青空の広がった休日、じっとしていられなくて
森へ出かけました。
う~、風が冷たいっ!
陽だまりになにか虫がいるかなと探したけれど
アブさえ見つけられない・・。羽化したウスタビガに
会いたいな~☆
ドウダンツツジは燃えるような赤に
誰にも食べられないヒヨドリジョウゴも真っ赤
ひと月ほど前に見つけたシオデの実は
さらに深い黒緑色に変化していました。
古い切り株に古い鳥の巣が。
ミズゴケのようなもの、羽毛に細長い葉
ふわふわした白い糸のよなものも見えます。
完成品の使い心地はさぞかし暖かかったことでしょう。
どんな小鳥が巣立っていったのでしょうか?
小川の近くの湿った落ち葉に力尽きたサワガニが
埋もれていました。
日陰でじーっとしていると体の芯まで冷えてくる・・・
冬の到来を感じた一日でした。
久しぶりに母のデジカメ(パナソニックTZ-7)の画像を見たら
野良猫にゃんきち(女子)の寝姿がたまっていました。
デスクトップPCにコピーしながら見ていくと・・けっこうかわいい。
まだ暖かい頃
日差しをもとめてじりじりと移動
歯が出ています。
再利用するために乾燥させて篩い分けするつもりの
赤玉土を盛ってあるケースの上にもよくいます。
鼻の中に土ぼこりが入りそうです。
寒くなるにつれ鼻を隠すようになってきました。
薬品類を入れた蓋つき箱が最近のお気に入りの場所で
ときどきこの柔らかい蓋で爪とぎをするのだそう。
たしかにここは午前中~正午頃まで直射日光があたる場所。
母にはこんなおだやかな顔をするんですね~♪
私も何かにゃんきちに喜んでもらおうと
深めの発泡スチロール箱を用意してみました。
これが喜びの顔・・?
『にゃんきちは箱の中に入っているところを
撮られるのが嫌いなのよ~』と母は言うのですが・・。
私はいまだに見たことがありませんが、ときどき
利用してくれているようで良かった♪
引っ越してこられたばかりのご近所さんの玄関先で見たことが
あるし、野獣のような顔をしてなかなか甘え上手な姫様です。
ちょうど一週間前の日曜日は群馬旅の最終日でした。
その日はかねてより私が行ってみたいと思っていた場所、
群馬県太田藪塚の施設を訪問しました。
ジャパンスネークセンターです!
いろんな方のブログにレトロな雰囲気漂う微妙な展示がちょっと・・
のようなことが書かれていたのでそんなことはありません
でした・・・といいたいところですが、たしかに施設は古い。
けれども、見所満載のかなり楽しめる場所でした♪
大きな駐車場近くにあった白蛇観音。
お賽銭は施設管理にあてられると書いてあったので
少し納めて、帰路の無事も祈ってみました。
我々は間違って北口に行ってしまったのですが
広くて駐車しやすいのは観音口(南口)です。
またJAF会員は入場料が割引になります。ご参考までに☆
温室で世界中の蛇を見ることができましたが、飼ってはいけない
ヘビが押収された際の新聞記事とか、毒蛇に咬まれたあとの
痛々しい様子など様々な説明文や展示物をみるのも楽しく
見ごたえがありましたが、
本当に本当に素晴らしかったのは
「ハブからの採毒実演」。
研究者の方のマイクを使った説明が何ともわかりやすく
興味深い話はとどまることなく流れるようで聞きほれました。
蛇を扱うさまも近くで見れて良かった~♪
一年も食事をしていないというハブからの採毒。
毒蛇を扱うなんて研究者のかたは命がけですね。
このあとも生きているニホンマムシとヤマカガシを
フックにひっかけて皆に見せながらその生態や習性、
危険性のお話、毒蛇咬症例などのお話・・。身近な蛇だけに
いっそう面白く、ものすご~く集中して拝聴しました。
森歩きの足元ははやっぱり長靴が正しいんだな!と
納得しながら、熱帯のジャングルを裸足で歩いている人は
よほど注意深いのかと思ったりしました。
来年の干支ということもあるのか、この日の実演の見学者は
かなりの数で狭い採毒室まわりは熱気に包まれていました。
最後に赤ちゃんの頃からセンターで育てているという
小さなアオダイショウを皆に触らせてくれました。
ほとんどの人が出て行ってしまった後、私もついに!
