バーベナ

美女桜とも言います
花手毬と書かれたものも。サントリーの登録商標だそうです。
蕾が全部咲くと、本当に毬のようです
ほのぼのとした色が気に入って、先日一鉢買いました。




でも、咲き始めは、線香花火みたい
　　　　　　　　　　


この頃、ケアレス・ミスが続いて、ちょっとめげる日々
今日は一枚の紙切れを探して半日つぶしてしまった
結局、OTTOの思い違いというオチでした。
若い時なら一戦交えてるところ

人の名前が思い出せなかったり、お使いに行って、ひとつ買い忘れたり…
自分がよくヘマをするようになったから、人も許せる。
人の失敗を責めると、自分が失敗して責められた時を想定してしまう。
言い訳にしろ、潔く謝るにしろ、若いときは必死にできた、そそういうことが。
でも今は…責められるのってツライなあ。
シャープさがなくなった（初めからそんなものはないか）
けれど、その分まあるくなった

　「体験して
　　はじめて
　　身につくんだなあ」　　相田みつお



思いついて、イソトマとバーベナを寄せ植えにしてみた。
イソトマをよくよく見たら、中心がスプーンみたいになってる
（写真に撮ろうとトライ してみたけど、そこまでのUPは無理）

ちっちゃな花を一つ一つ眺めていたら、気が晴れた

光樹(こうじゅ)トマト

「太陽の光を浴びて育った完熟トマト」という意味だそうです
佐賀県川副(かわぞえ)町の出身甘いです。


通常のトマトより約一週間多く時間をかけて栽培。
手がかかっているとのこと


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真っ赤です。見るからにおいしそうでしょう
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　皮は柔らかいけれど、身はしっかりしています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　八百屋さんに勧められて試食即買いました



糖度が高いので、フルーツのように食べられます。
ザクザク切って、にんにくオリーブオイルをかけて
おいしい～

にんにくオリーブオイルは、「あれ」です。



sjmomさんに教えてもらったにんにく保存法です
まだ漬けて2日しかたっていないけどにんにくの
味がほのかに付いてますよ。

今度はこのオイルの使い道、考えなくては(^_-)-☆ネ

都忘れ

遠い日がまっすぐに立つみやこわすれ　　　北川邦陽

　　　　　　　　　　

　　駅へ向かう道の途中、大谷石の塀ぎわのほんの少しの土に、
　　必死に咲き続ける一群れの都忘れ、毎日のように「健気だね」と
　　ささやきかけ、見守っているのです。

　　　　　　　　　　

　因幡晃作詞作曲の「都忘れ」という歌があります。
　　札幌でコンサートに行って、感激大好きになりました。

　　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　都忘れの花が咲く　悲しい女の涙で咲く
　　　　　　　　　　憎んでいないわ　貴方のことは　
　　　　　　　　　　ただ傷つくのが　恐かったの

　　　　　　　　　　生きてゆけるわ　一人だけでも
　　　　　　　　　　もう終わったの　浅い夢は　


　（どうも失恋の歌が、私はお好みらしい。
　　しかも、自分で幕をひいて、決然と恋を捨てる潔い女ばかり
　　自分には出来ないことだからなのかも…）
　
　因幡晃さんの独特の高いあの声で歌うとせつなく、ジーンとくるのです


　　　　　　　　　

　　　　　　　　　都忘れは江戸時代に、ミヤマヨメナを園芸種に改良したもの。
　　　　　　　　　鎌倉時代の順徳上皇が佐渡に流された時、この花を見て、
　　　　　　　　　慰められ、都を恋しく思う気持を忘れたという名の由来は
　　　　　　　　　真実ではなさそうだ

　　　　　　　　　この頃はピンクの都忘れもあって、かわいいけれど、
　　　　　　　　　やっぱり紫色のほうが、名前にふさわしい。


　　　　　　　　久々に因幡晃のテープを聞いて、札幌を想った。
　　　　　　　　　梅雨のない札幌はアカシアの甘い香りに包まれて、今頃が
　　　　　　　　　一番いい季節です。


　　　　　　　　　

