京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

ハロウィン

2007-10-31 22:05:59 | 季節のことば
10月31日はハロウィン。
もともとはケルト人の風習で、収穫を祝うととともに、日本のお盆のように
亡くなった人を偲ぶ行事でもあるそうです。

        
        黒とオレンジ色がハロウィンのシンボルカラー。
        魔女やお化けや黒猫も定番のキャラクター。

        「TRICK OR TREAT 
        なんか頂戴!さもないといたずらするよと言いながら
        子供達は近所の家を回って、お菓子を貰って歩くのです。

        
        ハロウィンバージョンのお菓子がいっぱい並んでいて
        つい乗せられて買ってしまいました。
        中にチョコレートが入っています。

        ジャック オ ランタンと呼ばれる南瓜をくりぬいて
        顔を彫った提灯。
        もともとは蕪で作ったとか。イギリスとアイルランド
        では今でも蕪を使っている。アメリカでは、移民当初
        から加工しやすい南瓜を使ったのが今は主流に。

        
        南瓜のチーズケーキを作りましたよ~
        怖くない南瓜王子顔

        
        あまり甘くしていません。結構こってりしているので。
        美味しかった

        
        何かをするわけではないけれど、気分は
        “HAPPY HALLOWEEN”
        イべント好きにははずせない行事です。
        

秩父の秋

2007-10-30 22:19:18 | 小さな旅
秩父に出かけました。
山の木々は黄色やオレンジ色に色づき始め、稲刈りの済んだ田んぼの
あぜではススキの穂がホワホワほけて、確かな秋を感じてきました。
  
        
        くさぎが藍色の実を結んでいました。


赤紫の花びらのように見えるのはガク。
薄ピンクの花がしぼむとガクが星型に開いて赤くなっていきます。

        
        クサギは葉をもむと臭いので付けられた名で、
        その名ゆえ嫌われがちですが、花は甘い香りがします。
        染料としても使われます。

        クサギの赤紫と黒青の実が山道を覆っていました。
        花の時期なら甘い香りに包まれることでしょう。



秩父はそばの名所、昼食は勿論そばです。
(なんちゃって、ほんとは日本家屋のフレンチレストランでランチ
のはずだったのですが、予約を入れた段階で本日貸切でアウト
だったのですがっくり、ショボンです)

 
そば定食だって美味しかったもんネ

 
そば粉で作ったケーキのデザートつき。
チーズケーキと森の木の実のケーキ。ちょっと重たいスポンジでした。

        
        コスモス揺れて、山里の秋はやっぱりいいですね。
       

ちっちゃ~い!

2007-10-29 22:30:54 | 季節のことば
友人が庭で育てている藍の花をいただきました

        
        藍の花はタデ科ですから、あかまんまに
        そっくりです。


初めてお目にかかりました。
つぼみがつく前はこの葉っぱをするだけでも
色はつくそうです。

        
        今にも開きそうなつぼみ…
        カメラではなかなか映し出せない


花びらの先がピンクで十字の可愛い花だそうです。
種が出来たら貰う約束をしました。花を咲かせてみたいと思って


そしてもう一つ、ちっちゃい花と実を見つけました。

        
        ナガエコミカンソウです。


生垣の脇から何株か枝を広げているのに気づきました。
よくよく見てみると花と実がついています。

        
        ナガエコミカンソウという名を調べだすのに四苦八苦
       
        トウダイグサ科アフリカ東部原産だそうです。
        コミカンソウは枝にさく果がくっついていますが、
        ナガエの方は枝からさく果がぶら下がっているから。
        ナガエは長柄です。

        小さい小さい花と実。植物の命の営みってすごいな
       

ベルト・モリゾ

2007-10-28 22:21:17 | ギャラリー
ー美しき女性印象派画家ー
 ベルト・モリゾ展

モリゾのみの作品展は本邦初です。

    
    今年初めに東京都美術館で開かれた
    オルセー美術館展のポスターで
    ベルト・モリゾの名と絵を知ってから
    モリゾの絵を見たいと思っていました。

                
        その時の絵はこれ。「菫のブーケをつけたベルト・モリゾ」
        師であるマネがモリゾをモデルにして描いた作品。
        モリゾってきれいな人だったんだなあという印象。

