京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

雪景色

2012-02-29 21:21:34 | 季節のことば
深夜から降り始めて…

              
              我が家の辺りでは昼過ぎまで大きな雪ひらが縦横無尽に舞い続く。
              

              
              屋根にも車にも布団をかけたように積もっていく。

        
        視界はまるで白いベール、まさに霏霏と降る様相。雪国は大変なんだなあ、と
        今更ながら察する。

              
              小さな子供とママが雪の中、雪だるまを作っている様子を
              部屋の中から、若さってすばらしい!と眺めていましたが、
              夕方見てみると、ダルマさんではなく、兎ちゃんでした。
              目は赤い洗濯ばさみ、グッドアイディア

        
        雪が止んでから、様子を見がてらポストまで。紅梅の雪が融けて涙のしずくがポタポタ。

        
        白い梅に積もる雪、花か雪か、いにしえより歌詠みの心を揺り動かす。

         雪の色を奪いて咲ける梅の花 いま盛りなり見む人もがな    万葉集
          (雪の色を奪ったように真っ白な梅の花は今花盛りです。一緒に眺める人が
           いればなあ)

         梅の花降り覆う雪を包み持ち 君に見せむと取れば消(け)につつ  万葉集
          (梅の花を覆っている雪を袖に包んで、あの人に見せようと手に取ったら消えちゃったわ)
       

田中一光ポスター展

2012-02-28 21:04:44 | ギャラリー
友人のお薦め、最終日に間に合いました。

         
         田中一光氏は1930年奈良市に生まれた。テキスタイルデザイナー
         としてスタートして以来、店舗の空間や環境のデザイン、マーク、ロゴ、
         パッケージ、劇場や美術館のアートディレクション等、多彩な分野で活躍、
         海外でも高いを評価を得ていました。1994年には紫綬褒章を受章。        

         
         没後10年を記念してポスターの代表作150点が展示された。

         
         写楽二百年[9つの円形による写楽大首]
         1995-毎日新聞社         

         
         HANAMATURI…何のポスターなのか?
         EUROPALLA'89 JAPAN IN BELGIUM…ユーロパリアジャパン事務局
         新作ポスター12人展
         安藤忠雄 建築の地平

       
       カタログの一ページにズラ~リ。
       エジプトフェアや富山県置県百年はわかりますが、ほかのは…
       でも目を引く、きれいな色と直線の強さが訴えかけてくる。

         
         教えてくれた友人の一押し。私も気に入ったポスターの一作。
         生地である奈良飛火野の鹿をデザインした「JAPAN」
         静かな情趣と鹿の柔らかな曲線に優しい目線を感じる。

         田中一光という名前を知りませんでした。氏のポスターの中の
         1枚や2枚は目にしたこともあるような気もします。ポスターと
         いうのは絵とはまた違う創造力が必要とされるのでしょう。
         
