京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

「兼好さんの遺言」

2011-03-31 21:35:33 | ちょっと立ち話
お薦めの一冊、清川妙先生の新刊です。

      

      兼好さんとは「徒然草」の作者・吉田兼好のこと。
      清川先生は、少女の日に「徒然草」を初めて読んで以来、90歳の
      今日まで折々に励まされ、勇気付けられ、教えられてきたといいます。

      大震災に日本中が打ちのめされている今、兼好さんの死生観、人生観は
      600年の時を経て現代の私達の心にも深く強く沁み込んでいきます。
            
      生きるために一番大事なものは言うに及ばず「命」、そしてその
      与えられた「命」を生きる気力に必要なものの中にこうした先人達の
      言葉があるのではないでしょうか。
      兼好さんの言葉をつぶさに読み取って、私たちに伝えてくれる清川先生
      の生き方もまた私達の生き方の参考書です。 

      「人、死を憎まば、生(しょう)を愛すべし。
       存命(ぞんめい)の喜び、日々に楽しまざらんや」

      憎むはただ嫌うと言う意味だけではなく、避けられない死を覚悟すべき
      という意味に受け取りたいといいます。そう思うと、今、生かされて
      いる命を楽しまないでおられようか、充実させなければならぬ、と自問
      自答している言葉なのだといいます。

      ああ、私も日々、一瞬一瞬も無駄にしてはならない、したくないと思う。
      楽しまなくてはいけないよという兼好さんの言葉にきっと生きる勇気を
      もらえることでしょう。     

停電に備えて!?

2011-03-29 21:18:45 | ちょっと立ち話
計画停電に備えて、家事の段取りを考えなくてはなりません。
洗濯機が使用中に止まったらちょっと困りますねえ。濯ぎの途中で故障によりパタッと
止まった経験がありますから。
やっぱり調理が一番困ります。
仕事を持つお母さんなどに出来合いのオカズやファーストフードが売れているそうです。
餃子やコロッケなど。暗くても食べられますからね。

で、便乗して本日ちょっと遠いスーパーまで買い物に出たついでに外食ランチしてしまいました。

        
        よく行くイタリアンレストラン。必ず注文する欲望のサラダ。
        このドレッシングが抜群で気に入っています。
        考えればサラダなら火を使わず、灯りの無いところでも食べられますね。
        でも主食にはならないし…

        
        かつてこのお鍋でパスタを茹でていたのでしょうね。
        今はトイレの洗面台です。外鍋の底に穴を開けて配水管とつなぎ、
        本来湯を切る内鍋が水はねを防止してくれる、イタリアンレストラン
        ならではのパスタ鍋を再利用するグッドアイデアです
        
        なんだかおかしくて思わずクスッ、気分もちょっぴりほっとしました。

桜咲く

2011-03-28 22:43:14 | 季節のことば

東京では、靖国神社の標準木に5~6輪の花が咲いているのが認められ、開花宣言となりました。
昨年より6日遅れの開花、来週初めが見ごろとか。
今年は花見の計画も自粛、近場の桜に会いに行こうかと思っています。

        
        ご近所の庭では緋寒桜(寒緋桜)がべに色の花をいち早く咲かせています。
        華やかな色を恥じるかのごとく、俯いてひっそり咲いています。
        かわいい花の姿を見ると。今年も桜に会えた喜びを感じます。
        私は一年、無事に過ごしてまた桜に会えました…桜は特別の花、そんな
        気がします。毎年違う感慨を感じます。特に今年は。
        と同時に何か新しいことの始まりを予感するのです。桜には気持ちを
        リセットさせる力があるのかもしれません。

         さくら花いのち一ぱいに咲くからに 
                        生命をかけてわが眺めたり  岡本かの子

        津波に流された里に、桜に癒される春がめぐってきますように。そして希望満ちた
        明日からが始まりますように。
        

安納芋

2011-03-27 21:59:22 | 美味しい♪
生まれは種子島。

       
       紫芋と共に種子島を代表するさつま芋。水分が多く、焼くとまるでクリームの
       ようにねっとりしています。生でも糖度が16度もあり上手に焼くと40度
       にもなるそうです。その割にはカロリーが低いので人気急上昇のお芋。
       私は紅あずまのほくほくした焼き芋も嫌いじゃありません。時々胸につっか       
       える時があるけど