 
「夢見るジュリー」               「桜(さくらんぼ)の木]
ジュリーはモリゾの一人娘。モリゾは師・マネの実弟ウージェーヌ・マネと
結婚しました。ジュリーの姿をたくさん描いています。これはジュリーが
16歳の時。この翌年、モリゾは54歳で亡くなりました。
「桜の木」はルノアールやモネの絵を思い出させます。

「今までにない独自の展覧会を開く」というスローガンのもとに
それまでのサロン主義に対抗して、ルノアール、モネ、シスレー、ドガなどが、
集結しました。モリゾもそこに参加し、1874年第一回印象派展に出品。
ジュリーを出産した年の一回だけを除き、全回出品を続けたのです。
モネやルノアールとの交流を通してお互いに影響し合っていたことは
想像にかたくありません。

      
      「ブローニュの森の湖にて」
      モリゾの姉のエドマもモリゾと一緒に絵を学び結婚
      するまで画家として活躍していました。
      エドガの二人の娘、ブランシュとジャンヌを、また
      庭や散歩道や、日常的な風景を描いています。

      上流階級の女性が教養として絵を習うことは認められ
      ていても、職業として画家になることは許されない
      時代に、印象派画家として確かな足跡を残していた
      ベルト・モリゾ。穏やかで、しかも強いタッチの
      作品に出会えました。
      
      個人所蔵の作品が多いので容易には次というわけには
      いかないようですから、興味のある方はお見逃しなく
        

愛の贈り物

2007-10-27 23:14:01 | ちょっと立ち話
台風の中、朝倉まみさんのコンサートに行ってきました。

        
        朝倉まみさんは1987年にシャンソンコンクールで
        グランプリを受賞し、シャンソン歌手としてデビュー
        しました。
        今年ちょうど20年目、記念のコンサートでした。


朝倉さんのコンサートは何度か出かけています。
手話で歌うシャンソンがとても美しく優しくて
癒されるひと時です。
会場には花・花・花錚々たる人たちから
すごいお花の数が届いていました。
帰りにお客様にお持ち帰りいただけるように小分けして
包んでありました。
(右から2番目・安倍晋三さんからも大きな花が

        
        たくさんいい歌を歌っていらっしゃるのですが
        私は「愛の贈り物」という歌が大好きです。
        初めて聞いた時から何度聞いても涙が出ます

       私が台所で夕飯の支度をしていると
        息子が入ってきました。
        彼は私になぐり書きした紙切れを差し出しました。
              ・
        (ちょっと長いので要約します)
        その紙には彼がしたことの値段が書かれてありました。
        お使いに行ったこと1フランとかベランダの花に
        水をやったこと25サンチュウムなどなど。
        
        私(お母さん)はいろんなことを思い出しました。
        そしてその紙の裏に、10ヶ月の我慢と12時間の
        苦しみ プレゼント! 病気の時朝まであなたの
        そばに居てあげたこと プレゼント!あれ、これ…
        大好きだからママはすべてプレゼント! と書いた
        のです。
        読み終わった息子の目は涙でいっぱいでした。
        「ママ、僕だって大好きだ」と言ってさっきの紙に
        大きな大きな字で「プレゼント」とかいたのです。
  
        大好きだから愛しているから それはプレゼント
        愛の贈り物

       その時私は反省しました。こんなにしてやって
        いるのにと思ったことはなかったかってネ
        やさしいママの声で朝倉さんが歌うように語ると
        きょうもやっぱりウルウル。もっとも我が息子も
        親から愛の贈り物をもらえる歳ではなくなりましたが
              

ひょうたんころん

2007-10-26 22:10:19 | ちょっと立ち話
近所の空き地に瓢箪の蔓がぐんぐん伸びていました。
鉄線の柵に絡まって白い花を次々咲かせ、小さな実に
なってプラプラといっぱいぶら下がっていたのです。

        
        まだまだ花も咲き続けていました


花が終わる頃花の基部が膨らんでくる。どうして
真ん中がくびれるのでしょうね(まるで串団子

        
        だんだん大きくなっていくヒョウタンの実を
        毎日楽しみに眺めていました


柵がしっかりと廻らされた空き地は草ぼうぼう。
犬ホウズキ、ヨウシュヤマゴボウ、オオタデ、オシロイバナ、
カヤツリクサ、エノコログサ…雑草の宝箱でした。
柵一面にヒョウタンがぶらぶらぶら下がる光景を思い描いていたのに