上下の画像は姉に撮ってもらったものです。
「両手で持ってください」と手渡していただきましたが、
暖かい場所を求めてか蛇さんは首元やわきの下へするすると・・。
うふふ・・手の中でうごめく感じが何ともいえません。
滑らかでしなやか。ふれあえて嬉しかったです♪
ヘビさんお疲れさま☆
初めて蛇を飼う場合はアオダイショウがおススメとのことです。
お話が始まってからふれあいの時間まで45分ほど、
充実した至福のときでした!
母もヘビ好きなはずで父と行ったオーストラリア旅行の時は
大蛇を首に巻いて写真に撮ったくらいなのに、今回はNG.
その理由は“細いのは好きじゃない”・・・。不思議です。
このあと「ヘビのお食事タイム」があって楽しみに
していたのですが、残念ながらタイムオーバー。
北関東自動車道にのって帰路についたのでした。
蛇が活発に動きまわる暑い時期に再び訪れたい!
また群馬方面に旅行する時は「ぐんま昆虫の森」とともに
予定に組み込もうとひそかに心に決めました。
12月二回目の教室日は気持ちの良い快晴で
ホッとしました。やはりお日様の力は偉大です♪
光あふれるアトリエに静かな時間が流れます。
もみ紙をしたり骨描きをしたり地塗りをしたり
詰めの段階の描き込みをしたり。描いているテーマは
皆さんそれぞれなので技法も進め方もバラバラです。
垣間見える仲間の制作風景や会話や笑顔。
同じテーブルで仲間とともに描くこのひとときは、やはりひとりで
描いていては得られないものがたくさんあります♪
この日の森はあまり風もなく、小鳥たちのさえずりと
子供たちのヤッホーという声でにぎやかでした。
メタセコイアが赤銅色の彩りに♪
またまたウソに会えました♪
いつも口いっぱいにほおばっている食いしん坊という印象。
目の前や地面近くによくおりてきて、シャッター音も
あまり気にしません。かなりのおおらかさんですね。
ウソのオスはのど元が赤い、というのは知っていましたが
この日あったこのオスは赤さが際立って範囲も広い・・。
横浜自然観察の森のブログ「にぎわいのある森ブログ」を
読んだらちょうど冬鳥たちのことが書かれていました。
それによるとどうやらこのウソは、ロシアからやってきた
“亜種アカウソ”のようです。
お腹まできれいな紅色♪
野菊の種を食べているようですね。
木々の葉がたくさん落ちて、タイワンリスの姿が
よく見えるようになってきました。
森の冬支度はだいぶ進んだようです。
チッチッチッ・・・
足元の藪から小さなさえずりが聞こえてきます。
アオジに会うことが増えてきました。
ふかふかのお尻がキュートです♪
すこし前に薄暗い林床で会えたクロコノマチョウ
枯葉そっくりで、目を離すとすぐ見失ってしまいます。
成虫越冬ということですが、どこで寒さに耐えるのでしょう?
ひだまりで体を温めていたニホンカナヘビ
もうそろそろ冬眠する時期ですね。
おちていたドングリをひとつ拾うと
早くも新芽が出ていました。
またやってしまった・・・。ひっつきむしが足回りに!
何かを追っていると足元の確認がおろそかになってしまうのです。
いちばん厄介だと感じているのがこちら
チヂミザサです。
秋になると出るこの穂はベッタベタ!綿素材はもちろん
長靴などにもくっついて素手で取ったりすればベタベタ地獄・・。
ガムテープでとるのが一番いいようです。
人間にとってはやや迷惑なこの植物も
このヒメウラナミジャノメの幼虫の食草だと知れば
なくなればよいなどとは思えません。
この蝶は幼虫の姿で越冬するということですが
次に会えるまでの数ヶ月、どんなところにいるのでしょう?
