教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

セミ羽化直後

2010年08月24日 | 生き物
ツタを絡ませてある公園のアーチに
キラキラ輝くクモがいました。
シロカネグモかな?
観察していたら右の視界に白いものが入ってきました。



くもの巣をくぐり近づいてみると・・



羽化したばかりのアブラゼミでした!
半透明の翅に西日があたって美しい♪



まだ柔らかそうです。

もっと見守って時間がたてば



見慣れたこのアブラゼミ色になるのでしょうけれど
(この画像は違う個体です)
羽化したてとは形まで違いますね。

約5年ほど土の中にいた幼虫は木の根の樹液などを吸い、
いよいよ表へ出る時には竪穴を掘って
穴から顔を出し、あらかじめ外をうかがうのだそうです。



夜の8時ごろ、羽化するため穴から出てきた幼虫を
観察できるかもしれないとNHKで言っていました。
夜に羽化するのはアリやカラスなどの敵から身を守るため。
このセミは少し焦ってしまったのかもしれませんね。



この撮影をした時は夕方6時。
ラッキーです♪



いろいろな角度から撮らせてもらいました。

このセミの子孫が再び地上に出てくるのは4~6年後。
その時この世界はどんな状況になっているのでしょう?
未来の夏のことを考えるのは不思議な気持ちです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする