教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

台風一過

2012年06月21日 | 自然

 降り続いた雨もやんで一安心。
空を見上げれば・・・



こんなすっきりした青、久しぶりに見ました。

日差しも風も強い!
蒸し暑くなってきたし、母が先日アオダイショウの大物を
見たという橋のたもとへ期待をこめて行ってみました。

同じ場所をぐるぐる歩き回った結果、ヘビはいなかったけれど



カルガモの親子に出会うことができました♪
少し前出会った、生まれたての8羽のヒナ
と同じ親子なのかな?
それにしては小さいかな、などと考えながら歩いていると



不敵な面構えをしたミシシッピーアカミミガメが。
瞳の色が淡い黄緑色でなかなかの美形です。
ヘビの他に期待していたカワセミもクイナも
カイツブリも見あたらず、ツバメは速すぎて撮れないし
暑くて朦朧としてきたので家に帰りました。

庭は台風のおかげでひどい有様となっていました。
まだ上に伸びてほしいミニトマトや蕾の鉄砲百合が折れ
一本しかないミニ胡瓜の鉢が壊れ、朝顔がだめになり・・

ふとコアシナガバチの巣は大丈夫かな、と覗いてみると



家族が増えていました!
外に出ていた新成虫は始め一匹で、巣穴からもう一匹の
黒い頭が見えたためあわててカメラを取りに行っている間に
この状態。
左下に見える母蜂と比べると、目の間の部分はまだ白く
翅もお尻も色づきが淡く華奢で、羽化したてのようでした。

「大きいのがいる」
母が指差した梅の小枝には



ニホンアマガエル♪
うふふ・・と微笑んでいるようです。

梅の木を中心に、樹下のスズランにもたくさん



ナミテントウの幼虫や蛹、成虫がいました!
上のテントウは羽化したてのようです。
半透明で何かの果実みたい♪



バラの葉裏にはうどんげの花と呼ばれるクサカゲロウの卵が。
クサカゲロウの幼虫はアブラムシを捕食してくれるというので
この枝は切らずおきました。

小さな緑の世界の小さな生き物たち。
見ているとさまざまなドラマがあって興味深いです。



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森のカエル

2012年06月20日 | 生き物

またまた森奥のカエルに会いに出かけました。



湿った森は緑の香りが濃厚で、胸がすうっとします。

カッパを着たり脱いだり。梅雨らしいこんな日は・・

モリアオガエル大喜び!

池のあちこちから聞こえるカエルたちのラブソングが
ひときわ高くなったそのとき、突然動き出しました。



水底に隠れていたモリアオガエルのオスが
岸辺に泳ぎ着き、ものすごい速さで木をのぼってゆきます。



ライバル発見!
池に張り出す、卵を抱えたメスが好みそうな枝をめぐって
オスがこぜりあいを始めました。



見合った樹上で・・・
接触を避けるようにお互い違う枝を選ぶ場合と
片方が池に落ちる場合(落ちた方が負けなのですね)と
がっぷり四つ、おんぶ状態など取っ組み合いになる場合
などがあり、暗くなってから始まるメスの産卵に向け
オスたちの戦いが静かに繰り広げられていました。

一週間前こんな状態だった卵塊が



こんな状態に!

泡状の卵塊の中には2.6mm大の淡黄色の卵が
300~800個入っていて、1~2週間でオタマジャクシに
成長し、水中に落下するそう。
この卵塊の中で黒く見えるのはオタマジャクシで
ときどきプルッと動いていました。
昨日今日の大雨で水中にたくさん落下したでしょうね。

子ガエルたちが上陸するのは梅雨明け後かな?
その頃にまた池周辺を訪れたいと思います。


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6月四回目の教室

2012年06月19日 | 教室風景

6月の教室日は幸運なことにすべて晴れ♪
4回目は今月いちばんの蒸し暑さでした。



2012年も半ばを過ぎ、長い夏休みが目前に迫ってきました。
早いものですね~!



