教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

お花畑で

2009年10月17日 | 生き物
教室のある上郷森の家別館から歩いて
5~6分のところにこんな原っぱがあります。
一見なんてことのない場所に見えますが、

とんでもない!
ヘビにカエル、蝶に蛾、トンボにバッタ、タイワンリスに小鳥たち。
たくさんの生き物がこの草むらや木陰ににひしめきあっているのです。

今目立つのは派手な黄色い花を咲かせているセイタカアワダチソウ。
この北米原産の帰化植物はおいしい蜜をもっているようで
昆虫たちに大人気。

ウラナミシジミ。ほほ笑んでいるように見えませんか?

薄茶色のレース模様の翅には尻尾のような突起が

かわいらしい~

久しぶり、キタテハもいました!

夢中になって食事をしています

翅の周囲のギザギザした切れ込みは個体差があるのでしょうか?

なんてきれいなのでしょう。

背中の神秘的な緑色の毛を見ていたら
時を忘れてしまいました。

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Tさんの日本画完成

2009年10月17日 | 教室風景
TさんがF10 号の新作を完成させました。



「水の都 ブルージュ」  F10   日本画

Tさんは世界遺産にも登録されているベルギーの有名な古都
“ブルージュ”を旅した時の感動を日本画作品にしました。
今回はしっかりした下地を作るのに時間をかけた後、
細かい粒子の絵の具をためてしみをつくったりして
レンガ作りの橋や古い屋根の表現を工夫しました。

まるでおとぎの国に迷い込んだようなこの作品は、
上郷森の家本館ロビーで開催される「森のなかま展」
(われわれ及川クラスは11月1日から10日まで)
に展示されます。お近くの方はぜひご高覧下さい!

なお作品の元になった旅先でのスケッチの数々は
TさんのHP「水彩スケッチ紀行」に掲載されています。
軽やかなタッチで描かれたTさんの透明水彩のスケッチは
どれもすがすがしい!文章と一緒にページをめくっていくと
まるで自分も旅をしたような気分になります。
こちらもぜひご覧下さい。

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芸術の秋、ですね!

2009年10月16日 | 教室風景
気持ちよく晴れましたね。
上郷森の家周辺ではアザミがたくさん見られました。


アザミにはセセリチョウや蜂がよく蜜を吸いに訪れます。


タンポポのような綿毛。
同じキク科だと聞いて納得です。

今日は一日を通してメンバーが多く集まりました。

午前はバケツや水差しが足りなくなったほど。
皆さん気合いが入っています!



なかまの作品を見て刺激を受けたり、冗談を言い合ったり。
にぎやかなのはいいですね。

TさんがF10号の日本画を完成させました。
次にご紹介いたしますのでぜひご覧下さい。



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薔薇と蝶

2009年10月16日 | 生き物
どこを見ても美しく整備されている大庭城址公園。
その中のかわいらしいバラ園は今まさに見頃を迎えています。


いろいろな品種があって楽しい!
香りもそれぞれでうっとり。

ふと野口五郎の歌「真夏の夜の夢」が浮かんでしまいエンドレス

あなたはバ~ラ~

ぼくはチョ~オゥ~
イチモンジセセリ、かな?

当時は小学生。出だしが思い出せないので
YouTubeで久しぶりに聞いてみました。
こんな複雑なメロディの難しい歌だったとは・・

懐かしい情景、見ていたテレビ、遊んでいた友達

曲とともに思い出までよみがえってきます

周辺には蝶がたくさん

ここでもやはりツマグロヒョウモン(オス)


嬉しい!やっととまってくれたルリタテハ


セイタカアワダチソウから離れないヒメアカタテハ

たった今、目の前を飛んでいた

モンシロチョウが落ちてきました

次の世代に命をつないで

土にかえっていきます

まだあたたかいけれど確実に季節は進んでいるんですね。

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ミケいずこ

2009年10月15日 | その他
朝、この道を通れば必ず会えたミケ

毎回話しかけたら仲良くなれました

何年もの間、この場所が定位置でしたが

今年に入ってある日突然見かけなくなりました

もしかしたら連れ去られてしまったのでしょうか

引っ越しする飼主が連れて行ったのならいいのですが

ここにも座って、いろんな人にかわいがられていました

つややかでフワフワな毛並み。いつも癒されました。

鋭い目つきに低い声、でも実は人懐っこい女の子

今は新しくなった駐車場でも

他の猫と日向ぼっこしてましたっけ

このミケ以外の猫たちもぱったり見かけなくなりました
皆、人間に駆除、されてしまったのでしょうか?

私が子供の頃も路地に猫はたくさんいましたが、
今のように害獣扱いはされず、人間社会に大らかに
受け入れられ独立した存在だったように思います。
猫カフェに行かないと猫にも会えないなんて悲しい。

気がつくと、ミケの面影を追い求めて
ぼんやり元の定位置を見つめていました。





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アサギマダラを探して

2009年10月14日 | 生き物
毎日読んでいるブログ「ほぼ不定期日記」の中の驚きの記事
を読み、いてもたってもいられず道保川公園に急行しました!