紫陽花雨

もう梅雨ですか？


雨の色に少し染まって…

紫陽花や白よりいでし浅みどり　　　渡辺水巴

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　紫陽花はやっぱり雨が好きなのね。想いが膨らんで
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いくようにだんだん大きな鞠になる

紫のもっとも淡き一群れに想いをのせんあじさいの花　　　俵　万智

　　　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　ごめんと私に、いってくれたのは
　　　　　　　　　　貴方の最後の、やさしさですね
　　　　　　　　　　いいのよ貴方に、ついて来たのは
　　　　　　　　　　みんな私の、わがままだから
　　　　　　　　　　貴方の夢が、かなう様に
　　　　　　　　　　祈る心に、銀の雨が降る

　　　　　　　　　　　　　　　　「銀の雨」より　作詞・作曲　松山千春



紫陽花が美しくなるごとに雨の季節が近づいてくる。
雨ならではの楽しみもあるけれど、ちょっぴり憂鬱
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　

緑のご馳走

野辺山→清里→小淵沢
　　　　　　　美味しい緑の空気を吸ってきました

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　八ヶ岳高原ヒュッテへの長い落葉松のアプローチ

　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　若葉の緑が滴り、ニセアカシアや桐の花の甘い香りが
　　　　　　　　　　漂い、高原は春過ぎて…の季節。

　　　　　　　　　　緑の風に乗って、ウグイスの声がこだまします。
　　　　　　　　　　高原の黒い畑では、レタスの苗の植え付けに
　　　　　　　　　　忙しい様子、農作業が始まっていました。


　　　　
小梨の花は散り始め…　　　　　　　　　　　小さな小さな山葡萄の赤ちゃん。


　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　高い高い桐の木は紫の花に覆われて


　　
檀香梅の葉は子供の頃に書いたチューリップ　レンゲ躑躅のオレンジ色は緑の中でひときわ鮮やか。


　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　白い紫陽花のような虫刈の花はすっかり散り果てて、
　　　　　　　　　　　早くも実を結び始めていました。


　　　　　　　　　　緑の風と空気をオナカいっぱいいただいて、
　　　　　　　　　　　至福のご馳走三昧の一日でした

　　　　　　　　　　東京の緑は汚れているよ…

シベリアンリリー

　　友人の活花展に行ってきました。
　　百合をたっぷり活けて


　　
　　カサブランカだと思ったらシベリアンリリーと
　　いうのだそうです

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カサブランカは花が大きいので首がすぐ垂れて
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しまうとのこと。　それで、カサブランカより
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちょっと小ぶりのシベリアンリリーが
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　活花には使いやすいのだそうです。

　　　　
　　若緑と白がひきたてあって爽やか
　　若葉の林で遊ぶ百合の妖精たちみたい
　　　
　　
　　ふといづこよりともなく君が声す。
　　百合の花の匂ひのごとく君が声す。

　　　　　　　　　　　　佐藤春夫「ためいき」より


　　いつも花を無造作に投げ入れているけれど、
　　　形を作ることも美しいものだなあと再認識したのでした。


　　　　　　　夕べの雷雨をけろっと忘れたように、カラリと晴れた一日でした。
　　　　　　　　　　　　　

古河庭園の薔薇

朝、久しぶりのに、家事をほっぽり出して古河庭園へ
　
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　わが薔薇よ、
　　　　　　　　　　　　きみがいなければ、
　　　　　　　　　　　　私はこの広い世界を無と呼ぶ。
　　　　　　　　　　　　この世ではきみが私のすべてなのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　……シェークスピア「ソネット集」より


