北の大地

夏休み前の北海道をのんびり旅してきました。
新婚時代を札幌で過ごしたせいで、札幌や小樽は故郷のように懐かしい。でも街は随分と変わってしまった。よく通った店もいくつも無くなっていたし、優しくしてくれたご近所のおばあちゃんも亡くなった。それでも、街のそこここで一所懸命生活していた若い日の自分を見つけることができた。懐かしさってこういうことなんだ、と感じてジーンときた。大好きな富良野や美瑛の雄大な自然は変わっていないが、富良野は倉本聰さんのおかげで観光名所が増えていた。電線もなく、人もいない、とっておきの美瑛の丘を地元の人に教えてもらい、絵葉書そのままの美瑛を満喫できた。
札幌の都会でさえ、生活していた時は冬の重さと長さに苦労したはずだったのに、思い出になったら、やっぱり美しく、ただ懐かしかった。