         ポスターは芸術だなあと感動したことでした。
      

神代植物公園大温室ナウ

2012-02-27 21:58:15 | 季節のことば
温室では珍しい花がたくさん見られました。

        
        ムラサキソシンカ:マメ科インド、ビルマ、中国原産
        原産地では高さ10m位にまでなるとか。


蝶々のような姿、ピンクのグラデーションが美しい。
木にたくさんの蝶々が止まっているような雰囲気です。
        
        
        コッキネア(ベニサンゴバナ):キツネノマゴ科ガイアナ原産


アフェランドラ シンクレリアナ:キツネノマゴ科中央アメリカ原産
舌を噛みそう、絶対 覚えられない。

        
        ウナズキヒメフヨウ:アオイ科熱帯アメリカ原産
        熱帯ではほぼ一年中咲いているそうです。名前の通り、日本的なイメージ。


ディフルゴサ コロラタ:キツネノマゴ科ジャワ原産


        
        ヒスイカズラ:マメ科フィリピン原産
        フィリピンのルソン島やミンド島などの熱帯雨林の限られた島にだけ自生
        しているそうです。

              
              高さは20m以上にもなるそうですが、花の一つ一つを見ると
              尖った細い花びらがクルクルとしていますが、確かにマメの花です。

        
        カカオ:アオギリ科熱帯アメリカ原産
        実がたくさん成っていました。もう少し早い時期だと、花も見られたようです。


キンカチャ(金花茶):ツバキ科中国原産
1965年に発見され、黄色いツバキとセンセーションを巻き起こした。
茶は中国では椿を指すとか。

        
        金花茶を初めて見たのは、やはり神代植物公園の温室。
        もう、おなじみの花になりました。

        神代植物園では自慢の梅もまだ一分ほどの咲き具合。でも温室は寒い冬でも
        カラフルな珍しい花を楽しむことができます。

無憂樹(ムユウジュ)

2012-02-26 21:27:04 | 季節のことば
仏教の三大聖樹の一つ、インドでは「幸せの木」と言われています。

        
        神代植物園の大温室でムユウジュの花が咲いたとの新聞記事。植物園でも
        開花の記録がないという花です。

        
        勿論、聞いたことも見たことありませんから早速見に行きました。
        神代植物園はちょっとお隣さんの庭に行くようなものですから

        
        高さ5mほどの上のほうに橙色の小さな花が固まって咲いています。
        私のデジカメではちょっと無理かも…

        
        OTTOの一眼レフで(しかも目線も高いし)撮影してもらいました。
        案内板にマメ科と書かれていましたが、金木犀の花びらを細長くしたような花の形、
        つんつんと飛び出たヒゲは雄しべでしょうか。
        調べてみたところ、花びらはなく、花びらに見えるのは萼だそうです。
        雌しべが豆状にふくらみ、ソラマメ大の種子ができるのだとか。長く伸びている
        のは雄しべのようです。

              
              マイデジカメで撮影、トリミングしてみました。
              咲き初めは黄色、だんだん橙から赤くなるそうです。

        
        こんな蕾の房がたくさんありましたから、まだまだこれから花が開きそうです。
        植物園では、温室ができた1984年に植えられて以来、一度も花が咲いたことが
        ないので、開花期間や花がどうなるのか等、わからないとのことでした。

        お釈迦様の母、摩耶夫人がムユウジュの花に触ろうとした時に陣痛が起こり、
        お釈迦様が生まれたと伝えられています。ちなみに、仏教三大聖樹とは、
        その下で悟りを開かれたサラソウジュ、涅槃を迎えた時のインドボダイジュ        
        を言うのだそうです。

「春野を翔(かけ)る」

2012-02-25 21:17:16 | ギャラリー
森多佳子さんの染付展です。

              
              
              森多佳子さんは華やかな桜やさまざまな動きの兎を
              藍色一色で染め付けます。銀座のギャラリーで2年ごとに
              作品を発表します。

        
        Ecru+HM というギャラリーは銀座1丁目の奥野ビルの4階。奥野ビルは
        戦前の建物で、ほとんどが小さなギャラリーとして使われていますが
        アーティスト憧れのギャラリービルなのだそうです。

        
        贔屓にしているの森さんの作品がこんなに並んでいると、目移りします。
        どれもステキで、どれも欲しくなる。
        
        
        まず目に付いたのがティーカップ。一つはこれに決めて…
        中にまでこんなに絵が描かれているカップってないですよ!
        この凝った、丁寧な職人のような仕事が魅力なのです。
        
        
        たっぷりと大きめのカップ、マグカップとしても使えそう。
        以前、爛漫と咲き誇る桜と花影で遊ぶうさぎの同じタイプのカップを
        買いました。ペアーで使えるし
        
        
        図柄はたんぽぽとつくし、綿毛が飛んでメルヘンチック。月夜の野原を
        ピョンピョンとはねまわる兎、それに今回のテーマはたんぽぽということ
        なので、たんぽぽはゲットしておかなくては。

