
一斤染めの雨滲むかな (大滝貞一)
一斤染というのは、紅花一斤で、絹一匹(二反)を染めること。淡いピンクになる。
杏の花に降り注ぐ雨は、杏の里を薄桃色のベールで優しく包むことでしょう。



どこが一斤染なのかなと思って説明書を読んだところ、
「淡いピンク色を思わせるお味に仕上げました」とある。
上品でまろやかな味が一斤染に通づるらしい




と説明書に。

高級感のある包装ですが、黒というのは珍らしいですね


表面の押し型は桜の後姿でしょうか。
「大吾」の『爾比久良(にいくら)』に
似ています。見た目もお味も

ちなみに、平成14年度の全国菓子大博覧会で
名誉総裁賞を受賞したそうです


戻っていることでしょう


末広庵