歳の瀬

普段なら東京まで買いに来るのに、今年は東京には行けないからと、買い物を頼まれました。

私たちは車で行きますからリスクは少ないし…と頼まれたものを買い集めました。日本橋の

高島屋に車を入れ、先ず第一の買い物。次に歩いても行けるコレド室町まで車に乗って駐車場に。

次はコレドの裏通りにある京都本店の和菓子屋さんへ。ここは裏通りでもあり、歩きました。

次は三越へ、どこも混んでいて駐車場は並びました。三越のフォートナム＆メイソンでランチ。

　　　　　　　　

　　　　　　　　ローストビーフランチ。勿論アッシーさんチョイス。

　　　　　　　　

　　　　　　　　私、サンドイッチ。パンが薄くて柔らかい、マヨネーズが美味しい。

　　　　　　　　時々食べたくなります。

日本橋、銀座、新宿、一挙に巡って買い物を済ませましたが、どこも外出自粛要請中とは

とても思えないくらいの人出でした。もっともほとんどは食品売り場がメイン目的のようでしたが。

歳の瀬に、正月の準備で人々が走り回ってせわしなく動き回り、夜中まで人々の声が

響き渡っているのが、明け方になるとピタっとやんで、正月の朝が静かに明けてゆく様は

風情があってよい、と徒然草に書かれています。

お正月の準備に人々がせわしなく働き、買い出しをする様子は、ああ、お正月が来るんだな

と実感させられて、買い出しの混雑の雰囲気は、私も嫌いではないのですが…。

今年はそんな悠長なことは行っていられません。不要と不急を決めるのはむずかしい。

とにかく帰宅したら、OTTOも私もどっと疲れました。コロナを気にしながらの外出、買い物は

３倍くらい疲れます。美味しいものを食べていても、食べ終わったらすぐマスクをして、早々に

店を出ます。観光旅行をしたみたいに走り回ったねと二人で笑いました。

真冬のハイビスカス

母の家で３年前から自由に育っているハイビスカス。夏にも咲きます。

涼しくなってからは家の中に置いていますが、今になっても毎日のように

花を咲かせています。

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　蕾が次々膨らんでいます。時知らずのハイビスカス、

　　　　　　　　　　　　　頑張っています。季節を選ばず咲きたい時に咲いている

　　　　　　　　　　　　　感じがします。その身体能力 が羨ましい！

クリスマスにりんごのタルト

京都のペチカさんにりんごのタルトを注文していました。クリスマスに届くようにと。

　　　　　　　　

　　　　　　　　イブにちゃんと届きましたよ。大好きなリンゴのケーキ、ペチカさんには

　　　　　　　　毎年お願いするので、心得ていて私好みに焼いてくれます。

　　　　　　　　

　　　　　　　　りんごのキャラメリゼ具合、焼き色も最高！りんごも毎年こだわって

　　　　　　　　選んでいるそうです。

　　　　　　　　

　　　　　　　　けっこう厚切りのリンゴがいっぱい。クリスマスだろうが、お正月だろうが、

　　　　　　　　冬はりんごの季節です。しあわせなクリスマスケーキでした。

柚子湯

コロナの感染者の数を毎日テレビで見ながら消極的な日々を過ごしているうちに、

１２月も半分以上過ぎて、気が付けば「冬至」

友人が庭に生った柚子を分けてくれました。小ぶりだけれどきれいな実。

今夜は湯船に柚子を浮かべて、ゆっくり温まろう！

　　　　　　　　

　　　　　　　　「幸福」

　　　　　　　　氷雨の後の空に、

　　　　　　　　涙のごわれた眼のように、

　　　　　　　　光り澄む星たち。

　　　　　　　　わたしは鉄砲風呂にひたりながら、

　　　　　　　　湯の中へ、かじかんだ指を

　　　　　　　　花のように開く。

　　　　　　　　ああ、こんな幸福も

　　　　　　　　あったのか。

　　　　　　　　わたしが虫ならば、

　　　　　　　　こんなときだ、

　　　　　　　　ころころと唱(うた)いだすのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　新美南吉

 

　　　　　　　　あしたからは昼の時間が長くなり始めるんだよ、

　　　　　　　　気づかないほどの時間だけれど、

　　　　　　　　でもささやかな希望の時間。