必要な書類を揃えたり交渉したりお願いしたりと
あわただしかったここ数日。
久しぶりに晴れて暖かかった先日、上郷森の家で
書類をいただいてようやく落ち着きました。
せっかく来たのだから!と森を少し散策♪
午後に予定があるので円海山は無理だけれど
いつもとは違うミズキの道を行くことにしました。
ミズキの谷の紅葉は色づき始め♪
やっぱり晴れているといいですね~!なにもかもが
清々しく感じられます。
さえずりでモズやジョウビタキがいるのはわかるけれど
見つけられない・・。目の前に出てきてくれたのは
ヒサカキの実をついばみに飛んできたメジロと
こちらを気にする様子がないガビチョウだけ。
シジュウカラやカワラヒワなどもいたけれど
皆ひとときもじっとしていませんでした。
蝶が飛んでいないかな~とカシの木のまわりを
探していたら・・キラリ!
いましたっ、ムラサキシジミです~!
唯一会えた蝶がムラサキシジミとは、ほんとうに
歩いてよかった☆
あまり日があたらないところにあるクヌギの幹に
できた小さな穴にコオロギのような昆虫がひそんでいました。
拡大して調べてみるとクチキコオロギのようです。
このままここで越冬するのでしょうか。
小さな出会いばかりだけれどそれが積み重なって
なにかとても晴れ晴れ嬉しい気分となった日でした。
Iさんは娘さんの新しい家族のかわいらしい姿を2作描きました。
日本画 F3号
花やちょうちょ、楽しげな音符に囲まれている
ヨークシャーテリアの女の子。暖かく華やかな色あいで
まとめられた画面は春の喜びにあふれているよう。
濡れたような瞳と明るく軽やかな雰囲気が印象的です。
近づいてみました。
岩絵の具をこつこつと塗り重ねつくりあげた堅牢な下地に
的確に描きこまれた主役のいきいきとした表情。
力強さと軽やかさが同居して、見ごたえのある作品となりました。
日本画 F3号
カラフルなシャボン玉が浮かぶ空間は爽やかで美しく
彼女の濃い毛色をひきたてています。
不思議そうな表情は愛らしく、透明感のある背景もあいまって
子供時代特有の無垢さ、清らかさが表現されています。
拡大してみると
柔らかい鼻、艶やかな瞳、ふわふわした柔らかい毛並み、
繊細なシャボン玉などそれぞれの質感の違いを描きわけ
しっかり表現されています。実感がありながら夢もあふれている
味わい深い作品となりました。
この2点は娘さんにプレゼントされる予定で、そのときに
題名も決めてもらうとのことです。題名はまたその時に
HPにUPいたしますね。
Iさんの作品はどれも明るく夢のあるものばかり。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”内の
Iさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧ください。
12月最初の教室日は曇天で風が冷たい一日でしたが
皆さんの熱気で教室内はあたたかく春のようでした♪
うっかり午前中の様子を撮影するのを忘れてしまいました・・。
午前中にIさんが日本画作品2点を完成させました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに♪
気温はさほど低くないものの日がささないので暗く
寒々しい森をうつむき加減で歩いていましたが
小鳥たちの元気な美しい歌声に背筋が伸びました。
綿のような種をつけたセイタカアワダチソウの間から
いち早く色づいたハリギリとカエデが見えます。
小さなさえずりとがさがさする音がして見上げると
ウソのメスがネズミモチの実をついばんでいました。
3~4羽でまとまって移動しているようですが、この一羽だけ
が残りました。頭や嘴のまわりに食べかすをたくさんつけています♪
ツルウメモドキの実も熟し始めたようです。
これも鳥たちのご馳走となるのでしょうか。
ガマズミの葉の紅葉にサルトリイバラの赤い実♪
秋らしい彩りにおもわす見とれてしまいます。
道路際のクズの葉裏に寒さに耐えるウラギンシジミを
見つけました。冷たい強風にあおられながらもしっかり
葉につかまっていました。
ふと隣のクズの葉を見ると
ヤマトクサカゲロウがいました。
どちらも成虫越冬するらしいのですが、似たような場所を
選ぶとはここがよほど優良な物件なのですね。
このクズの葉が枯れ落ちる頃は、彼らはどこにいるのでしょうか。
森の木々にはまだ実も葉も多く残り、初冬というよりは晩秋
といった趣でした。
2泊目は伊香保温泉に泊まり、お風呂から
日の出を眺めて今日は晴れでよかったね~
と喜んでいたら、朝食後に雪が!
