が忙しい日となりました。



午前中、Hさんが日本画作品を完成させました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆

朝の森は日差しも少なく寒かったけれど
風がなかったので穏やかでした。



アカメガシワの葉の鮮やかな黄色がまぶしい♪
芽吹きの頃の赤い葉もきれいだけれど秋の黄葉もいですね。



タイワンリスも寒いのでしょう、小さくちぢこまっていました。



元気に飛び回っているのは鳥たちばかり。
目の前にシロハラが出てきてくれました♪



お昼休みにはお日様が顔を出してポカポカ・・・。



日に透けたカエデの色も綺麗です♪
やはり晴れているほうが気持ちよいですね。

場所によりますが紅葉の見頃はもうすこし続きそうです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

川沿いの鳥たち

2012年12月14日 | 生き物

久しぶりに母と川沿いを散歩しました。



耳が冷たい~!川沿いは風が通りますね。

川をのぞくと



きらめく川魚がたくさん泳いでいました。
オイカワでしょうか?



水面にはカイツブリ!
カモもなにもいないからこの頃散歩がつまらない・・
とぼやいていた母が目を輝かせて写真をたくさん撮っていました。



羽毛を風になびかせたアオサギもいたし



カワセミ君も♪



飛び立つ瞬間、姿勢を低くして一直線になるのですね。



昨年たくさんカマキリの卵のうが産みつけられていた
ロウバイの裸木。二人でじっくり探したけれど今年は
ひとつしか見つけられませんでした。
母は手前にあるミズキの若木を見て昔、父の実家(岩手県)で
この枝に小さな団子をつけて飾った思い出を話してくれました。
真っ赤な枝に紅白の団子がついた様は華やかなのでしょうね。

気持ちよい晴天に冷たい風。もうお正月が来たような錯覚を
おこした日でした。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

続く彩り

2012年12月13日 | 散歩

朝晩は冷え込むけれど晴れが続いてありがたい☆
風のない陽だまりでふと見上げると

あたたかい彩りにホッとします~♪



紅葉の鮮やかさはまだ続いていて



マユミの実も残っています。
実りは昨年に比べとても少ないように思いますが



コクサギの実は今年も豊作。
実の表面を見るとミカンの仲間なのだと納得できます。
コクサギの葉はオナガアゲハやカラスアゲハの幼虫の
食草だということで、見かけるたびにチェックをしている
のですがまだ幼虫や蛹に出会ったことがありません。



残ったアジサイの花も晩秋の色



ムラサキシジミやムラサキツバメがいないかと
マテバシイの樹上をにらんでいたら、可愛らしい
メジロの一団がやってきました♪

ギエーッ!
けたたましい声の主は



ワカケホンセイインコです。派手、それに大きい~。
公園に設置された巣箱の穴の中を偵察していました。
この鳥にはさすがのヒヨドリもタジタジ・・。

気がつけば足元ばかり見ていた虫観察の時期から
見上げることの多い鳥や実りの観察の季節へ。
落葉を終えた木々が増えてきました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマスリース作り

2012年12月12日 | その他

上郷森の家本館ロビーには今年も
大きなクリスマスツリーが飾られています。



この季節、キラキラしているツリーを見ていると
やっぱり気分が華やぎますね♪家のツリーはここのところ出さないし
キリスト教徒でもないけれど、クリスマスが近づくと
小さい頃の嬉しくって楽しい気持ちを思い出してなんだか
ウキウキします♪

この秋母が木の実拾いに夢中になっていつのまにか
ドングリやら松ぼっくりやらがたくさん集まったので
何か作れないかと皆で考えた結果、クリスマスリース作りを
しようということになりました。



まず木の実の下準備ですが姉がテレビで見たという方法を実践しました。
バケツに水をはって松ぼっくりを投入し、皿のようなものを載せ
さらにおもしをして完全に水に浸すこと数時間。
これは中に潜んでいる虫を退治する意味があるそうです。

ばらの花のような実は私が旅先で手に入れたものですが
ちょっと崩れやすいので今回は使うのをやめました。



2日乾かしても大きな松ぼっくりのかさが開かなかったので
1個につき3分ほどレンジでチン!



効果はてきめんできれいにかさは開いたのですが
切り口から松脂がグツグツ沸騰して出てくるうえ
レンジの庫内は松脂の香りでいっぱいに。
匂いは時間とともに消えましたが・・ちょっと驚きました。



実のお尻の方にワイヤーをぐるりとまわしてから
金色のカラースプレーで着色してみました。
夜だったので室内で作業したため、ビニール袋で覆った箱の中に
実とスプレーを持った手だけ入れ着色しました。
着色作業をしたのは母ですが、なかなかの出来ばえです☆



既製品の実つきリースに着色した松ぼっくりとリボン、
金色のヒイラギなどを飾って完成♪
母姉とともに初めて作りましたがけっこう簡単に
楽しくできました。

これをなんとかお正月飾りに流用できないかな~と画策中。
それは無理でも、金色の松ぼっくりは今後も活躍しそうです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする