京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

縹(はなだ)色

2013-08-31 23:12:44 | ちょっと立ち話
藍染の手すき和紙製のはがきをいただいたので、IMO-TOにも分けてあげました。

              
              夜空に見立てて、花火を描いて送ってくれました。
              はがきを見た時、ぱっとひらめいたそうです。花火を描こうと。
              「下で花火を見上げてるイヌとネコが可愛いでしょ!」

             
             知り合いのギャラリーのオーナーさんが気に入って、作者から
             取り寄せたのだそうです。
             私はどう使おうかと思っていたけど…やっぱり空かなあ。

        
        縹色というのは藍だけで染めた青色のこと。深き縹、中の縹、次の縹、浅き縹、白き縹と
        紺から薄い水色まで5段階の色合いがあるそうです。
        色見本によると、このはがきの色は、中の縹色かもしれません。
        古代には露草で染めていたので、花田色とも書き、花は露草のことだという説もあります。
        染料にする露草については、古い古いこの記事を、お時間がありましたら。        
        私はハナダという名前が好きです。純粋な藍染にふさわしく情緒が感じられます。
        (でも、縹という字は中国で紺色に使われていた字なのだとか)

        はがきは手染めですから同じ色、同じ風合いはありません。色も写真よりくすみのある
        落ち着いた青です。

             
             東京は今日も35℃。蒸し暑い一日でした。
             サルスベリの向こうに広がる空の色は浅き縹色かな?
                 

HAPPY BIRTHDAY♪

2013-08-30 23:36:02 | パーティ & 集い
8月29日がMUSUKO、30日がOTTOの誕生日です。
8月末に夏休みを取る予定だったMUSUKOが出張で帰ってこられなくなり、主役不在の誕生日会食となりました。
母の誕生日会食もここでした。「日本橋ポンドール・イノ」


OTTOはMUSUKOがいないので、またノンアルコールワイン、OTTOの代わりに私がボルドーの赤ワイン、
母はクランベリージュース。みんな赤ワインみたい。

        
        オードブルは3人とも魚介のサラダ。タコ、イカ、エビ、鰯、真鯛、ツブガイetc.

        
        スープはガスパチョ

        
        パン

        
        メイン1:仔牛のパイ包み←母です。母は外では必ず肉!全部は食べきれないけど。

        
        鹿児島黒豚のソテー・マスタードソース←OTTO

        
        真鯛のポアレ・ハーブソース←私、珍しく魚。ソースが美味しかった!

        
        もう一つのメイン、バースデープレート。MUSUKOはキャンセルになったけれど
        プレートは描いてもらいました。写真をとって送ったところ、食べたかった~と返事。

        
        こちらがOTTO用のプレート。チョコレートとジャムで描く、このプレートサービスの絵が
        いつも素敵で気に入っていますが、益々、バージョンアップしているみたい
        勿体無いと言いつつ、みんなでこそげ取って食べて(と言うより舐めて)しまいました。


デザートはワゴンサービス、好きなケーキを取り分けてくれます。

              
              コーヒー、ぞれぞれカップが違えてあります。
              レイノーの食器も楽しめて、いつも通り満足・満腹の会食でした。
        

無花果ジャム

2013-08-29 21:14:51 | 美味しい♪
店先に無花果が並ぶと、一度はジャムを作らないと…

              
              初めはそのまま食べます。でも一度にいくつもは食べられ
              ないので2度目に買ったらジャムに。いつもの三河産です。

        
        きれいな部分の皮は少し残して、あとは皮を剥き、ころころに切り、30%の砂糖を
        かけてしばらく置いて水分が出てくるまで待ちます。

        
        あとは中弱火でアクを取りながら時々かき混ぜて煮詰めます。固さはお好みだけど、
        私は半分量くらいになったらOK。レモン汁を大匙1くらい振りいれて出来上がり。
        荒熱が取れたら容器へ。

        
        私は果肉を感じるほうが好きなので、あえてあまりなめらかにはしません。
        まだ温かみのある試食は至福の時間。

              
              我が家はヨーグルトに添えることが一番多いけれど、
              クラッカーにクリームチーズと共に乗せても美味しい。
              ジャムをちょこっとにすればワインのお供にもありです。

おまけ。昨日日本橋三越のパン屋さん・ジョアンで見つけたので。

        
        無花果のペストリー

        
        パイの中に入っていたのはチーズ、パイの上にカスタードクリームを乗せ、
        その上に無花果。凝ってるぅ~!

        無花果の時期は短いのでセッセと食べなくては!
        だいたいイチジクは腸の働きをよくし、解毒作用があり、コレステロールを分解し、
        咳や痰を鎮め、がんも予防するんですって 江戸時代に日本に入ってきた時は
        薬用として栽培されていましたから。
        そもそも、無花果は6000年も前からアラビア半島で栽培されていたそうです。
        無花果が好きでよかった!
              

