教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

冬の始まりの森 

2012年12月11日 | 自然

青空の広がった休日、じっとしていられなくて 
森へ出かけました。



う~、風が冷たいっ! 
陽だまりになにか虫がいるかなと探したけれど
アブさえ見つけられない・・。羽化したウスタビガに
会いたいな~☆



ドウダンツツジは燃えるような赤に



誰にも食べられないヒヨドリジョウゴも真っ赤



ひと月ほど前に見つけたシオデの実は
さらに深い黒緑色に変化していました。 



古い切り株に古い鳥の巣が。



ミズゴケのようなもの、羽毛に細長い葉
ふわふわした白い糸のよなものも見えます。
完成品の使い心地はさぞかし暖かかったことでしょう。
どんな小鳥が巣立っていったのでしょうか?



小川の近くの湿った落ち葉に力尽きたサワガニが
埋もれていました。

日陰でじーっとしていると体の芯まで冷えてくる・・・
冬の到来を感じた一日でした。



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寒くなるにつれ

2012年12月10日 | 生き物

久しぶりに母のデジカメ(パナソニックTZ-7)の画像を見たら
野良猫にゃんきち(女子)の寝姿がたまっていました。
デスクトップPCにコピーしながら見ていくと・・けっこうかわいい。



まだ暖かい頃



日差しをもとめてじりじりと移動
歯が出ています。



再利用するために乾燥させて篩い分けするつもりの
赤玉土を盛ってあるケースの上にもよくいます。
鼻の中に土ぼこりが入りそうです。



寒くなるにつれ鼻を隠すようになってきました。



薬品類を入れた蓋つき箱が最近のお気に入りの場所で
ときどきこの柔らかい蓋で爪とぎをするのだそう。
たしかにここは午前中~正午頃まで直射日光があたる場所。



母にはこんなおだやかな顔をするんですね~♪

私も何かにゃんきちに喜んでもらおうと
深めの発泡スチロール箱を用意してみました。



これが喜びの顔・・?
『にゃんきちは箱の中に入っているところを
撮られるのが嫌いなのよ~』と母は言うのですが・・。
私はいまだに見たことがありませんが、ときどき
利用してくれているようで良かった♪
引っ越してこられたばかりのご近所さんの玄関先で見たことが
あるし、野獣のような顔をしてなかなか甘え上手な姫様です。


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旅の終わりに蛇に会う♪

2012年12月09日 | 教室風景

ちょうど一週間前の日曜日は群馬旅の最終日でした。
その日はかねてより私が行ってみたいと思っていた場所、
群馬県太田藪塚の施設を訪問しました。



ジャパンスネークセンターです!
いろんな方のブログにレトロな雰囲気漂う微妙な展示がちょっと・・
のようなことが書かれていたのでそんなことはありません
でした・・・といいたいところですが、たしかに施設は古い。
けれども、見所満載のかなり楽しめる場所でした♪



大きな駐車場近くにあった白蛇観音。
お賽銭は施設管理にあてられると書いてあったので
少し納めて、帰路の無事も祈ってみました。
我々は間違って北口に行ってしまったのですが
広くて駐車しやすいのは観音口(南口)です。
またJAF会員は入場料が割引になります。ご参考までに☆

温室で世界中の蛇を見ることができましたが、飼ってはいけない
ヘビが押収された際の新聞記事とか、毒蛇に咬まれたあとの
痛々しい様子など様々な説明文や展示物をみるのも楽しく
見ごたえがありましたが、

本当に本当に素晴らしかったのは
「ハブからの採毒実演」。



研究者の方のマイクを使った説明が何ともわかりやすく
興味深い話はとどまることなく流れるようで聞きほれました。
蛇を扱うさまも近くで見れて良かった~♪



一年も食事をしていないというハブからの採毒。
毒蛇を扱うなんて研究者のかたは命がけですね。
このあとも生きているニホンマムシとヤマカガシを
フックにひっかけて皆に見せながらその生態や習性、
危険性のお話、毒蛇咬症例などのお話・・。身近な蛇だけに
いっそう面白く、ものすご~く集中して拝聴しました。
森歩きの足元ははやっぱり長靴が正しいんだな!と
納得しながら、熱帯のジャングルを裸足で歩いている人は
よほど注意深いのかと思ったりしました。