        
        今日通りかかったら、空き地の草はすっかり
        刈り取られてトラックの荷台に草が山積みに。
        見ると土の見える空き地の真ん中に大小の
        ヒョウタンがコロンコロン



思わず空き地に入り込み、トラックにシートを
かけていたおじさんに言いました。
「このヒョウタンの写真を撮ってもいいですか?」
「ああ、いいよ。珍しいから孫に持っていって
 やろうと思ってよけといたんだよ。よかったら
 持っていってもいいよ!」
「ほんとお
というわけで、写真を撮って、中くらいの大きさの
ヒョウタンを2個いただいてきました

        
        出掛けだったので、ハンドバックに入れて、
        一日、幸せを持ち歩きました。
    
        しばらくは玄関の棚のオブジェになるでしょう    


いけばな芸術

2007-10-25 22:56:38 | ギャラリー
日本いけばな芸術展
 日本の伝統文化であるいけばな芸術の普及と向上を
 はかって設立された日本いけばな芸術協会。
 40周年だそうです。

 日本橋高島屋8F。ものすごい人出でした。

        
        友人の作品はフウセントウワタとグロリオーサ


いけばなは全国で365も流派があるんですって。
今回は1000の花、1000の心をテーマに
228流派、1106名の会員が花の芸術作品を出品。

        
        今年、フウセントウワタの花を初めて見てから
        フウセントウワタに注目していたところでした。
        グロリオーサの赤・橙色・黄、フウセンの若緑と
        紫陽花の葉の緑がマッチして若々しい華やかさ
        のあるステキな作品でしたよ


我が家の花瓶に挿しておいたフウセントウワタのフウセンがはじけて
種が飛び出しました。この種を見たかった

        
        純白の絹糸のフサをつけた種はキラキラきれい
        ホントは部屋中ふわふわ種が飛んでちょっとマイッタ

        こうやってフウセンの部屋から広い世界に飛び立って
        新しい住処を見つけにゆくのですね。

        Mさん、このフウセントウワタどうするのかなあ
        

鷲の巣村

2007-10-24 22:44:46 | 
知らなかった地名。
今回一番感動したところでした。


サラセン人の攻撃を防ぐため、鷲の巣のように、山のてっぺんに作られた集落。
コート・ダ・ジュールの小高い山間部には100以上の鷲の巣村があるそうです。

        
        モナコに近いエズの村。
        向こうの山の上にも集落が見えます。

 
村の入口にある地図。こんなふうになってます。入り組んだ細い道と階段。
路地には可愛い店やカフェが並んでいます。

        
        二番目に訪れた鷲の巣村「ヴァンス」

 
村のシンボル・マティスが建てた教会。色とりどりのろうそくの火が揺れていました。

        
        次の村は「オー・ド・カーニュ」

  
 小さな静かな村。村のテッペンにある博物館が休館日のせいかも。
 お店のドアの前で猫がのんびりお留守番。このお店、不動産屋さんだあ

        
        最後に訪ねた村は「サン・ポール・ド・ヴァンス」
        ニースに近いせいか人気の村です。

        
        どこの村でも坂道・細道・路地の道。
        中世の町に迷い込んだような古い石畳の道が
        迷路のように入り組んでいます。
         
  
 まっすぐな道は少なくて、先に何があるのかなあ、
 なんて楽しんだり、角を曲がってサプライズなんていうことも

  
看板もおしゃれで個性的。どんなお店?ついのぞき込んでしまいます。

   
                 ドアもドアノブもカッコいい 

        
        通る人をいちいち見上げてご挨拶。
        わんちゃんも可愛い
        ほら、道もアートでしょ


鷲の巣村にはスミレの里もあるんですって。
  村をあげてすみれまつりが行われると言うその村に
  今度行ってみたいなあ。

  鷲の巣村に限らず、また訪れたいと思う場所ばかりでした。
  旅の終わりはいつもそう、憧れの世界から未練残して現実に戻ります。
  フレッシュなエネルギーのお土産を抱えて
        