制作だけでなく額のこと、落款のことなどを考えるのも楽しい♪
今年の作品展は10月9日から!そろそろ準備を始める頃ですね。

ヤマボウシの木越しにアトリエのある上郷森の家別館を
撮影してみました。



中庭の木々はこちらに通い始めた13年前に比べ
かなり大きくなり、小鳥たちのよい止まり木となっています。

周辺の木陰でけたたましく鳴いていたのは



タイワンリス。もう夏毛に生えかわったのでしょうか、
冬より黒くてスリムな身体をしています。

木陰にはほかにも



ヒカゲチョウ
手すりについた汗が好きなのか
何度飛んでも同じ場所に戻ってきます。

サトキマダラヒカゲ
などによく出会いました。
翅の表面はオレンジ色と茶色の綺麗な模様があって
地味ながらも裏表凝ったデザインのチョウです。

いっぽう日向が大好きなのは

アオスジアゲハ
ひと月前より見かけることが少なくなりましたが
今は晩春に産みつけられた次の世代が
どんどん育っている時期なのかもしれません。
クスノキを見かけるたびに幼虫や蛹を探しているのですが
いまだに出会えず・・・これからが楽しみです。

蒸し暑くて無風。絶好の虫観察日和と思ったのですが
出会い少なめの一日でした。


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初夏のクモたち

2012年06月18日 | 生き物

5月半ばを過ぎてから蜘蛛たちによく出会うようになりました。
大小さまざま、生息場所もバラバラで
名前がわからないものも多く、調べるのも難しい・・
撮影したものはこの場に収まりきらないほどなので
好きな順に並べてみました。

先日出会ったサツマノミダマシ
まだ子供のようでミニサイズでしたが綺麗な緑色!
色といい形といいお気に入りの小型クモです♪
ちょうど昨夜の網を回収しているところでした。

立派で華麗なコガネグモ
コガタコガネグモかな?とも思ったのですが・・
夏に向けてどんどん大きくなっていくのでしょうか。
秋口に目立つナガコガネグモやジョロウグモなどに比べて
出会うことが少なく、今年も健在なのがわかって嬉しい♪



高いところに黒い木の実のようなものがひっかかっていたので
とりあえず撮影し、拡大してみたらゴミグモのオスでした。
魅惑的な形です♪



ピョンピョン飛び跳ねる姿やつぶらな瞳が愛らしい
ハエトリグモ。

半透明の美しい身体をもつワカバグモ。
接写しようと近づくと足をあげ懸命に威嚇していました。
濃く色づいた部分があるのはワガバグモのオスの特徴
だそうです。メスも綺麗ですがオスも素晴らしい♪



これだけはひと月ぐらい前の写真です。
直径3センチぐらいのオレンジ色の玉があるな~
と近づいたら・・・



ぶわっと広がりました!「蜘蛛の子散らす」とはこのこと。
近づいて見ると体長数ミリの赤ちゃん蜘蛛たち。
何グモなのでしょう?

好きなものを並べたらハエトリグモ以外はコガネグモの仲間ばかり。
これからはもうちょっと範囲をひろげてみようかな?


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晴れ間のチョウたち

2012年06月17日 | 生き物

今冬の厳しい寒さと何か関係しているのかたまたまなのか・・
出会う蝶が例年とは違うような気がします。



幼虫がエノキを食草とするテングチョウ。
食草が同じアカボシゴマダラやゴマダラチョウに比べ
数が少ないと毎年感じてきましたが、今年は遭遇率が高く
不思議です。



翅を閉じるとすぐ見失ってしまいます。
ちょっとイカリモンガに似ています。

上郷森の家まわりで出会う黒いアゲハは
毎年ほとんどがジャコウアゲハだったのに



今年はモンキアゲハ多し♪
朝日で身体をあたためていたピカピカさんは
角度によって金色のラメをちりばめているように見えました。



スイカズラを訪れていたモンキアゲハ
大きくて迫力があります~♪

このとき近くにいたのは



イチモンジチョウです。
幼虫の食草がスイカズラだそうで、近くにいたのは
産卵に訪れていたのかも・・
この蝶も今年は多く感じます。

先日は羽化したてのような綺麗なモンキチョウに
たくさん出会いました。白っぽいところがあるのは
メスなのだとか。



こちらはキチョウ
モンキチョウに比べより鮮やかな檸檬色に見えます。
マメ科のクララの周りでさかんに飛んでいましたが
産卵に訪れていたのかも・・。よく出会うチョウなので
見過ごしがち。今年は幼虫を探してみようかな~?


