教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

カラスザンショウに集まる

2012年12月23日 | 教室風景

カラスザンショウの大木が上郷森の家別館近くにあります。
この時期、風下にいると10m以上離れていてもわかる
強烈な香りを放っているのですが、その香りは
良い香りとちょっとクサイとのはざま。
夏みかんの皮をもんだような爽やかさがあるけれど
いい香りとも言い切れないのです。



果実の熟し始めた11月末頃から色々な小鳥たちが
集まってきます。



よく見かけるのはメジロです。
今年はウソもやってくるのではと期待していたのですが
残念ながらそのシーンには遭遇できませんでした。

下にはぽろぽろと実が落ちてきて、時折大きな葉も。



熟して真っ赤になると実が裂けて中から黒い種子が
顔を出します。
上の写真の実はまだ青いのですが、小鳥の嘴の痕跡なのか
小さな丸い穴がいくつもあいていました。



落ちた実を器用についばむハシブトガラス

ポリッポリッポリッ・・・・・
せわしなく実を食べるのは



タイワンリスです。
このリスは食べ物が少ない厳冬期になると
木の皮まで剥がしにかかり、しまいには枯死させて
しまうのですが、カラスザンショウの幹は
よく被害にあっているのを見かけます。

食事に夢中で近づいても逃げなかったので
動画を撮影してみました。△をクリックしてみて
くださいね↓。



実を食べにくる生き物はみな嬉しそう♪
よほど美味しいのでしょうね。
冬休み明けにも実が残っていると良いのですが。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする