京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

コスモス揺れて

2005-10-28 21:24:38 | 季節のことば
肌に寒さを覚えるこの頃、秋を実感。秋といえば秋桜。秋の桜と書いてコスモスと読ませるなんて、コスモスがいかに日本人に愛されているかがわかる。コスモスは江戸末期に日本に渡ってきた。原産はメキシコ。日本人の好みに合って、また、こぼれ種で毎年咲く強さから、たちまち全国に普及した。ゆらゆら風に揺れるピンクの可愛い花は、秋の高い青空によく似合う。楚々としていながら明るく強い。性格のいい女の子みたい。
立川の昭和記念公園にそんなコスモスたちに会いに行ってきた。朝日新聞に記事が載ったのはだいぶ前、ぐずぐずしていたら、もう花が終わって刈り取られていた畑もあった。
秋も最終章に近づいているんだ!コスモスを揺らす風が心なしか急に冷たくなった。

苺ふたたび

2005-10-18 00:19:27 | 季節のことば
涼しい日が続いて、夏の暑さを早くも忘れてしまっている。
今年の紅葉は遅れていると聞けば、そう言えばいつまでも暑かったなあと思い出す。暑さが人一倍苦手なのに、げんきんなものである。
暑さが続いたおかげで、植木鉢の苺の花が次々と咲き、ふたたび実をつけた。初夏に10個くらいの実がとれたが、今はそれ以上の収穫がありそうだ。さすがに実は少し小いが。
苺の花は春の季語、苺は夏の季語。たけなわの秋にルビーのような苺を楽しんでいる。
森田たまさんの随筆に朝露にぬれた苺の話があったと思うが、読み返して見たいとずーと切望している。勿論本は手にはいらない。幻の名文。