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6月三回目の教室

2012年06月16日 | 教室風景

6月三回目の教室日は朝からすっきりと晴れ
まるで夏の高原にいるような心地よい一日でした。



光も風も湿度もちょうど良く制作もはかどります☆
近くでウグイスとコジュケイが、遠くでホトトギスが
鳴き交わして森はにぎやか。



Hさんは午後の2時間ほどでご自分の印を彫り上げました。
次回、その印を初めての日本画作品におして完成となるので
ご紹介いたします。お楽しみに☆

明日から梅雨らしいお天気となる、という予報が
出ていたので貴重な晴れ間。緑濃く乾いた森を
静かにゆっくり散策してみました。



長靴を履いていもこの道はもう行けない・・
丈高い草の根元で赤ちゃんノウサギが潜んでいるかな♪



ヒメコウゾの実が熟していました。
この実と残った桑の実に小鳥たちが集団で訪れ
リスも夢中になっているようでした。

この日はオレンジ色のものにたくさん出会えた日!



またアカシジミに会えました~♪
前回は梢の高いところにいたのでつぶらな瞳までは
見えなかったけれど、今回は目の前!
それにしても鮮やかな橙色です~☆

なんと、もう一種のゼヒフィルスにも会うことができました。



ウラナミアカシジミです~!
教室に14年、この森を歩くようになって7~8年・・・
こんな美しく目立つシジミチョウが生息していたなんて
ちっとも気がつきませんでした。
こんな出会いがあるから探索は楽しい♪



ウラギンシジミのオス
華やかな朱色です♪

この日は太陽の光を惜しむように朝から多くの生き物が
活動していました。ほかの生き物たちも次にご紹介いたします♪


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きらめく青

2012年06月15日 | 生き物

爽やかに晴れ上がった昨日
出会いの予感がして小さな公園の水辺へ・・



ドクダミがぎっしり!6月の香りがします。
そ~っと歩くとフワリ♪



ハグロトンボのオスがいました~!
警戒心が強くてなかなか近づけませんでしたが
メスの出てくるこれからがとても楽しみです♪

近くのハーブ園でも美しい昆虫に出会いました。



わ~綺麗っ♪
これってこれって会ってみたかった青蜂では!

帰宅してから画像検索してみたらやはりセイボウの仲間
のようで、ツマムラサキセイボウというのが一番近く思えました。
大きさは1cm弱、ハチを宿主にする寄生蜂なのだそうです。
訪れている花はミカン科のヘンルーダですが好みなのでしょうか?



ポリジにやってきたコマルハナバチ
花も蜂もぎっしりと毛に覆われていますね♪



この日はアルカネットにモンシロチョウが群れていました。



キタテハも日差しを浴びていきいきしています。

青い空に青い花、青い虫♪
久々に清々しい散歩ができました。


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6月の庭に育つ

2012年06月14日 | その他

昨日のホワイトリカー漬けに続き
ブランデー漬けもつくりました。
琥珀色が綺麗です♪



6月にはいってから梅の他には
びっくりグミとユスラウメも収穫できました。
ユスラウメはまったく世話要らずですが
びっくりグミは年によって実りにばらつきがあります。