来年の干支ということもあるのか、この日の実演の見学者は
かなりの数で狭い採毒室まわりは熱気に包まれていました。
最後に赤ちゃんの頃からセンターで育てているという
小さなアオダイショウを皆に触らせてくれました。



ほとんどの人が出て行ってしまった後、私もついに!
上下の画像は姉に撮ってもらったものです。
「両手で持ってください」と手渡していただきましたが、
暖かい場所を求めてか蛇さんは首元やわきの下へするすると・・。



うふふ・・手の中でうごめく感じが何ともいえません。
滑らかでしなやか。ふれあえて嬉しかったです♪
ヘビさんお疲れさま☆
初めて蛇を飼う場合はアオダイショウがおススメとのことです。
お話が始まってからふれあいの時間まで45分ほど、
充実した至福のときでした!
母もヘビ好きなはずで父と行ったオーストラリア旅行の時は
大蛇を首に巻いて写真に撮ったくらいなのに、今回はNG.
その理由は“細いのは好きじゃない”・・・。不思議です。



このあと「ヘビのお食事タイム」があって楽しみに
していたのですが、残念ながらタイムオーバー。
北関東自動車道にのって帰路についたのでした。

蛇が活発に動きまわる暑い時期に再び訪れたい!
また群馬方面に旅行する時は「ぐんま昆虫の森」とともに
予定に組み込もうとひそかに心に決めました。


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12月二回目の教室日

2012年12月08日 | 教室風景

12月二回目の教室日は気持ちの良い快晴で
ホッとしました。やはりお日様の力は偉大です♪



光あふれるアトリエに静かな時間が流れます。
もみ紙をしたり骨描きをしたり地塗りをしたり
詰めの段階の描き込みをしたり。描いているテーマは
皆さんそれぞれなので技法も進め方もバラバラです。



垣間見える仲間の制作風景や会話や笑顔。
同じテーブルで仲間とともに描くこのひとときは、やはりひとりで
描いていては得られないものがたくさんあります♪

この日の森はあまり風もなく、小鳥たちのさえずりと
子供たちのヤッホーという声でにぎやかでした。



メタセコイアが赤銅色の彩りに♪



またまたウソに会えました♪
いつも口いっぱいにほおばっている食いしん坊という印象。
目の前や地面近くによくおりてきて、シャッター音も
あまり気にしません。かなりのおおらかさんですね。



ウソのオスはのど元が赤い、というのは知っていましたが
この日あったこのオスは赤さが際立って範囲も広い・・。
横浜自然観察の森のブログ「にぎわいのある森ブログ」を
読んだらちょうど冬鳥たちのことが書かれていました。
それによるとどうやらこのウソは、ロシアからやってきた
“亜種アカウソ”のようです。



お腹まできれいな紅色♪
野菊の種を食べているようですね。



木々の葉がたくさん落ちて、タイワンリスの姿が
よく見えるようになってきました。
森の冬支度はだいぶ進んだようです。


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晩秋の森あるき

2012年12月07日 | 散歩

チッチッチッ・・・
足元の藪から小さなさえずりが聞こえてきます。



アオジに会うことが増えてきました。
ふかふかのお尻がキュートです♪



すこし前に薄暗い林床で会えたクロコノマチョウ
枯葉そっくりで、目を離すとすぐ見失ってしまいます。
成虫越冬ということですが、どこで寒さに耐えるのでしょう?



ひだまりで体を温めていたニホンカナヘビ
もうそろそろ冬眠する時期ですね。



おちていたドングリをひとつ拾うと
早くも新芽が出ていました。



またやってしまった・・・。ひっつきむしが足回りに!
何かを追っていると足元の確認がおろそかになってしまうのです。

いちばん厄介だと感じているのがこちら



チヂミザサです。
秋になると出るこの穂はベッタベタ!綿素材はもちろん
長靴などにもくっついて素手で取ったりすればベタベタ地獄・・。
ガムテープでとるのが一番いいようです。

人間にとってはやや迷惑なこの植物も



このヒメウラナミジャノメの幼虫の食草だと知れば
なくなればよいなどとは思えません。
この蝶は幼虫の姿で越冬するということですが
次に会えるまでの数ヶ月、どんなところにいるのでしょう?