       安納芋を初めて食べたのは2年前、晩秋の京都で和ランチの中にありました。
       煮てあったようですが、甘くて食べたことが無い美味しさ。コレはなんですか?
       の質問に種子島のアンノウイモというお芋です。と教えてくれました。

       昨年暮れに渋谷のデパ地下でこの安納芋の焼き芋を見つけました。
       以来、時々買ってきて楽しんでいます。

       仲良しの大先輩と買いだめはしない、という会話中に、
       「私が小さい頃は(戦争中です)食べるものがなかったんだから。
        さつま芋が主食だった日もあったのよ。私はさつま芋一個あれば
        3日、食いつなげられるわよ
       逞しいお言葉、私だって、3日分位は充分身にに蓄えてございますわよ
       
       そんなおしゃべりに安納芋を思い出したというわけです。             

今、私にできること。

2011-03-26 21:26:04 | ちょっと立ち話
何かしたい、そういう気持が大事。

  「知恵がある奴は知恵を出そう!
   力のある奴は力を出そう!
   金のある奴は金を出そう!
   自分は何も出せないよ、っていう奴は元気を出せ!」

松山千春さんがラジオで語った震災に関するメッセージだそうです。
昼間その言葉を違うラジオで聞いて、千春さんの語り口調が浮かんできました。
千春さんらしいなあ、と感じます。

        

この頃、ちょっとナーバスになり過ぎかな、って思っています。
この時期に…と言うのが行動の基準になってしまっているような気がします。
自分のできる事をやりましょう。日本が一つのチームなんです。とサッカー選手たちも言ってます。
私、元気出します

風評

2011-03-25 23:24:46 | ちょっと立ち話
今日、水を売りに来た!

 「ピンポ~ン」チャイムの音にインターホンを取ると、「水について伺いたいのですが…」
 から始まり、どうやら水を訪問販売しているらしい。水は用意してあるからいらないと断ったが、
 あとで思った。この時期になんで売るほど水を持っているの?と聞けばよかったと。

 我が家の水は放射能が測定された浄水場とは遠いし、「東京の水」として売り出しているほど
 東京の水はいい水だと盛んにPRしていたくらいだから、慌てて水を買いだめする必要はないと思う。
 赤ちゃんのいる家庭や妊婦さんは許されるけれど、そういう人たちが手に入らないと嘆いていた。

 東京では店から今、水も消えた。


 風評:世間であれこれとりざたすること。また、そのとりざた。評判。うわさ。(日本国語大辞典)

 万葉集の時代には「人のなかごと」として、恋人同士が一番怖れたのが、この「うわさ」であった。

        
 1200年前の人たちと変わらない人間の行動、こんなに文明が進んだ現代、風評に惑わされるのはやめたい。
 みんながするからではなく、自分でちゃんと確かめて、判断して、行動に移したい。

        


きのう感激したこと

2011-03-24 22:22:06 | ちょっと立ち話
  春の選抜高校野球が始まりました。
 宮城の東北高校に対戦相手の岐阜の大垣日大高校からボールが送られたり
  場内一周の入場行進を取りやめたり、例年とは異なる開会式となりましたが、
  創志学園高校の主将・野山慎介選手の選手宣誓に感動しました。

   宣誓 
     私たちは16年前、阪神・淡路大震災の年に生まれました。
   今、東日本大震災で多くの尊い命が奪われ、私の心は悲しみでいっぱいです。
    被災地では全ての方々が一丸となり、仲間とともに頑張っておられます。
    人は仲間に支えられることで大きな困難を乗り越えることができると信じています。
    私たちに今できること。それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。
    「がんばろう!日本」。生かされている命に感謝し、全身全霊で、正々堂々と
    プレーすることを誓います。

 この子たちがが阪神・淡路大震災の年に生まれたと聞いてそれもびっくり。
あの大震災を知らない世代が高校野球の試合をする時になったのかと。
そして、あの宣誓を文字にすると意外な短さにも少々驚かされた。
野山君のゆっくり、はっきり、堂々ととした話方によるものなのでしょうね。

枕草子に登場する、「くらからずさわやかに」願い事を奏上してくれる法師や禰宜の
声を聞くと、心がせいせいとして満足するという話を想ったことでした。
蛇足ながら創志学園高校はあと一歩というところでしたが、負けてしまいました。

        
        
        TVに映る被災地の子供達誰も落ち込んでいません。心には不安をいっぱい
        抱えているのでしょうに。
        子供達に明るい未来が訪れますように。

        
        風邪ひきました。節電しすぎ?
        被災地の避難所は寒いんだろうなあ
        頑張れ風邪なんかに負けるな←私も

おにぎり

2011-03-23 21:25:59 | ちょっと立ち話
「おにぎり」ってすごい!

        
        考えたこと無かったけど、おにぎりは中の具でいろんな味が楽しめるし、
        お皿や箸が無くても、どんな所でも、そして大人も子供も食べられるし、
        美味しいしボリュームもあるし、最高の料理
        外国にはおむすびのような美味しい簡便食があるのだろうか?
        
        ローソンが震災で関西の工場をフル稼働しておむすびを作り、小牧基地から
        自衛隊機で40000個のおにぎりを災害対策本部にいち早く届けたと言う。
        自衛隊も大きな大きな飯ごうで先ず、おむすびの炊き出しをしていましたっけ。
        美味しかったでしょうねぇ。
        梅干の入った大きなおにぎりと沢庵が2~3枚入った携帯食、竹の皮に包んで
        ある、あれは日本人の究極のノスタルジーじゃないかなァ。

        久しぶりに昼間ぶらっと一駅ウオーク買い物に行って、スーパーでおむすびを
        買ってみた。おむすびを買うということは余りないので、開け方を知らず、
        端からビリッと破って、指先にご飯粒がくっ付いてしまった。指示通りに
        正しく開けると、パリパリの海苔がスムースにご飯を包むというスグレ包装も
        あるそうだ。おにぎりも進化してるんだ
 
        
        ご近所の大きな辛夷の木に三角錐の蕾が今にも開きそう…。
        被災地にも早く春の女神が訪れますように。
       

節電ポスター

2011-03-22 17:32:14 | ちょっと立ち話
ツイッターの呼びかけで節電ポスターが生まれました。

         
         日本中のデザイナー達が節電を呼びかけるポスター作りに
         参加。気持ちのこもった呼びかけがたくさん集まっています。

      
      そうなんですよね、私が消した一つの電気が困っている人のもとに
      届くと思うと、一枚目のポスターの通り、確かに役にたつんですよね。

         
         節電をして、まず初めに、私達の生活はなんと電気の恩恵を蒙って
         いたのかと思ったので、このポスターをプリントアウトしてわが心を
         奮い立たせるために壁に貼りました。
         届けっ!! が気合が籠っていていいね

         
          このサイト内のコンテンツはデザイナーたちの粋な計らい
           により全てパブリックドメインとなっており、誰でも自由に配布、
           編集することができる。許可を取る必要は無い。安心してご利用
           いただきたい……という断り書きがちゃんとあります。
           印刷して街中に貼り出して欲しいということです。
         
          ポスターはまだまだ応募できます→こちら        

         

花になる

2011-03-21 21:40:20 | ちょっと立ち話
ムスカリの蕾がやっと…

        
        昨年の夏の猛暑続きのさなか、超多忙なハプニングが起こり、
        水さえ遣れない、例年に増してのほったらかし状態でした。

        
        今頃はいつも青紫のベルの花が並んでいたのに、今年は花芽が出てこない。
        とうとう、枯らしてしまったか とがっかりしていたところ…

        
        いつの間にか土筆のようなかわいい頭が見え始めました。
        日に日に背がのびて、やがて白いフリルをつけた紫の花が開くでしょう。
        植物の生命力ってすごいです。熱射のカラカラの土の中でじっと耐え、
        春の訪れを感じて土の上に出てきたのです。
        どんな土のところにも植物は芽を出します。今は瓦礫に覆われた被災地にも
        きっと、草が芽を出し、やがて花を咲かせる時がきます。被災者の方達も
        また大地にしっかり根を張って欲しいと願っています。