        あとは小さなお皿を買って、後ろ髪ひかれつつギャラリーを後にしました。
                                

目覚め

2012-02-24 21:05:25 | 季節のことば
初花です。母の庭の紅梅がやっと一輪開きました。

              
              例年なら枝じゅうを紅色に染めている頃なのに、今年は
              寒くて、お布団からなかなか出られない子供みたい。
              ぷっくり膨らんだ蕾がいっぱい、でも、明日からまた
              寒くなるんですって。

        
        クリスマスローズも葉っぱの下の方で咲き始めていました。
        うつむいて咲く花はカメラマン泣かせ。
        
              
              少し首を伸ばしたクリスマスローズを見つけて、カメラを
              地面に押し付けてパチリ。

        
        ご近所フラワーショップのリベラさんのドアー前、アイビーと寄せ植えに
        にしてありました。

        
        真っ白な花びらが(正しくは萼だけど)きりりとしていていいね。
        

東海道53次を学びながら…

2012-02-23 23:12:12 | ちょっと立ち話
お土産にもらったトイレットペーパーです。

                
            道中提灯の形をしています。吉原宿の紙、紙を縒って作った紐、
            そしてその歴史をお土産物の仕立てたというものらしい。
 
        
        提灯の包装紙をはがすと、トイレットペーパーのロールが2つ。

        
        東海道53次の宿の名所や名物が絵入りで説明されている。勿論日本橋から
        スタート、品川宿は日本橋からちょうど2里とか、保土ヶ谷は一日目の宿をとる人が
        一番多かったとか…

        
        53の関所の中で、荒井の関所が一番規模が大きかったんですって
        この先、御油では喜多さんが狐と間違えられて縛られた所、なんていうのもあり、
        へえ~なんて感心しながら読んでいたら面白いけど、トイレから出られない…。
        もっとも、日本橋から京都まで126里半、タイトルも入れて90センチ弱。
        ちなみに2重で30センチごとにミシン目が入っています。
        

ニャン・ニャン・ニャン

2012-02-22 22:08:08 | 季節のことば
2月22日、ニャン、ニャン、ニャンで猫の日なのだそうです。

        
        IMO-TOから猫の日のはがき絵が届きました。

        
        「猫の日」に寄せてIMO-TOの猫を再度UP。

        日差しがある日には日向ぼっこをしているノラちゃんたちを見かけるように
        なりました。ぬくぬくと夢を見られるお日様が恋しいね。

              
              ホントに春はお隣まで来ているのにね。

        
        我が家のあたりを根城にしているノラちゃん、ゆうゆうと貫禄あります。

         叱られて目をつぶる猫 春隣  万太郎

切っても切っても…

2012-02-21 22:10:46 | ちょっと立ち話
スペインのバルセロナからやってきた飴屋さん、PAPABUBBLE(パパブブレ)

        
        先月に買ったシルクのような飴がとっても美味しかったので、お土産に
        しようと出かけたところ…
      
        店内で飴ができるまでの工程が見られるようになっています。わ、元は
        こんなに大きいンだ


中身は文字のようです。

        
        先端を掴んで持ち上げ、首のように伸ばしていきます。


横に倒してどんどん引っ張って…、

        
        細くしたものを隣の台で受け取って細さを整え、適当な長さにはさみでチョキン。
        その隣のお兄さんがころころ転がして細さを均一にするようです。


ガラス棒のような飴をヘラのような包丁でトントンと切り落としていきます。
出来上がった飴をサッと出して試食させてくれます。ふふ、あったかい

        
        ええ~っと、目的のシルクのような飴はバレンタイン用の期間限定飴だったそうで、
        もう手に入りません
        代わりにホワイトデー用の飴が出ていましたので、一応お買い上げ。いろんな
        顔が楽しい。けど、お味はあの飴が最高です。
        シルクのような飴はこちら

春信

2012-02-20 22:47:02 | 季節のことば
まだかまだかと皆、気にしています。やっと…

              
              実家のお隣の白梅、真っ先に咲いてほっこりさせてくれて
              いたのに。やっと一輪、二輪、咲いているのを見つけました。

              
              我が家のベランダはとっくに春なのに…。

              
              先日の見切りパンジー、盛り返していますよ。

              春はまだ? 梅はまだかいな~?