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晴れ晴れした気持ちで森を歩く

2012年12月06日 | 教室風景

必要な書類を揃えたり交渉したりお願いしたりと
あわただしかったここ数日。
久しぶりに晴れて暖かかった先日、上郷森の家で
書類をいただいてようやく落ち着きました。
せっかく来たのだから!と森を少し散策♪



午後に予定があるので円海山は無理だけれど
いつもとは違うミズキの道を行くことにしました。



ミズキの谷の紅葉は色づき始め♪



やっぱり晴れているといいですね~!なにもかもが
清々しく感じられます。

さえずりでモズやジョウビタキがいるのはわかるけれど
見つけられない・・。目の前に出てきてくれたのは



ヒサカキの実をついばみに飛んできたメジロと



こちらを気にする様子がないガビチョウだけ。
シジュウカラやカワラヒワなどもいたけれど
皆ひとときもじっとしていませんでした。

蝶が飛んでいないかな~とカシの木のまわりを
探していたら・・キラリ!



いましたっ、ムラサキシジミです~!
唯一会えた蝶がムラサキシジミとは、ほんとうに
歩いてよかった☆



あまり日があたらないところにあるクヌギの幹に
できた小さな穴にコオロギのような昆虫がひそんでいました。
拡大して調べてみるとクチキコオロギのようです。
このままここで越冬するのでしょうか。

小さな出会いばかりだけれどそれが積み重なって
なにかとても晴れ晴れ嬉しい気分となった日でした。


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I さんの新作日本画

2012年12月05日 | 教室風景

Iさんは娘さんの新しい家族のかわいらしい姿を2作描きました。



日本画   F3号

花やちょうちょ、楽しげな音符に囲まれている
ヨークシャーテリアの女の子。暖かく華やかな色あいで
まとめられた画面は春の喜びにあふれているよう。
濡れたような瞳と明るく軽やかな雰囲気が印象的です。

近づいてみました。



岩絵の具をこつこつと塗り重ねつくりあげた堅牢な下地に
的確に描きこまれた主役のいきいきとした表情。
力強さと軽やかさが同居して、見ごたえのある作品となりました。




日本画   F3号

カラフルなシャボン玉が浮かぶ空間は爽やかで美しく
彼女の濃い毛色をひきたてています。
不思議そうな表情は愛らしく、透明感のある背景もあいまって
子供時代特有の無垢さ、清らかさが表現されています。

拡大してみると



柔らかい鼻、艶やかな瞳、ふわふわした柔らかい毛並み、
繊細なシャボン玉などそれぞれの質感の違いを描きわけ
しっかり表現されています。実感がありながら夢もあふれている
味わい深い作品となりました。

この2点は娘さんにプレゼントされる予定で、そのときに
題名も決めてもらうとのことです。題名はまたその時に
HPにUPいたしますね。

Iさんの作品はどれも明るく夢のあるものばかり。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”内の
Iさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧ください。


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12月一回目の教室

2012年12月04日 | 教室風景

12月最初の教室日は曇天で風が冷たい一日でしたが
皆さんの熱気で教室内はあたたかく春のようでした♪



うっかり午前中の様子を撮影するのを忘れてしまいました・・。
午前中にIさんが日本画作品2点を完成させました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに♪

気温はさほど低くないものの日がささないので暗く
寒々しい森をうつむき加減で歩いていましたが
小鳥たちの元気な美しい歌声に背筋が伸びました。



綿のような種をつけたセイタカアワダチソウの間から
いち早く色づいたハリギリとカエデが見えます。

小さなさえずりとがさがさする音がして見上げると



ウソのメスがネズミモチの実をついばんでいました。
3~4羽でまとまって移動しているようですが、この一羽だけ
が残りました。頭や嘴のまわりに食べかすをたくさんつけています♪

ツルウメモドキの実も熟し始めたようです。
これも鳥たちのご馳走となるのでしょうか。



ガマズミの葉の紅葉にサルトリイバラの赤い実♪
秋らしい彩りにおもわす見とれてしまいます。



道路際のクズの葉裏に寒さに耐えるウラギンシジミを
見つけました。冷たい強風にあおられながらもしっかり
葉につかまっていました。

ふと隣のクズの葉を見ると



ヤマトクサカゲロウがいました。

どちらも成虫越冬するらしいのですが、似たような場所を
選ぶとはここがよほど優良な物件なのですね。
このクズの葉が枯れ落ちる頃は、彼らはどこにいるのでしょうか。

森の木々にはまだ実も葉も多く残り、初冬というよりは晩秋
といった趣でした。


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伊香保で初雪

2012年12月03日 | その他

2泊目は伊香保温泉に泊まり、お風呂から
日の出を眺めて今日は晴れでよかったね~
と喜んでいたら、朝食後に雪が!