市場と街角の花たち

2007-10-23 23:00:06 | 
マルセイユやニースにはデパートがありましたが
小さな町や村では食料品や日用品、そして花の市が
町の広場で毎日開かれているようです。

        
        エクサ・プロバンスの市。さすがお花屋さんが多い
        花束とフランスパンを抱えているおじさんもたくさん
        見かけましたよ カッコいい


同じ広場で。わ、にんにくがいっぱい
町の人は大きな籠を持って買いにきます。

        
        広場にはカフェも。みんな実によくお茶してる、の~んびりと
        それが絵になっているところがステキ

 
朝顔。日本で言う西洋朝顔ですよね。 オリーブ。大きなオリーブの木                       の並木が随所にありました。

        
        サンポールの小さな町の市での八百屋さん。


こちらは果物屋さん
八百屋さんより地味

        
        パンやさん。これだけの間口の奥で焼いている。
        さすが、パンはどこで食べても美味しかったァ

 
何の実でしょう、ブルーベリーにそっくりだけど。こちらは見たことない

        
        こおんなに可愛い靴見つけました


ケーキ・チョコレート・ジャムなどが並んでいます

        
        お総菜屋さんで。美味しそうなトマトの詰め物見っけ

 
南仏の町にはどこでも夾竹桃が花盛り。丈夫だからでしょうね。
日本と同じように高速道路の街路樹にも植えられていました。

        
        マルセイユの魚市。


マルセイユの骨董市。日曜日だけ骨董市になりますが
ウイークデーは花市だそうです

        
        葡萄のつるが壁に絡まった家。


サンポールの丘の上でコショウの木を見ましたよ。
成っているところを見たのは初めて
右がコショウの花なんですねすごく高い木でした。

市って楽しいね。
買い物籠を下げて市にやってきて、パンとワインとお総菜と花を
買って、テラスで家族や友人たちとゆっくりおしゃべりをしながら
食事をする。憧れるなあ~
       

南仏の料理

2007-10-22 22:46:39 | 
南仏の食事はどれも美味しかった
生野菜がこんなに食べられたのは初めて

ブイヤベースを紹介したついでに、食事のご披露といきましょう

まずはワイン
  

 

              
              ビールも飲みましたよ~
              左はフランスのビール・クロネンボー
              右はおなじみのハイネケン

          
          赤ワインの里として有名なシャトーヌフ・デゥ・パプの
          ワイナリー。4種類くらい試飲しました
          試飲とはいえ、ウィ~
           
次はサラダ
   
野菜いっぱいで、うれしかった。アボカドの海老マヨネーズソース、これオイシイ
           

        
        ニースのランチを食べたレストラン

 
オードブルもボリュームある~

          
          ステキだなーって眺めただけ。
          ここで食べたわけではありません

いよいよメインディッシュ
 

 

 
鶏肉は苦手なので、食べ残しました。勿論しません。
ただし、右下の鶏のフリカッセはソースが美味しかったことと、トマトの
付け合せが凝っていておしゃれだったので、ご紹介

          
          路地の奥のかわいいお店。
          ここも写真だけ

そしてデザート
 

 
デザートも多めで、あっまい

          
          サンポールの村にあるかつてイヴ・モンタンが
          経営していたカフェ。
          前にある広場はフランス生まれの球技・ペタンクの
          競技場です。

              
              勿論カフェに入りましたよ。
              ペタンクを観戦しながら
              カフェオレでブレイクしました。

こうして食べたものを並べてみると、ゲッ
  毎日三食たべていることには変わりがないけれど、レストランで
  三食はいけませんねえ、しかも毎回ランチからワイン
  あしたから絶食だァ

  そうそう、マルセイユでもニースでも、みんなデッカイですぅ
  半端じゃなく 特に中年以上の人は。日本人てちっちゃいなあ
  私って細いじゃないって思ってしまいました。
  あれだけ食べればね。

  見ておわかりのように、果物が少ないんですよね。特にフレッシュな。
  オレンジしか採れないのかな。りんごと洋ナシの木は見ました。
  でも日本のそれのように立派な実ではありませんでしたよ。

  農産物の自給率100%というのは、ないものはナイって
  ことなんでしょうね。
  だって輸入しないんだもの、作ってないものは食べないんだ