1000~2000kmも移動する、渡りで有名なアサギマダラは
夏、高冷地で過ごした後に南下し、世代交代をして再び北上してくるそう。
繊細な翅をもつこの蝶の何処にそのエネルギーが秘められて
いるのでしょう!この目で確かめるチャンス到来です。


相変わらず静かで、水辺が多い素晴らしい公園です。

いつもなら水の中ばかりのぞくのですが

今日はアサギマダラが蜜を吸っていたというグミの木の周りをウロウロ・・
グミの花のいい香りをかぎながら蜘蛛の巣までチェックしました。

普通に歩けば30分ほどのこの公園で粘ること1時間半

見かけたのはこのウラギンシジミ
モンキチョウ、モンシロチョウ

そしてツマグロヒョウモン(左がメス、右がオス)

肝心のアサギマダラがいない~!
昨日いたというのに、もう旅立ってしまったのでしょうか?

どうしても見たい一心で、花の多い近くの相模原公園に行きました。

大規模です。ここも手入れが行き届いています。

咲き始めの朝は白く、夕方には赤く染まるという酔芙蓉

カラフルな小花の花壇の中の

千日紅にヒメアカタテハが


小菊にシジミチョウがいました

放蝶で問題視されているアカボシゴマダラも見かけましたが
やはりアサギマダラには会えず・・

足を延ばして、近くのフィッシングパーク跡地にも行ってみました。
こちらはとても美しいのにほとんど人はいない穴場的公園

カワセミがのびのびと狩りをしていました

ここではマリーゴールドに



何頭ものツマグロヒョウモンのオスが飛び交っていました。

がっくり。もう何百kmも南に行ってしまったのかしら?
どうぞご無事でよい旅を・・
アサギマダラとの対面はこれからの楽しみとなりました。

相模原の狭い範囲ですが、蝶を探しまわって感じたのは
ツマグロヒョウモンの多さ。どこにでもいるようです。
花期の長いパンジーやビオラ、スミレ類が幼虫の食草だという
こともあるでしょうが、温暖化の影響が多々あるのでしょう。
子供の頃見ることのなかった南方系の昆虫を
目にする機会が増えているような気がします。





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作品展のお知らせ

2009年10月13日 | その他
「鎌倉、横浜を描く会」の作品展が始まりました。



個性的なベテラン揃い!
グループ彩雲のメンバーも数名、出品されています。


昨年も拝見しましたが見ごたえ抜群でした。
70数名が数点出品するとなると、今年も
迫力ある展覧会となっていることでしょう。

会場のギャラリーヨコハマはJR「関内駅」から徒歩7分、
横浜市営地下鉄「伊勢佐木長者町駅」からなら徒歩1分
おすすめの作品展です。



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バスにゆられて

2009年10月13日 | その他
富士山周辺は楽しい洞窟や湖、深い森があって好きな場所です。

富士急ハイランドで絶叫マシンに乗るのもいいかもしれませんが
並ぶ時間がもったいない!

こんなレトロバスに乗って洞窟めぐりをすれば冒険気分も出るはず
これは河口湖や西湖方面をまわるバス

静かで何もかもが美しく、午前中なら富士山がくっきり見えるここは

ただただ秋虫と小鳥の歌声と


ミツバチのやわらかい羽音がぶんぶん響くのみ

木陰に長イスを出し


のんびり寝ころがりながら、読みかけの本を開く・・憧れます!

せっかく来たのだから、と休まず歩き続ける貪欲な自分に
そんな時間の過ごし方をする時がやってくるのでしょうか。


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森のこかげで

2009年10月12日 | 散歩
教室がある上郷森の家に隣接する
横浜自然観察の森では、秋らしく葉が散り始めました。

その落ち葉にそっくりな蝶が写っているのですが

わかるでしょうか?道の真ん中です。

近づいてみると

こんな姿。かなり大きめで飛ぶと目立ちます
翅を広げた姿を撮影することができなくて残念!

名前はクロコノマチョウ

タテハチョウ科ジャノメ亜科に分類されるそうです
枯葉の表情によく似ていますね。

今、森の家周辺ではこの星のような花、ホトトギスが最盛期

日当たりの悪い、湿ったところでよく見かけます。

花にはよくミツバチ類が訪れていました

地面に這うように茎が伸び、大きめの葉が交互に出、
花は葉の上にのっているように見えます。

こちらは違う場所でみたホトトギス。


品種によって葉の出方、花のつき方、色、趣もそれぞれ。
先日見かけた盆栽展でもホトトギス類は多数出品されていました。

静かな中にも華やぎと存在感のあるその立ち姿・・・
山野草愛好家に人気があるのもうなずけます。



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似ているけれど

2009年10月11日 | 生き物
秋の日差しに輝くメキシカンセージのしげみの中で
同じ蝶が何頭も飛んでいました。

この花の触り心地はビロードのようで気持ちいい!

あれ?


ツマグロヒョウモンかな?

こちらは以前オミナエシにいるところを撮影したツマグロヒョウモン

似ているけれど、よく見ると違うような。

翅を広げはじめるとやはり



ツマグロヒョウモンのオスでもメスでもない

初めて撮影する蝶でした。

調べると、名前はヒメアカタテハ。
公園や畑、家のまわりでも普通に見られるそうです。

この出会いの後、マリーゴールドの花の上で

ヒメアカタテハよりひとまわり大きい
このツマグロヒョウモンのメスを目撃しました。
こう見ればこの2種はまったく似ていません。

それにしてもタテハチョウ科の蝶は種類が多いんですね。
今年羽化を見て感激したオオムラサキも、
一度会ってみたいスミナガシやイシガケチョウもこの科。

目の前に舞い降りてこないかしら?
いつも期待をこめて、森を歩いています。






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