激しく降ったのは30~40分ほど。それでも
ガラリと冬景色に変わりました。
その後雪は小粒のものがぱらつく程度だったので
予定通り石段街へ行くことにしました。



石段は365段。母は途中でやめると言うかな
と思ったのですが、一気に伊香保神社まで。
ゆっくりだけれどしっかり石段をのぼる後姿を
見ながら、いつまでも今のように元気でいてほしい
としみじみ思いました。

その後、近くのグリーン牧場が入場無料だったので
立ち寄りヤギや子牛とふれあい・・・いよいよ(私のみが)
楽しみにしていた施設へ!



ぐんま昆虫館です♪
すっかり晴れ上がり、安藤忠雄さんが設計したという
昆虫観察館も空の色を映して真っ青です。



広い!本当はこの図書コーナーにも行きたかったけれど
限られた時間内で優先すべきは昆虫ふれあい温室です。



夢のような光景です~♪
オオゴマダラ、リュウキュウアサギマダラ、シロオビアゲハ
ツマベニチョウ、スジグロカバマダラ、ツマムラサキマダラその他
見慣れたアゲハチョウも飛んでいました。きれいなバッタやナナフシや
トカゲにカエル。来てよかった・・・ものすご~く元気をもらえました!
このチョウたちは、寒さが続いて南国の雰囲気が恋しくなる頃に
あらためてご紹介いたします♪

金色に見えるオオゴマダラの蛹
もっとゆっくりしたかったけれど、2人が楽しみにしている
次の場所に急がなければなりません。
極楽の温室から極寒の外に出るともう日が傾いていました。

次はこの寒い中ソフトクリーム・・。



岡直三郎商店大間々工場の喫茶コーナーで
醤油ソフト(300円)をいただきました。
母姉大絶賛!しょっぱい味の後に練乳の風味。
濃厚で美味しかったです♪

この日も予定を大きくオーバーし、近くの高津戸峡には
寄るのをやめ、わたらせ渓谷鉄道を見るのも次回にして
宿泊場所の太田藪塚へ急ぎました。
なぜこの場所かというと来年の干支、蛇に会うため
だったのですが・・。

今日から12月の教室が始まります♪続きはまた後日
お伝えします☆


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ダルマからこけし

2012年12月02日 | その他

藤岡の宿を出て、車中から慈眼院の白衣観音を見上げつつ
すぐ近くの少林山達磨寺に行きました。



納められた達磨に達磨絵馬、さまざまな達磨を見るのも
楽しかったのですが、一番の目的は見ごろの紅葉♪



少し前に降った雨で色がより鮮やかに見えます。



新年のだるま市にはたくさんの人でにぎわうのでしょうが
この日はとても静かでした。



臙脂色もぬれてより深く



しみじみとした秋の色を堪能できました。

“焼きまんじゅう”ののぼりが気になり
達磨堂うらの小さなお土産屋さんへ。



これが焼きまんじゅう・・。大きい!初めての体験です♪
みたらし団子のように見えますがおまんじゅう部分は
小麦粉が原料。外がカリッ、中はふわっ、食べればもちっと
してタレは甘い味噌だれ。とても美味しかったです!

達磨寺でゆっくりしすぎてしまい、急ぎ次の予定へ。



姉の希望、卯三郎こけしの絵付け体験です。



この雰囲気、学校の美術の時間を思い出しました。
こけしは曲面ばかりで線一本描くのもひと苦労。
こんなことなら自分の筆をもってくればよかった~
と筆のせいにしつつ姉と二人でなんと3時間ちかく
こけし絵付けに没頭しました。30分で完成させた
母には申し訳ないことをしました・・。
最後に欲をだして、お顔に残っていた鉛筆の線を
消しゴムで消したら墨線がずるっとすべり、片眉だけ
困り顔になってしまいました。絵と同じであわてると
ろくなことはないですね!

このあと伊香保温泉の石段に行く予定でしたがこの日は
無理。次の日にもちこしとなりました。


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