　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　クイーン・エリザベス可愛らしいけれど貫禄充分


イブ・ピッチェ　　　　　　　　キャロリーヌ・ドゥ・モナコ　　　　　きらり


ビクトル・ユーゴ　　　　　　　　　ユキサン　　　　　　　　　レオニダス

　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　琴音(ことね)淡いゆかしい色が和の感じ


恋心　　　　　　　　　　　　　初恋　　　　　　　　　　　　　ノスタルジー


プリンセス・ミチコ　　　　　　ゴールデン・メダイヨン　　　　ビッグドリーム

　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　クリスチャン・ディオール


　　　　　　　　　　　　明治の洋館にふさわしく、古株の薔薇が多い。
　　　　　　　　　　　　　オーソドックスで由緒ある品種がずらり

　　　　　　　　　　　　庭園の薔薇の中を歩くと、優雅な貴族のお姫様になった気分

　　　　　　　　　　　　薔薇の品種は３０００種もあるそうな
　　　　　　　　　　　　　しかも毎年２００もの新種が作り出されているそうです
　　　　　　　　　　　　　５月１７日の神代植物公園の薔薇と合わせて、
　　　　　　　　　　　　　見たのは、まだたった１００種位…ふうゥ

十薬（じゅうやく）

ドクダミの名の方が知られているでしょうか。
たくさんの薬効があるので十薬とよばれています

十薬の香の夕ぐれをかがみ居り　　　阿部みどり女

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　梅雨時、日陰や庭の隅に群れ咲いて、
　　　　　　　　　　なんとなく陰気なイメージの花。
　　　　　　　　　　でもある日、気が付いてしまいました
　　　　　　　　　　純白の花の清らかな美しさに



とんがり帽子の蕾を見ればわかる通り、
白い花びらは本当は花を包む苞(ほう)なのです


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真ん中の黄色い穂に小さな花が密生しています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　苞はまだ一枚ほどけず…


　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　葉や茎に悪臭があるので嫌われていますが、
　　　　　　　　　　もともとドクダミは「毒矯み」といわれ、毒を治すと
　　　　　　　　　　いう意味だということらしいです。

　　　　　　　　　　そして、もう一つ気づいてしまいました
　　　　　　　　　　ハート型の葉が紅紫でパイピングされていることを
　　　　　　　　　　目立たないけれど、なんておしゃれなんでしょう
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　そう言えば、子供の頃にひどいおできが出来た時、
　　　　　　　　　　ドクダミを煎じて飲まされた記憶があります。
　　　　　　　　　　ものすごく苦かったような…

　　　　　　　　　　湿っぽいこの頃、ドクダミは早、生き生きと輝きだしました

どくだみの花の白さに夜風あり　　　高橋淡路女

飛ぶ豚

豚だって飛べるんだ
だって、天使だから羽があるんだモン

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　シュワッチ
　　　　　　　　　　みごとな体制でしょ

　　
あごを上げて、高いところを目指して　　　下界を見下ろす気分

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　どお　私の勇姿

　　
ぺラルゴニュームの森もひとっ飛び　　　　お尻もカワイイでしょ


　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　ストレプトカーパスの林で、アコーデオン弾きのおじいさんが
　　　　　　　　　　けげんそうに上目遣いで、アコーデオン弾いてたよ

　　　　　　　　　　私達、植木鉢を楽しくしちゃう豚天使

薔薇が咲いた

生誕２５０年のモーツァルト
我が家のモーツァルトは３年目
きのう、今年初の花が開きました

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　なんとも言えない可愛いピンク。
　　　　　　　　　　手入れが悪いので、花が年々小さくなっているみたい


今年我が家にやってきたニューフェイスの薔薇
チャールストンといいます。

　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　植木市でOTTOが気に入って買ったのです。
　　　　　　　　　　薔薇は手がかかるんだから、し～らない


　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　蕾は黄色。花びらが朱色に縁どられているものも

　　
花が開くにつれて、花びらが赤くなっていきます

　　
濃いピンクになって、最後は真っ赤になりました
本で調べてみるとチャールストンは比較的手間がかからず、
丈夫で、初心者向きなんだそうです。

次から次に蕾がひらいて、日々ドレスを着替えて、楽しませてくれています
来年が問題ですね


　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　これは、母が育てている薔薇
　　　　　　　　　　１０年以上になります。もう木のようになってます

家々の垣根越しに色とりどりの薔薇が香るステキな日々です　

バラの香か今行き過ぎし人の香か　　　星野立子