京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

眉刷毛万年青(まゆはけおもと)

2021-09-28 23:22:22 | 季節のことば

3鉢のマユハケオモトが一斉に花を咲かせた。

        

        小さな株なので(わざと株分けせずに小さな鉢に植えている)蕾の茎を1本づつ

        伸ばしていたが、脇芽からも1本伸びていた。

        肉厚の団扇のような葉の裏にペタッとくっ付いて花芽を出す。花もおもしろいけれど

        その場所もおもしろい。左右に開いた葉っぱの真ん中から茎を出せばいいのに!

        

        かなり長い間、刷毛の状態でいてくれる。眉刷毛とはよくぞ名づけたものだ。

        そう言えば、この2年間マユハケどころか口紅さえも使っていないなぁ…       


つりばなの実

2021-09-27 21:58:44 | 季節のことば

そろそろ吊り花の実が赤くなっているのでは!とふと気づいて、あわててかけつけました。

              

              やっぱり!もう皮が裂けてタネがぶら下がっている実もあります。

              裂け目の位置を型押ししたような薄紅の実がユニークで美しい。

        

        何よりも少しづつ姿を変えた実が鈴なりにぶら下がっている所が可愛さ満載。

        そばをトラックが通るとゆらゆら赤い実が揺れて、見ているだけでも楽しい。

        間に合ってよかった! 歩かなくちゃ、何でも見過ごすよ!季節は待ってくれないものね。

 


おがたまの花

2021-09-26 20:50:03 | 季節のことば

10日くらい前のことです。

車の助手席から目に入って、あわてて車を止めてもらいました。

        

        マンションの入口脇の植栽でした。おがたまの花に違いないと急いで写真に収めました。

        本来は初夏に咲く花ですから季節的にはだいぶ遅く、所々、茶色く枯れかかった花びらが

        みられました。

        

      モクレン科ですから、もくれんによく似ています。中の芯の部分も確かにモクレン科です。

      おがたまはサカキと同じように葉を神前に供え神霊を招くために使われたことから

      神聖視され神社仏閣では御神木とされていました。招霊(おきたま)からおがたまに

      転じたとされています。近縁種のカラタネオガタマはバナナのような甘い芳香があり、

      庭木として植えられることも多いけれど、おがたまの方は大きくなることもあって庭木では

      見かけることが少ないのです。

      一円玉の表に描かれた木はこのオガタマだそうです。      


たくましく、秋

2021-09-20 23:34:34 | 季節のことば

IMO-TOからはがき絵の季節だより。

       

       朝晩の涼風、そしてむしの声、

       秋の気配を感じます。

       久しぶりに近所を散歩していたら、なんと!アスファルトとブロックの

       ほんの少しの割れ目にきちきちと一列に並んで咲いている「タマスダレ」の

       花を見つけました。

       私の好きな花、白い花が可愛い!

       それにしてもたくましい!

 

        このごろ散歩も怠けていて、小さな感動も感じることなくただ猛烈に

         忙しく暮らして来たので、小さな絵ながらちょっと感じる事あり。

          そろそろ散歩でもしてみるかな…


久しぶり、風船唐綿(ふうせんとうわた)

2021-09-07 23:18:05 | 季節のことば

駅前の駐輪場のフェンス越し、風船唐綿の花を見つけました。

        

        小さな面白い形の花だ。雄しべと雌しべ(合体している。ずい柱という)の

        周りに薄紫の副花冠がある。副花冠を包んでいた花冠は五裂にして反り返る。

        やがて風船のように膨らみ、柔らかいトゲにおおわれた実ができる。中には

        綿毛のついた種があり、熟すと避けた果実から飛散する。

        

        背が高くてゆらゆら、カメラマン泣かせ。そのうち風船がいっぱいぶらぶらと

        ぶら下がることでしょう。楽しみ!

        フウセントウワタ:キョウチクトウ科アフリカ原産