ユスラウメは昔のさくらんぼのような爽やかな味がします。



カエルさんに寄り添うインパチェンスは東アフリカ原産



ほとんど世話をしていないのにきれいに咲いてくれる
クジャクサボテンはメキシコ原産

この時期庭で目立つ花は外国産のもの。
紫陽花とアスチルベ、もう少ししたら鉄砲ゆりが咲きますが
そんな和風で落ち着いた佇まいの植物が減ってしまいました。

花の彩りは少々寂しいけれど無農薬なので虫はたくさん。
外の水道近く、しゃがんだ時の目の高さぐらいに



コアシナガバチの女王が巣を作り始めているのを
発見したのは25日ほど前。
そのときはまだこんなに小さかったのですが

先日見たら



巣がこんなに大きくなっていました。
小さな部屋に産みつけられた卵がチラッと見えます。

下から見たら・・



8部屋の蓋が閉じられています!
この中にいる子供たち(女子)が羽化したら
働き蜂となって、女王である母蜂を助けて
子孫を増やし巣を大きくしていくのでしょう。
家族のなかでは、この巣はそっとしておこうということに
なっていますがどうなることやら・・。
イラガをどんどん狩ってくれると嬉しいのですが。
これからも刺されないよう注意しながら記録していきたいと
思います。


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にゃんきちと梅酒づくり

2012年06月13日 | その他

今年は久々に梅の実がよく実りました。

2008年の大豊作以来♪
花の時期の陽気が関係しているのでしょうか?



4年ぶりに梅酒をつくることになり、前日家族が
梅の実を収穫しておいてくれました。

その実を縁側で選別しました。



作業中・・
乾燥させている土の山で寝ていた野良猫にゃんきち(女子)が
大きな声で何か訴えながら近寄ってきました。
ようやくこの距離で撮影しても逃げられなくなりました♪



母の足の周りをぐるぐるぐるぐる・・・
あれっ、片方の牙が長い。



母の隣にいたためか、私にもにゃんきちから
なでて良しの許可が。珍しく擦り寄ってきてくれました。
ふわふわでつるつるの健康的な毛並みです~♪
どこでご飯をもらっているのかな?



もう満足、とこちらにお尻をむけて座り込んだ姿はツチノコみたい。
低くグルルル・・・とご機嫌な声が聞こえてきました。



にゃんきちと遊びながらも選別した梅の実は3.6kg。
これから洗ってヘタをとり、水に2時間ほどつけた後
水気をふき取って3等分しました。



ホワイトリカーについていた説明書を参考に
1ビン目は梅1.2kgに氷砂糖500g、ホワイトリカー1.8リットル
2ビン目は梅1.2kgに氷砂糖500g、黒砂糖150g、
ホワイトリカー1.8リットル
で4リットル入るビンにそれぞれ漬け込んでみました。
3ビン目は梅1.2kgに氷砂糖500g、ブランデー1.8リットル
でブランデーを購入次第漬け込む予定です。

床下収納を見たら20年以上前に作った梅酒を何本も発見。
今年作った梅酒を味見できるのはいつになることやら・・。
梅酒の実好きとしては、漬かり時をしっかり見定めて
果肉がモチッ、クニッとシャキッの間の食感の時に
引き上げるのを忘れないようにしたいものです。


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川沿いの蝶たち

2012年06月12日 | 生き物

関東地方はもう先週末に入梅していたんですね~!
知らなかった・・・。
データを見直して、晴れていた少し前に
近所の川沿いで出会った蝶たちを並べてみました。



丈が高くなった上、草に水滴がついているのでは
これからますますこの散歩道を行くのは無理そう・・

カワセミはじめ、ジョウビタキやモズやバンがいたり
クモに蝶に蝶の幼虫、トンボにハチに甲虫たち。
短くて狭い道だけれどなかなか出会いのある道。



近くに幼虫の食草は見当たらないのにいたナミアゲハ
よく見ると翅が少し傷ついています。ひとやすみかな?



1m以上伸びたハルジオンの花々は昆虫の大好物♪
小さなコチャバネセセリに



ベニシジミ。
まったく珍しくなくてもかわいくてつい撮ってしまいます。



イチモンジセセリ・・だと思います。
この白い紋の大きさは個体差があるのですね。



この散歩道にこの春、いちばんに現れたシジミチョウの
ツバメシジミ。桜の散る頃、一箇所に30頭近くいたことに
感激しましたっけ。あの頃に比べてだいぶ見かけなくなりました。



入れ替わるように増えてきたのがヤマトシジミ。

見慣れた蝶でも、よくよく見ると個体差があって
観察も楽しい♪はやくカラッと晴れないかな~!


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