激しく降ったのは30~40分ほど。それでも
ガラリと冬景色に変わりました。
その後雪は小粒のものがぱらつく程度だったので
予定通り石段街へ行くことにしました。
石段は365段。母は途中でやめると言うかな
と思ったのですが、一気に伊香保神社まで。
ゆっくりだけれどしっかり石段をのぼる後姿を
見ながら、いつまでも今のように元気でいてほしい
としみじみ思いました。
その後、近くのグリーン牧場が入場無料だったので
立ち寄りヤギや子牛とふれあい・・・いよいよ(私のみが)
楽しみにしていた施設へ!
ぐんま昆虫館です♪
すっかり晴れ上がり、安藤忠雄さんが設計したという
昆虫観察館も空の色を映して真っ青です。
広い!本当はこの図書コーナーにも行きたかったけれど
限られた時間内で優先すべきは昆虫ふれあい温室です。
夢のような光景です~♪
オオゴマダラ、リュウキュウアサギマダラ、シロオビアゲハ
ツマベニチョウ、スジグロカバマダラ、ツマムラサキマダラその他
見慣れたアゲハチョウも飛んでいました。きれいなバッタやナナフシや
トカゲにカエル。来てよかった・・・ものすご~く元気をもらえました!
このチョウたちは、寒さが続いて南国の雰囲気が恋しくなる頃に
あらためてご紹介いたします♪
金色に見えるオオゴマダラの蛹
もっとゆっくりしたかったけれど、2人が楽しみにしている
次の場所に急がなければなりません。
極楽の温室から極寒の外に出るともう日が傾いていました。
次はこの寒い中ソフトクリーム・・。
岡直三郎商店大間々工場の喫茶コーナーで
醤油ソフト(300円)をいただきました。
母姉大絶賛!しょっぱい味の後に練乳の風味。
濃厚で美味しかったです♪
この日も予定を大きくオーバーし、近くの高津戸峡には
寄るのをやめ、わたらせ渓谷鉄道を見るのも次回にして
宿泊場所の太田藪塚へ急ぎました。
なぜこの場所かというと来年の干支、蛇に会うため
だったのですが・・。
今日から12月の教室が始まります♪続きはまた後日
お伝えします☆
藤岡の宿を出て、車中から慈眼院の白衣観音を見上げつつ
すぐ近くの少林山達磨寺に行きました。
納められた達磨に達磨絵馬、さまざまな達磨を見るのも
楽しかったのですが、一番の目的は見ごろの紅葉♪
少し前に降った雨で色がより鮮やかに見えます。
新年のだるま市にはたくさんの人でにぎわうのでしょうが
この日はとても静かでした。
臙脂色もぬれてより深く
しみじみとした秋の色を堪能できました。
“焼きまんじゅう”ののぼりが気になり
達磨堂うらの小さなお土産屋さんへ。
これが焼きまんじゅう・・。大きい!初めての体験です♪
みたらし団子のように見えますがおまんじゅう部分は
小麦粉が原料。外がカリッ、中はふわっ、食べればもちっと
してタレは甘い味噌だれ。とても美味しかったです!
達磨寺でゆっくりしすぎてしまい、急ぎ次の予定へ。
姉の希望、卯三郎こけしの絵付け体験です。
この雰囲気、学校の美術の時間を思い出しました。
こけしは曲面ばかりで線一本描くのもひと苦労。
こんなことなら自分の筆をもってくればよかった~
と筆のせいにしつつ姉と二人でなんと3時間ちかく
こけし絵付けに没頭しました。30分で完成させた
母には申し訳ないことをしました・・。
最後に欲をだして、お顔に残っていた鉛筆の線を
消しゴムで消したら墨線がずるっとすべり、片眉だけ
困り顔になってしまいました。絵と同じであわてると
ろくなことはないですね!
このあと伊香保温泉の石段に行く予定でしたがこの日は
無理。次の日にもちこしとなりました。