美しい器

2013-08-28 22:01:47 | ギャラリー
かれこれ20年近いお付き合いになるでしょうか…

             
             揚妻淑子さんの作品を初めて見たのは赤坂のギャラリー。
             優しい桜に被せるように塗られたブルーの色が印象的でした。
             以後毎年作品展に出かけては記念に1枚づつ我が家の食器棚に
             収めてきました。
             その揚妻さんから久しぶりの案内状。

     
            
     案内のカタログの中に揚妻さんの作品は見あたらない。初日には会場にいらっしゃるとの
     ことなので、出かけることにしました。朝は少し気温も低かったので。

     約束をしたわけではないので会えるか心配しましたが、揚妻さんの作品の前でばったり、
     新作を拝見しながらお話も出来ました。

        
        作品の写真は撮れなかったので、昔の作品を。 初期の終りごろ?桜の花が写実的に
        なり、ブルーの色が少し薄くなっています。26cmの大きめのお皿。

        
        最近(でも4年くらい前)の作品展で手に入れた角皿。桜がよりリアルで大人っぽい。
        揚妻さん自身もいろいろチャレンジして作風もすこしづつ変わってきました。
        一人の作家さんを初期の頃から追いかけていると(特に私は桜が好き)作品の成熟して
        いく様子が目に見えておもしろいものです。この頃は桜を描いてないみたい。
        揚妻さんは50歳で芸大に入学しました。受験勉強の家庭教師をしてくれた優秀な
        ご主人を昨年亡くされました。
        「まだ力が出なくて…」
        「あなたは元気になれる源を持っているのだから大丈夫よ。みんな待ってますよ」
        と上から目線ぽく励ましてしまいました。行ってよかった。しかしお昼過ぎの太陽は
        激暑かった。帰り道はヒーヒー~。
                

朝一番の気分は。

2013-08-27 22:08:48 | 季節のことば
朝が爽やかになったので、起きると先ずガラス戸を開ける。

              
              カーテンの合わせ目の位置に朝顔の鉢を置いている。
              カーテンを開けると真っ先に朝顔が目に入るように。
              毎日、3輪か4輪の花が咲いている。今日は何色かな、と
              寝起きの楽しみである。

        
        淡いピンク、時々濃いピンクの絞りが入る。静かな色合いに気分が落ち着く。

              
              瑠璃色と呼んでもいい鮮やかなブルー。今まで、どんなに
              暑い朝でもこの色を見るとしゃっきりと目が覚める思いだった。

        
        海老茶色というのか…、買った時には咲いていなかったこの色の花が、あくる朝出現して、
        団十郎ではないかとちょっとうれしくなったこの朝顔は、今朝は咲いていませんでした。
        この色は上品で高貴な気分にさせてくれる。

              
              何色と言えばいいのか、鮮やかな紅色。華やかで、うきうき
              してきます。

              気温も少しさがって、今日一日いい日に出来るでしょうか?
              そして明日は何色が咲いてくれるのかな?        

秋は雲から

2013-08-26 21:53:38 | 季節のことば
昨日は午前中、小雨が降って気温29度。23日ぶりに30℃を割りました。
今朝、カーテンを開けると、青空、その割には風は爽やかで、いよいよ秋かとホッと一息。

        
        見上げた青空には見慣れぬ雲が。モクモクと積み重なっていた雲が砕けたように
        散らばっている。

        
        真綿を引っ張ったような筋雲や小さく丸めたような雲はうろこ雲、それとも
        ひつじ雲? どれも確かな秋の雲。

        
        雲のはしごみたい。屋根からタラップを上って雲の絨毯へ。青い空に浮かぶ雲は
        イマジネーションの種、とりとめのない想像でなんだか楽しくなった。
          
          おうい 雲よ
          ゆうゆうと
          馬鹿にのんきそうじゃないか
          どこまでゆくんだ
          ずっといわきだいらの方までゆくんか
                            山村暮鳥 「雲」

足元の塀がわりのプランターに色とりどりの百日草。

        
        初夏から晩秋まで長い間、花を咲かせるので、百日草の名が付いた。まわりの花びらは
        舌状花、中心部は筒状花、そしてその筒状花の花冠が5裂し、黄色い花に見える。
        この花冠がなんとも可愛くて好き。

              
              この頃はジニアの名で流通しているが、かつて、田舎道で
              ほこりをかぶって咲き続けていた百日草とはイメージが
              異なって、花の色も種類も増えておしゃれな花になった。

        
        百日草(ジニア):キク科メキシコ原産
        ジニアの名はドイツの植物学者Zinnさんに因むそうです。

ちなみに、いわし雲もひつじ雲もいつの間にか大きくなって、青い空を覆い隠してしまいました。
今日の気温は30℃。燃えるような暑さに比べれば過ごしやすい一日でした。
                

うつわやさん

2013-08-25 22:57:23 | ギャラリー
セールの案内状が…

              
              うつわやさんのお店に並ぶ器を思い浮かべていたら、
              やっぱり行きたくなりました。

        
        お花好きのうつわやさんのためにいつも小さな花束をお土産に持っていきます。
        花あしらいがとても素敵なので、一輪づつ活けられるようにセレクトしていきます。

              
              今頃はお花の種類が少ないのでう~ん、ちょっと迷って
              ピンクカラー、百日草、そしてセアノサス・マリーサイモン。              
              別名カリフォルニアライラックというのだそうです。初めて
              見た花でした。

        
        本日購入してしまったのは蕎麦猪口と角皿。蕎麦猪口は吉田明作、小鉢にも使えるかなと。
        どちらかと言えば何の変哲もない角皿を見た時、赤いパプリカのマリネを入れたらいいな、
        とインスピレーションが湧いて。角皿は臼田けい子作。
        選んだのは2つともセール対象外、何のために行ったんだ…

        
        とりあえずミニトマト。

        気に入った器を手に入れることはわくわく、楽しい気分だけど、収納する場所が満杯。
        背の高い器は買わないようにしているのだけれど…
            

向日葵の丘

2013-08-24 21:23:21 | 季節のことば
杉並区の井草森(いぐさのもり)公園の向日葵がまだまだ見ごろ。

              
              杉並区で一番大きな区立の公園、環八、新早稲田通りの
              交差する地、緑一杯の憩の広場。我が家からは車で15分位。

        
        向日葵は公園の一角、花の丘に咲いています。こんなに向日葵の花がたくさん
        見られるなんて、まさに都会のオアシスです。

        
        交流都市である北海道名寄市から贈られた向日葵の種だそうです。        
              
              丈はそんなに高くなく、顔を見合わせる位の位置に花が
              あって、おしゃべりができそうです。

        
        ビッグスマイル、グッドスマイル、夏りん蔵(なつりんぞう)、ロシアヒマワリの
        4種類で、約4000本が植えられています。 

              
              4種類の向日葵は開花時期が少しづつ異なるので、次々と
              花が咲いて長い間楽しめます。

        
        この背の高いのはロシアヒマワリだそうです。

        
        一面の向日葵を見ると、ソフィアローレンの「ひまわり」を思い出して、その明るさゆえに
        ちょっと切なくなります。

        今日は気温は高かったけれど、肌を刺すような陽射しがなく、それだけでもラクでした。
        大きな明るい夏の花、向日葵ともそろそろお別れでしょうか。                                 

パイン+アップル

2013-08-23 22:20:40 | 美味しい♪
パイナップルのジャムなんて珍しいな、と思って…

              
              高級食料品店であった「成城石井」の芦花公園店で見つけた。
              (石井は経営が変わってやたら店舗が増えて←いかがなものか。
               以前のようにステイタスではなくなった。その割には値段の
               高いものしか置いてないけれど←ちょっと不満)

        
        パイナップルのジャムなんてあまり見かけないなと思い、ジャム好きとしては見過ごせない。

              
              パイナップルを煮込むとこういう感じになるのかぁ…
              個性的な味ではないけれど、美味しい。

この頃ニュージーランドのアップルをよく見かけます。以前ジャズという銘柄を食べて見たら
美味しかったので、ニュージーランド産、迷わず買っています。

              
              今日、石井で見かけたのは「エンヴィー」ですって。
              
        
        果肉はシャキシャキ…カチッとした歯ごたえ。ン、何の香りだろう?ハーブのような
        独特の香りがする。糖度は12度とも14度とも言われているけれど、酸味もあって、
        リンゴらしい味といえるのかな。
        旬は8月までらしいので、せっせと食べておこう。

小さな主張

2013-08-22 21:56:38 | 季節のことば
あまりかえりみられない花だけど…

        
        ハゼランがいつの間にか小さな花を咲かせている。しかもイソトマの鉢に芽をだして
        居候を決め込んでいる。

        
        よくよくみると可愛い花なので、黙認しているけれど。道端などでは雑草のごとく
        はびこっているのを見かける。
        ハゼラン:スベリヒユ科熱帯アメリカ原産
        日本には明治時代に渡来したらしいが、こんなにあちこちで見かけるようになったのは
        そんなに昔のことではない。昼過ぎから夕方までの短時間しか開花していない。
        三時草、花火草とも呼ばれる。英名はコーラルフラワー、イギリス人にはサンゴに
        見えるらしい。

              
              ヨウシュヤマゴボウも繁殖力の強い植物。場所を選ばず、
              木のように育っている。青い実が出来かかっているときは
              可愛いんだけど、赤黒く熟すとなんとも毒々しい。

        
        小さな白い花はもっと可愛いんだけど…
        ヨウシュヤマゴボウ:ヤマゴボウ科北アメリカ原産

        
        名前で損をしている花・ヘクソカズラ。いくら匂いが臭いにしても可哀相な名を
        貰ったものです。花は可愛いのに。その形からヤイトバナ、サオトメバナの別名も
        あります。
        ヘクソカズラ:アカネ科日本原産